高温の環境下で生じる暑熱障害は、夏季の運動中や作業中に発生することが知られていますが、日常生活の中でも発生します。高温環境になればなるほど、運動強度が高くなればなるほど熱中症発生の危険性は高くなります。
一般的に、環境温度の指標としては、気温や湿度が用いられていますが、熱中症の指標としては、気流(風)や輻射熱(直射日光)を考慮した湿球黒球温度「WBGT(注)」を用いるのが有用であるとされています。
本予報では、熱中症の危険性を喚起し、発生の未然防止に役立てていただくため、このWBGTと呼ばれる指標に基づいて予報を行っています。熱中症の発生には気温だけでなく湿度が関係しており、同じ気温でも湿度の高い日の方が危険性は高くなります。
熱中症の基準値・ランク分けは、日本生気象学会 熱中症予防研究会 が提案している「日常生活における熱中症予防指針」(案)に基づいています。
【熱中症予報凡例】
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ランク3
危険 |
すべての生活活動で発生する危険があります。高齢者においては安静状態でも発生する危険性が多くなります。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動しましょう。 |
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ランク2
厳重警戒 |
すべての生活活動で発生する危険があります。外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意しましょう。 |
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ランク1
警戒 |
中等度以上の生活活動(自転車の平地走行,足早な歩行,階段昇降,芝刈り,ゴルフ,野球など、250〜490kcal/hの運動)で発生する危険があります。運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れましょう。 |
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ランク0
注意 |
強い生活活動(ジョギング,サッカー,テニス,自転車での登坂,縄跳び,マラソンなど、490kcal/h以上の運動)で発生する危険があります。発生する危険性は少ないですが、激しい運動や重労働時には発生する危険性があります。閉め切った自動車内での熱中症にも注意しましょう。 |
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※ WBGT:Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略で、人体の熱収支に影響の
大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標です。単位は℃で表わします。
※ 日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」(案) に基づき作成
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