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ヒポクラテクスと気象医学[1] 2003年7月 第1号 古代ギリシャのヒポクラテスは、気象医学の祖ともいわれています。

史上最も偉大な医師、医学者の一人とされる古代ギリシャのヒポクラテス(注1)は、 気象医学の祖ともいわれています。彼が病気と気象現象を客観的、 実証的に関連付けて観察した理由は、以下のような考えによるものだと思われます。

ヒポクラテスおよびその一派が書き記したとされる著作の中に、 まず神の意志によって人が病気にかかるという考えを否定している文章があります。

ある種類の病気は神聖病と呼ばれ、神の意図によって引き起こされるものであるとして、 呪術師、祈祷師など一部の人々はこの病気をおはらいしたり、特別な衣食の制限をしたりして治療を試みる。 しかし、このような人為的な方法で治るような病気が果たして神の業であろうか。 人の行為で神のなされた業をくつがえすことなどできる筈はない。

第一、神は人を浄化し聖化しこそすれ、病気などによって汚すような存在ではありえない。 どんな病気でも自然的原因によるものであり、神が引き起こす病気など作り話にすぎない。

また次のような記述もなされています。

これまで、医術について論じる人々の中には、自分勝手な仮定をたてている者が多い。 すなわち熱・冷・乾・湿などを仮定し、それによって人の病気や死を説明しようとする。 しかし仮定というものは、眼に見えず手にふれることができないものを論ずる場合に必要なもので、 これを論じ判断しようとしても、論者自身にとっても聞く人々にとっても、 真偽のほどは判然とはなりえないのである。なぜなら確実さを知るための基準になるものがないからである。

このようにみてきますと、ヒポクラテス学派の態度は、病気の説明に超自然的な神の力とか全くの思弁的な 理論などに頼ることをあくまで徘そうとするものであったとみることができます。ヒポクラテス集典に一貫している考えは、 医術の基礎は客観的な観察にもとづく実証的な知識によるものであるということです。

そのようなことから、ヒポクラテスとその一門が、病気と私たちの環境を形作る要素との間に、客観的、 実証的に関連性の存在を見出そうとしたのは、まったく自然のなりゆきであったと考えられます。(次回に続く)

(注1)ヒポクラテス(前460頃〜前375頃)

古代ギリシャの医師。医術を魔法や迷信から解放し、経験を重んじる科学的医学の基礎を確立。 その医説はのちに、「ヒポクラテス全集」として集大成されました。 また、医学者としての倫理・規範などについても多くの見解を残し、医聖・医学の祖などと称されます。 ヒッポクラテス。(大辞林より)