季節が暖かくなり、夏季が近づいてくると幼児(4歳以下がほとんどであり、1歳台が最も多い)に、ヘルパンギーナの発症が多くなってきます。一般的なかぜの症状(発熱に伴う頭痛や筋肉痛、嘔吐や下痢)の他に、以下のような症状を示すのが特徴です。
- 突然の発熱
高熱が3日前後続きます。
- 口腔内の粘膜疹
咽頭粘膜の発赤が顕著となり、口腔内に直径1〜3mm程度の水疱疹が数個〜10数個できます。これは発熱と同時か1日後くらいに出現します。水疱疹はやがて破れ、浅い潰瘍を形成して疼痛を伴います。発熱については1〜4日間程度で下降し、粘膜疹も4〜6日で消失してしまいます。
発熱時に熱性けいれんを伴うことや、口腔内の疼痛のため不機嫌、食欲不振、哺乳障害、それによる脱水症などを認めることがありますが、ほとんどは7日以内に完治します。
ヘルパンギーナの合併症として、頻度は非常に少ないのですが、無菌性髄膜炎・脳炎、急性心筋炎などがあります。したがって、発熱以外に頭痛、嘔吐などに注意する必要があります。さらに、呼吸困難やむくみ等の心不全徴候の出現にも十分注意をはらう必要があります。
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