乳・幼児期、少年期、青年期、壮年期、老年期に分類した際の熱中症の死亡率を、下図に示しました。各年齢層の人口差が大きいので人口の影響を排除するために、年齢階級別の人口10万人対の死亡率を算出して示しています。熱中症による死亡は高齢者(65歳以上)での発生がもっとも多く、次に壮年期(45〜64歳)、乳・幼児期(0〜4歳)で多いことが認められます。
また、0〜4歳、65歳以上での男女の死亡割合はほぼ同じですが、5〜64歳では女性よりも男性での死亡が多いことがわかります。0〜4歳は夏季に、高温環境となる自動車の車内等に放置されて起こった事故によるものが大半を占めています。
15〜64歳は、スポーツや作業時に発生したものが大半を占めると考えられます。女性よりも男性での死亡の多い原因は必ずしも明らかではありませんが、男女の労働条件や運動参加の程度が影響しているのではないかと考えられます。
64歳以上では大半が古典的熱中症であると考えられますが、64歳以上でも屋外での作業や運動時での発生が多いとの研究報告もあります。
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