そばにいる人が突然に胸の痛みを訴えたら、すぐに119番通報して下さい。急性心筋梗塞症で死亡する人の半数以上は、発症から1時間以内に集中しています。119番通報を受けてから救急車が現場に到着するまでの全国の平均時間は5〜6分です。脳が酸素なしで生きていられる時間は、わずか3〜4分間しかありません。したがって、発症後、病院に到着するまでの対応が予後を大きく左右します。
呼吸が停止した場合(呼吸停止数分後には心臓も停止します)、心肺蘇生を早くすればするほど蘇生する可能性が高いことが知られています。心停止から蘇生を始めるまでの時間が1分以内なら97%蘇生の可能性がありますが、5分経過すると25%まで低下してしまいます。その場に居合わせた人が、救急車が到着するまでに心肺蘇生を実施することにより、失われる可能性のある生命を救うことができます。日頃から救急処置として「心肺蘇生法」のやり方を覚えておくことが大切です。
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