インフルエンザの年齢別にみた罹患率と死亡数を下図に示しました。インフルエンザの流行は、学童が集団生活する学校が増幅の場となり、家庭を通して地域社会に広がっていきます。したがって、学童期における罹患率が最も高い値を示します。学童期においては、免疫能の発達が十分でないこと、学校などで集団生活をしていることが影響しています。
年齢が高くなるにしたがって、インフルエンザへの自然感染やワクチン接種により免疫能が亢進するため、インフルエンザへの罹患率は低くなります。しかし高齢者では、インフルエンザの罹患率は低いのですが、死亡率がほかの年齢層に比べて著しく高い値を示します。
この要因として、加齢による免疫抵抗力の低下が考えられます。さらに、インフルエンザの危険因子として慢性の心疾患やぜん息などの呼吸器疾患などの基礎疾患が挙げられますが、高齢者ではこれらの疾患を持っている場合が多いことが影響していると考えられています。
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