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お天気豆知識
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夏のベタベタ
 
 夏、太平洋側の各地ではじっとしていても汗が出てきて体がベトベトしていますね。これは太平洋高気圧に覆われて湿度の高い空気に包まれているからです。湿度は相対湿度のことで、空気が含むことのできる水蒸気の量(飽和水蒸気圧)に対する空気が含んでいる水蒸気の量(水蒸気圧)との比です。 ふつう、パーセントで表します。湿度が高いということは、飽和水蒸気量と空気が含んでいる水蒸気量の差が小さく、空気に水蒸気を受け入れる余裕が少なくなっています。体は気温が高いと汗を出し、水が蒸発するときに熱を体から奪うことを利用して体温を下げ、体温を一定に保とうとします。しかし、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなって水が体の表面に残ってベタベタし、不快感が増します。
 受け入れる側の空気中の余裕ですが、気温が低くなると飽和水蒸気量も小さくなり、同じ湿度の場合、低い気温では受け入れられる水分の量も小さくなります。しかし、梅雨や夏以外に雨が降って湿度が高くても体がベトベトしないのは、気温が低いので体が体温を下げようとする要求がなく、汗を出さないためです。逆に、気温が低くなるとトイレの回数が多くなることを経験されたと思いますが、これは体の中の水分が汗となって出ないからです。
 冬から春へと季節が進み日中の気温も高くなり、5月には東京でも日中の気温が30℃を超える日がありますが、不快感はなく日陰に入るとひんやりします。これは空気に含まれている水蒸気量と飽和水蒸気量の差が大きいから、つまり乾燥しているからです。その一例として、2004年5月11日の気温と湿度を見てみましょう。この日は(図1)、前日に日本海を通過した低気圧に向かって吹き込んだ暖気が残っていて、山越え気流となって関東地方に吹き込みました。このため、東京は晴天となり最高気温が30℃を超え、日中の湿度は30%〜40%と乾燥していました(図2)。その日の私の日記を見てみると、横浜市都筑区のことですが、「朝から気温が高く、日中も暑かったが空気が乾燥しているので、過ごしやすかった。」と書いてありました。

(図1)2004年5月11日地上天気図

(図2)東京の気温と湿度(2004年5月11日)
 夏に太平洋高気圧に南から覆われるような日は、太平洋側ではベタベタしますが、信州や日本海側ではわりとさらっとしています。これも湿度に差があるからです。 一例として、昨年(2005年)8月20日の東京と松本の気温と湿度を比べてみましょう。 天気図(図3)を見ると、関東の南東海上に太平洋高気圧の中心があり、気圧の峰が日本の南海上にあって、太平洋高気圧に南から覆われています。その日の松本と東京の気温と湿度のグラフ(図4)をみると、どちらも日中の気温は30℃を越えていますが、東京の日中の湿度は50〜60%ですが、松本の湿度は40〜50%と約10%低くなっています。

(図3)2005年8月20日地上天気図

(図4)東京と松本の気温と湿度(2005年8月20日)

 電車に冷房のなかった昔、涼しさは電車の天井にある扇風機と窓からの風が頼りでした。夏に信州を旅行していて碓氷峠を越えて関東に入ったとたん、むっとした空気が入ってきて急に体がべたついた感じがしました。これも湿度に違いがあるからです。
 快適さにはほどよい風も関係しています。風がないと皮膚の周りの空気が飽和(湿度100%)になってしまい、汗が蒸発できません。しかし、風があると水分を含む余裕のある空気が皮膚の周りに来るので、汗が蒸発でき体温が下がります。私が子供の頃、夏に家族で知人宅に行くと、その家の奥さん、あるいはおばあさんがゆっくりした手の動きで団扇で風を送ってくれていましたが、とても心地よい風でした。やはり子供の頃の経験ですが、銭湯に行くと、脱衣場の天井に大きな羽を持った扇風機があって、ゆっくりとした回転で空気をかき混ぜていました。その風は強いものではなく、特に夏の風呂上りの体にはとても心地よいものでした。
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