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連載エッセイ [2]
健康天気ことわざ
福岡義隆

 

 

『雨天でも歩いて薬代浮かす』

 

 今年の春は雨が多かった。もっとも「菜種梅雨」という春の長雨は珍しくはないが、今年のは目まぐるしく晴れたり雨になったり、まさに「春の天気と女心」さながらであった。この諺はドイツにもあって、四月の天気、バラの花の季節のことでもあるようだが、イギリスでは「冬の天気と女心」と、同じ西欧の大陸西岸気候帯にあっても違うのが気になる。

 さて、菜種梅雨は本梅雨(6月)にくらべさほど長くは降り続かない。現に、春は一方では乾燥気味で山火事が多い季節(特に西日本)でもあり、だから三寒四温のごとく天気が変わりややすい季節なのである。

 冒頭の拙句は、一応、健康川柳・天気川柳の積りである。歩くと言うことはダイエットによく足腰をきたえるという意味から「健康であれば、薬代もかからない」と言うことで健康川柳なのである。雨の中を傘さしてまで必死に歩いている人を見かける、万歩計でも持っているのかもしれない。

 そこで、一句、


「万歩にせねばと傘さしてまで」


 春も終わりに近づき、五月の青空が行楽を誘うようになる。新学期や新入社員としてのプレッシャーから鬱病に罹りやすいのもこの頃である。社会のリズムへの不調和からくる心の病なのであろうが、これを増徴するかのごとき気象現象が生気象学的に明らかにされている。いわゆる五月晴れをもたらす移動性高気圧がこのころ発達しやすい。そういう天気図型の時、日本海の低圧部に向かって山越え気流が風下側にフェーン現象を招く。その際、ふもとにむーっとした熱風が体感的に不快感をもたらし、精神的にも不安定になり交通事故や犯罪、あるいは自殺も増える傾向にあるという。カナダのヌケンドラム教授の研究でカナディアンロッキー越えのシヌーク(西風)が山麓のエドモントン市などでの調査でも明らかにされている。我が国でも日本海側に少なくないという報告がある。

  もちろん、このような気象条件が発生するころに種々の理由で精神的なストレスがかかっている場合に自殺や犯罪、交通事故がおきやすいのである。そんなストレスを招かぬような気構えが必要なのでる。まさに馬耳東風なる状態に身をおくことである。

  「馬耳東風」とは中国の李白の誌にあるように、馬の耳に東風の如くという意、本来は、春風が吹くと人は喜ぶが馬は何の感動も示さないということであるが、転じて、人の意見や批評などを、気に留めず聞き流すことなどに解されている。そのくらいの図々しさが必要であるということである。そうすれば鬱病も軽減できる筈である。



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