ぜん息には季節に関係なく年中起こるものと、季節性のあるものとがあります。季節性のあるものはいつ頃が多いのでしょうか。ぜん息の発作は、北海道や本州では9〜10月をピークとして秋から冬に多くみられます。しかし、沖縄では4〜5月にかけての時期と12月前後にピークがみられることが多く、北海道や本州とはパターンが異なります(下図参照)。
いくつかの医療機関で、ぜん息患者さんの受診数と、発作が起きた時の気象条件を調べてみたところ、最も強く関連がみられたのは短時間の間に急激に気温が低下することでした。また、1日ごとの気温の高低と患者さんの受診数との関係をみると、気温の高い方が発作が起こりやすいことも観察されました。
これらのことから、ある程度気温が高い状態から急激に低下していく時に、発作が起こりやすくなると考えられます。本州などでは、いわゆる秋の「季節の変わり目」にこのような気象条件が起こりやすくなっています。この時期には冬に向けて、日ごとに気温が低下していくのが特徴で、このことが発作の誘発に影響しているのではないかと考えられます。
また、発作の起こりやすい時間帯があります。夜から明け方にかけて発作を起こす人が多いようです。これは自律神経の働きによるもので、夜になると交感神経よりも副交感神経の働きが強くなり、気管支が狭くなるため発作が起こりやすくなるといわれています。
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