慢性関節リウマチの患者さんは、関節の痛みで気象の変化を当てることができるといわれているように、慢性関節リウマチは気象の変化に対して敏感に反応する病気の一つです。しかし、気象の変化による症状悪化の訴えは、個人差が大きいことが認められています。
患者さんの症状悪化が、どのような季節や気候に影響されるかを調査した結果では、季節の影響を受ける人が約86%、天候の影響を受ける人が約84%もいます。どのような季節に症状が悪化するのかをみてみますと、下図に示したように、梅雨(41%)の時期と冬(37%)に悪化している人の多いことがわかります。
天候の影響については個人差が大きく、一定の傾向が認められていませんが、慢性関節リウマチの患者さんを、温度や湿度、気圧、気流(風)などが自由に調節できる人工気候室に住まわせた実験では、気圧の低下と湿度の上昇が同時に起こったときにはじめて症状の憎悪を訴えることがわかっています。
気圧の低下と湿度の上昇が同時に起こる自然界での気象条件は、移動性の低気圧が通過する時と同様の条件になります。
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