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飽和水蒸気圧を変えて洗濯物を乾かす
 
 水を暖めながら塩や砂糖を溶かすと、濃い塩水や砂糖水が早くできます。これは水が温度により塩や砂糖を溶かす能力に違いがあるからです。空気も温度により水蒸気を含む能力に違いがあります。空気も水と同じで、(表1)に示したように、温度が高ければ多量の水蒸気を含むことができ、温度が低ければ水蒸気を含むことができる量が少なくなります。

(表1)1m3の空気に含み得る最大水蒸気量(水蒸気の重さ)
温度(℃) 30 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 -25 -30
水蒸気量(g) 30 23 17 13 9 7 5 3.4 2.4 1.6 1.1 0.7 0.5

(表1)では水蒸気を重さで表しましたが、気象の分野では空気が含んでいる水蒸気の量を圧力で表し、水蒸気圧といいます。空気が温度により目一杯水蒸気を含める能力のことはやはり圧力で表し、飽和水蒸気圧といいます。一般にいわれている湿度は相対湿度といい、現在含まれている水蒸気の量(水蒸気圧)をその温度の空気が含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気圧)で割って100をかけた値です。数式で示すと式1となります。

式1

一般に濃度は、例えば塩水の場合なら、一定量の塩水とそれに含まれる塩の量の比で表されますが、相対湿度はある温度の空気が含んでいる水蒸気の量とその温度の空気が含むことができる水蒸気の量との比という違いがあります。

雨が降った日や湿度が高い日は、ジメジメした感じとなり、洗濯物もなかなか乾かないのは、空気が含むことができる水蒸気量の能力の限界に近い量の水蒸気を含んでいるためです。

しかし、ジメジメしたときでもストーブを焚くなどして温度を上げるとカラッとした感じになることを経験したことがありませんか。このとき、空気中の水蒸気の量には変化がありませんが、水蒸気圧は変わっていませんが温度が上がったため飽和水蒸気圧が高まり、湿度が低くなったからです。式1の分母だけが大きくなったからです。

独身時代、三陸の釜石で生活したことがあります。三陸の梅雨期には太陽が顔を出さないで、シトシトと雨が降ったり霧がかかったりの天気が何日も続き、時には暖房がほしくなるほど肌寒い日さえあります。どんよりとした鉛色の空が続くと太陽や青空も恋しくなりますが、とにかく毎日出てくる洗濯物が乾かないのにはまいりました。

ある日、「石油ストーブをつければ早く乾くな。」とふと思いついてやってみました。「でも、ストーブを使うと暑くなりすぎるから。」とも思い、窓を開けて扇風機を回したところ、洗濯物が乾いただけでなく、ジメジメしていた部屋の中も乾燥したのには驚きました。飽和水蒸気圧が温度により変わるのですから、その能力を高めさえすれば(式1で説明するならば分母だけを大きくすれば)空気は乾燥し、カラッとした感じになることはわかっていたはずですが、これほどまで効果があるとは思いませんでした。

雨が降って…

もっともこの方法は、梅雨期でも気温が低い三陸地方だからストーブを使えましたが、これを南の地方で行ったら乾燥しても熱くてかなわないでしょうから、除湿機能付きのクーラーを使った方が快適でしょう。

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