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北上がる、南下がる
 

(図1)京都市市街地図
(国土地理院20万分の1地図より)
 京都の街は東西南北で碁盤の目のようになっており(図1)、住所を表すのにも東西南北が使われます。たとえば、祇園祭の山鉾巡行で必ず先頭となる「長刀鉾」の場所は、「下京区四条通東洞院西入ル」となります。その昔、京都御所が碁盤の目になっている街の北に位置しているので、北に行くときには「上がる」、南に行くときは「下がる」となります。

 京都を訪れたある日、京阪五条駅の近くの街なかにある店で買い物をし、京都駅行きのバス停を訪ねました。店員さんは五条河原町のバス停を教えてくれましたが、そのとき「河原町五条の交差点を北に上がって……」と言っていました。東西南北がしっかりと体に付いていて、さすがに京都だなと思いました。この説明では、店からバス停に行くためには、五条大橋を渡って五条通り沿いに行き、河原町五条の交差点を右に曲がることになります。

 東西南北を使った場所の現し方は、タクシーの運転手さんも使っていました。10年ほど前、初めて1人で京都地方気象台に行ったときのことです。その前に車で気象台には数人で行きましたが、運転手さんは道をよく知っている人でした。車は京都の街の西の方にある広い通りを走り、ある交差点を右に曲がった所に気象台はありました。印象に残ったことは、その広い通りの正面に「大」の字が見え、交差点には右側から二本の道路が入っていたことです(図2参照)。

 数ヵ月後、今度は一人で気象台に行くことになり、京阪四条付近からタクシーを拾いました。運転手さんに、「京都地方気象台まで。」と告げましたが、運転手さんは場所を知りませんでした。私も住所を控えてなかったので、初めて気象台に行ったときの事を思い出し、「広い通りの正面の大文字焼きの「大」が見える通りで、信号機のある交差点に2本の道が右から入っているところを右に曲がったところ。」と言いました。運転手さんは大体わかったようですが、運転しながら質問してきました。「大文字は道路の北にあった、南にあった」と聞かれたので、「北にあった。」と答えました。運転手さんは「それは左大文字で堀川通りだ。」と言っていました。次は「二本の道路は、東側にあった、それとも西側にあった。」と聞かれたので、「東側にあった。」と答えました。すると運転手さん、「太子道」だなと。そして、「その交差点から東に行くの、西に行くの。」と聞かれたので、「東に。」と答え、さらに「南側の道、北側の道。」と聞かれたので、「南側の道。」と答えました。運転手さんはようやく場所が完全に特定できたようで、「うちの会社のすぐ近くだ。気象台がすぐそばにあったとは知らなかった。」と言い、細い裏道をすいすいと走り、気象台の前まで来てしまいました。私はてっきり堀川通りから太子道の交差点を通るものと思っていたので、びっくりです。

 運転手さんとのやり取りで、左大文字があることを初めて知りましたし、太子道の交差点は京都ではよく知られた特徴ある交差点であることもわかりました。私は仕事の都合上、若いころはほぼ毎日天気図の記入をしており、東西南北の感覚が身に付いていたのが役立ったようです。
 引っ越して最初の年、古都の年末年始を味わいたいとやって来た両親を、日本一大きい除夜の鐘を見せに知恩院に行きました。その帰り京阪三条に向かうとき、暗い中を平気で歩いたのであきれられてしまいました。その後10年近く枚方に住み、京都はよく訪れましたが、東西南北の感覚は常に役立ちました。

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