慢性関節リウマチの発症は遺伝、免疫異常、環境要因などが複雑に関与していると推測されていますが、その原因は未だに不明です。したがって、明確な予防方法があるわけではありません。早期発見のために普段から関節の「こわばり」や「痛み」がないかどうか注意しておくことと、発症した後の療法が重要になってきます。
基礎的な療法として、まず患者自身が慢性関節リウマチについてよく知ることが重要であり、適切な保温と冷却及び適度な安静と運動を心がけ、症状を寛解(注1)に持ち込むために、薬物療法、手術療法、理学療法などを組み合わせて治療することになります。
食事に関しては、まず規則正しい食生活を行って栄養状態を良い状態にしておくことが重要です。タンパク質やビタミン、カルシウム、ミネラルを積極的に摂取しましょう。タンパク質は肉類や乳製品、カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品に多く含まれています。魚(アジやブリ、イワシ、サバなどの青魚)に含まれるDHAやEPAは、関節の炎症を抑える働きがあるといわれています。また、貧血を防ぐため、鉄分を含むレバーや納豆、小松菜や大豆製品も摂取するよう心がけましょう。
(注1)寛解
治療によって病状の進行をくい止め、関節の腫脹(腫れ)や疼痛(痛み)の訴えを認めなくなった状態をいいます。現在の医療では、慢性関節リウマチは完治することが難しい病気の一つですが、完全寛解を目指して治療することになります。
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