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レイク・エフェクトの雪
 
 あるところに大きな湖がありました。冬の寒い日、寒冷前線が通過したけれど大きな湖がある地域は大雪になりませんでした。しかし、寒冷前線の通過後、北ないし西よりの風が強くなりました。風は大陸の奥地の北の方から流れてきた空気なので、とても冷たくて乾いていました。やがてその空気は大きな湖の上を流れ始めました。冬なので湖の水は冷たかったのですが、空気よりも温度が高かったので湖から蒸発が起こり、霧が発生しました。空気は湖水で温められたので上昇気流も起こり、霧は雲になり湖の上を流されていきました。蒸発はまだまだ続きます。湖から水蒸気の補給された雲は流されながら高さを増し、やがて雪が降り始めました(図1)。雲の背の高さは3,000mにもなって、対岸に上陸して強い雪を降らせました。雪は数日続くこともあり、1時間で30cmも積もったり、1日で70cm以上積もることもありました。

(図1)湖の影響で降る雪
 これはどこのことだと思いますか。アメリカの話です。北アメリカ大陸のカナダとアメリカの国境に五大湖がありますね。そう、ナイアガラ滝があるところです。

(図2)湖の影響で雪が降る地域

 冬、ここに大陸の北西方向から冷たく乾燥した空気が流れ込んできます。すると、空気よりも温度が高い湖から蒸発が起こり、下層は湖で温められるので上空との温度差が大きくなって不安定となり、雲が発達して雪を降らせます。この雲が上陸すると、低気圧や前線がなくても、(図2)の青く塗られた湖の東側では強い雪が降ります。これがレイク・エフェクトの雪(Lake-Effect Snow)と言われるもので、雪が降りやすい季節は11月から翌年の1月の間です。
 (図1)をもう一度見てください。湖が日本海に変わり、風下側に高い山があれば、日本と同じですね。冬、日本海側で降る雪もこれと原理は同じです。しかし、日本列島沿いには暖流の対馬海流が流れているので、その上を空気が流れると下層と上層の温度差が大きくなります。また、山で上昇気流が強められます。このため、大気の安定度が悪くなります。雲の背の高さは5,000mに達することもあり、雷が鳴ったり、海上では竜巻が発生することもあります。レイク・エフェクトの雪について書かれたものを幾つか調べて見ましたが、雪が降るときに雷が鳴ったり、竜巻が起こるというようなことは書いてありませんでした。アメリカの中央平原のトルネード(竜巻)は有名ですが、発生が多いのは春です。ちなみに、日本海側の雷の発生は、夏よりも冬の方が多くなっています。
 レイク・エフェクトの雪や日本海側の雪ほど強いものではありませんが、冬型の気圧配置で、西よりの風が吹きやすいとき、大阪市街地で雪が降っても、大阪府北部の枚方(ひらかた)市や京都市では雪が降らないことがあります。これは瀬戸内海の上を流れた乾燥した冷たい空気が、瀬戸内海から水蒸気と熱の補給を受けて雲が発生し、大阪市街地に雪を降らせます。しかし、枚方市や京都市には、陸地の上を通った空気が流れ込みます。陸上を流れた空気は水蒸気の補給を受けられないので、雪が降りません。

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