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    冬至−冬季うつ病と夜型族 2003年12月 第14号  
  秋から冬にかけて日が短くなるころ、決まってうつ病にかかる人がいます

冬至は24節気の一つで、北半球では12月22日の前後にあたります。1年で昼が最も短い日です。冬至では昼の長さが最も短くなるだけではなく、太陽光の地平線となす入射角が最も小さくなります。したがって、太陽光のエネルギーも最も少なく、日本では夏の太陽の25%程度にまで減少します。冬至は昼の長さが最も短い日ではありますが、日出の時刻が最も遅くなるのは冬至よりも2週間ほど遅く、また日入の時刻が最も早くなるのは冬至よりも2週間ほど早いのです。

24節気とは中国に起源をもつ季節暦で、1年を春夏秋冬で4等分し、さらに各季節を6等分してあります。冬は立冬で始まり、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒と続きます。季節の節目で農業生産ラインを点検し、ライフスタイルを整える農耕民族の知恵でした。節気には様々な催しが行われます。もうじき訪れるクリスマスは本来冬至のお祭りでした。

秋から冬にかけては昼が次第に薄暗くなり、なんとなく憂うつな気分になります。この時期にきまってうつ病にかかる人がいます。これは「冬季うつ病」といい、通常のうつ病とは症状が多少異なります。一般的には女性に多いです。朝なかなか起きられず、昼も活気が無くついうとうとしてしまいます。甘い物に対する嗜好が強くなり、体重が増えます。憂うつではありますが、深刻な例は少ないです。春になると症状は自然に消失します。

原因はまだはっきりしていませんが、この時期の光量と関係があるようです。事実、毎日2〜3時間明るい蛍光灯の光に当たることで症状が軽快しますし、予防も可能でしょう。冬季うつ病が冬眠に似ていることから、体内時計が関与しているのではないかとの説があります。体内時計は光によって1日の時刻を知り、体のリズムを整える生体機能ですが、それ以外にも昼の長さを計測して体を季節に合わせる機能も持っています。したがって、人工照明で体内時計を調節し、体のリズムを冬から春モードに変えることで冬季うつ病が治るのではないかということで研究が行われています。

冬季うつ病には体内時計が関与しているのではないかとの説の当否はさておき、明るい光が体のリズムに大きな影響を与えることは事実です。人の体内時計は約25時間で1日を刻み、調節されないと毎日約1時間ずつ遅れていきます。これを地球の1日である24時間に調節しているのが午前中の明るい光で、この光は網膜を介して脳にある体内時計に作用します。

一方、夜の明るい光は体内時計をさらに遅らせます。この20年間、日本人の生活は夜型になっていますが、その原因の一つに夜の明る過ぎる光とそれによる体内時計のずれがあります。そのためか昨今、不眠と昼間の眠気を訴える若い人が増えています。宇宙からみた地球で、夜に最も輝いてみえるのは東京であるといわれますが、これは決して誇れることではないでしょう。むしろ無駄なエネルギーの浪費や、それに伴う二酸化炭素などの温暖化ガスの多量放出を招いているのです。今一度考える必要があるでしょう。