ハナオコゼはアンコウの仲間で、胸鰭が手足のようになって流れ藻につかまり、じっとしているところへ小魚が近寄ると大きな口を一瞬であけ、海水もろとも飲み込んでしまいます。その食欲はとどまるところを知らぬようであり、腹がはちきれんばかりになっている姿を良く見かけます。
しかし、季節風が吹きだし、水温が低下する冬が近づくにつれ彼らの姿は見られなくなっていきます。本来、暖かい南の海の魚であるため、チョウチョウウオ類の幼魚は南に帰る遊泳力もなく、ほとんど死んでしまうと考えられています。これは死滅回遊、無効分散と呼ばれます。ゴミとともに岸に吹き寄せられた流れ藻が住処であるハナオコゼもどうなってしまうのでしょうか。 |
吹き寄せられた流れ藻やゴミの中に身を隠し、
小魚やエビ等を狙うハナオコゼ |