熱中症の発生は気温、湿度、気流(風)、輻射熱(直射日光)の環境要因ばかりでなく、その日の体調や体力などの健康状態、発汗量や水分の補給状態、作業や運動量(強度、時間)などさまざまな要因によって大きく影響されます。
熱中症は、熱波(夏季に気温が異常に上昇し、持続する現象)により起こる古典的熱中症と、高温環境での作業やスポーツ活動時などに起こる労作性の熱中症にわけることができます。
古典的熱中症は、乳・幼児や高齢者での発生が多いこと、心血管系疾患や腎疾患、内分泌疾患等の基礎疾患のある人で発生が多いことが認められています。乳・幼児の場合は、自動車内での放置事故や熱波などにより起こります。体温が著しく高い値(時には40℃以上)になり、発汗を伴わないで発生することが多いのが特徴です。
労作性の熱中症は、健康な若い年齢層で多く発生していることが認められています。著しい体温上昇はありませんが、臓器障害を生じることが多く、発汗を伴って発生することが多いのが特徴です。夏季の屋外作業やスポーツ活動時などによく起こります。
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