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    曇っても晴れ着の成人式 2004年1月 第15号  
  晴れ着とは「ハレの日」に着る着物であって、日本の伝統的な生活の中で使われてきました

2004年の成人の日は1月12日となっています。昨今の祝日は年によって日が変わるので、どことなく落ち着きません。これまでは昭和23年に制定されて以来、1月15日と決まっていました。最近では、初詣でも晴れ着姿が少ないようですが、1月は正月と成人式で晴れ着を着る機会が1年中で最も多い月であることは確かです。振袖の着用率のトップはやはり成人式で、結婚式、正月、卒業式の順に多くなっています。

成人の日のような祝祭日や冠婚葬祭といった人生の通過儀礼の際は、晴れ着を着る習慣が昔から続いています。もともとは「ハレの日」に着る着物であって、式服、礼服あるいは正装、盛装などの意味に用いられてきました。日常生活や普通の状態を指す「ケ(褻)」に対して、改まった特別な状態、公的、めでたい状況を「ハレ(晴)」といいます。ハレの門出、ハレの日、ハレの場、そしてハレ着など、日本の伝統的な生活の中で使われてきました。ハレは神聖性を意味することもあり、この場合は「ケガレ(穢れ)」すなわち不浄性と対立するものです。

晴れ着は日常生活とは違う形や色、柄、素材などから作られます。仙台地方で「餅食(もちくい)衣装」といわれるのは、祭日に晴れ着を着て「ハレ」の食事をするからとされています。餅以外のハレの食べ物は、赤飯や酒など定められた方法や形式で料理されてきました。さらに、「ハレの場」を注連縄(しめなわ)、幟(のぼり)、幕、竹や松などの常緑樹で飾ることによってハレ空間であることを示そうとしています。なお、晴れ着には、帯祝、袴(はかま)着など各ハレの日に相応しい姿があり、もっと厳粛な儀式には「頭をおおう」ことも行われてきました。かつての成人式に似た元服の儀式の「烏帽子(えぼし)」、今日でも行われる結婚式の「角隠し」などがその例です。

日常の仕事着を脱いで、垢のついていない浄衣である晴れ着に着替えるということは、日常生活とはかけ離れているため、文明の進化による生活環境の変化の影響を受けにくいのです。したがって、世界的にみても各国の晴れ着には、各民族の礼装の伝統・特徴が色濃く残されています。それら各民族服にはその土地の気候風土が強く関わっているとされています。

さて、成人の日がいつであろうと、成人式には確かに晴れ着で出席する若者が多いですが、なかにはジーパン姿で参列するものもいます。それでも少しは緊張しているのでしょうか。

ジーパンが緊張している成人日
義龍

「祝日法」には、成人の日とは「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」と定めています。ここで「大人になる」ということは、「一人前になる」という意味もあります。

暦の上では、小寒から大寒の間に成人の日がやってきます。シベリアの寒気団が最も強く発達する頃で、日本海側は雪曇りですが太平洋側は晴れていて空っ風が身にしみます。スキー場には成人になりたても含め若者が集まり、肝心の成人式場は閑古鳥が鳴くようなありさまも珍しくありません。人生の達人の講話に耳を傾けて、21世紀を考えてもらいたいとも思うのです。