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    2007年花粉の予測 2007年1月  
  2007年の花粉飛散量は過去10年間平均の30%〜70%程度
 
 春先の花粉症の主な原因はスギ科・ヒノキ科の植物の花粉です。2006年春の花粉飛散量は近畿から九州では並かやや少ない程度、関東から北陸、東北南部では、かなり少ない状況でした。花粉数の年毎の変動はスギの雄花が分化する夏の気象条件に強く影響されます。2005年の夏は関東以北で日照不足になったために、翌春の花粉が少なくなったと考えられます。

 2007年春の花粉量に影響する昨年7月の気象条件は、各地で梅雨明けが例年より遅れ、特に長野県から九州の広い範囲で大雨が降るなど不順な天候になりました。そのため、7月の気温はほぼ平年並みでしたが、花粉数に最も影響する日射量や日照時間は平年と比較して30%〜50%と大幅に少ない状況でした。

 一方、スギの花粉は前年に少ないと翌年が多く、逆に前年が多いと減少する傾向が明らかになっています。昨年秋以降に実施されたスギ林における雄花の実態調査では、全体的に雄花の生育状況は不良でしたが、気象条件から予想されるよりも多くなっていました。このために2007年は、気象条件から予想される数値よりもやや多くなる見込みです。

 2007年のシーズンに飛散するスギ・ヒノキ科の花粉数は、2006年よりさらに減少する地域が多くなると予想されています。過去10年の平均比では東北から関東、東海が30%から40%、西日本は70%程度になる見込みです。

 

2007年の花粉飛散量予測

 一方、花粉の飛散開始時期は例年並かやや遅くなる可能性が高いと考えられます。飛散開始に影響するのは秋から冬にかけての気温の推移です。一般に秋の低温、冬の高温は飛散開始を早め、逆に秋の高温、冬の低温は開始を遅くするように働きます。

 2006年の秋は記録的な高温になり、2007年の1月も暖冬傾向が続いています。このためにスギ花粉の飛散開始は例年並かやや遅くなる可能性が高く、関東以西で2月15日から20日、北陸や東北では3月以降になる見込みです。

 

情報提供:(財)気象業務支援センター 村山貢司氏

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