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    紅葉前線と降霜 2003年11月 第11号  
  紅葉前線は1ヶ月以上かかって日本縦断、緯度1度南下するのに約4.8日かかります

秋もたけなわともなると落葉樹の多くは葉の色が赤く変わったり黄色くなったりします。前者が紅葉で西日本に多くみられ、後者は黄葉でブナ林の多い北日本に目立ちます。紅葉では、とくにカエデ類が美しい。秋晴れで昼夜の温度差が大きいほどきれいに紅葉します。気象官署ではイロハカエデの大部分が紅色に変わって緑色がほとんど見られなくなった最初の日を紅葉日と定義しています。その紅葉日の等しい日を結んで紅葉前線が描かれています。

春の桜前線が北上・登山するのに対して、紅葉前線は南下・下山します。例年だと、北海道で10月中旬に紅葉が始まり、九州南西部では11月下旬と、1ヶ月以上かかって日本列島を縦断します。南下速度を計算すると、緯度1度南下するのに約4.8日を要することが分かります。一つの山について見ると、低温の山頂近くで紅葉が始まり山麓へ向かって紅葉前線が移動します。その下山速度は100mにつき約3.5日です。

暦の上では11月の初めに立冬を迎えます。この時季に西高東低という冬型の天気図が現れることはきわめて稀ですが、大陸からの移動性高気圧におおわれて、朝夕に放射冷却で底冷えする日が続くことがあります。このような時は上空より地上気温のほうが低くなり、いわゆる気温の逆転現象が発生し、大気がよどみやすくなります。地上1.5mの気温が3〜4℃だと、地表面では氷点下になり霜が降ります。近くの山々の木々の紅葉も一層深まります。和風の月名で11月のことを「しもつき」といいます。

霜が降りると紅葉の美しさの反面、収穫時の農作物に凍霜害を招くことがあります。降霜予報は農民にとっては重要な情報です。最近は気象庁の予報技術も向上しましたが、かつては霜が降りるのをかなりの確率でいいあてる古老が農村にはいました。「夕焼けに鎌を磨け」のような観天望気術を身につけていたのです。高気圧が東進している前日の夕方、西の空が真っ赤に染まります。明日は晴の兆候であるから、鎌を磨いて明日の農耕に備えよという経験則です。

夕焼けに霜いいあてる爺の知恵
義龍

各地のリアルタイム紅葉情報は、携帯電話の<EZwebお天気予報>でチェックできます。