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巻層雲
 
 巻層雲(写真1)は薄いベールのような雲です。学名では“シーロストラタス(Cirrostratus)”と言います。ラテン語の“シーラス(Cirrus)”と“ストラタス(Stratus)”をつなげて出来た名前です。シーラスの意味は巻雲を見てください。Stratusはラテン語で、“広げられた”という意味です。この雲は薄いので、現れていても物の影はできるので、なかなか気がつかないことがあります。しかし、雲が厚みを増して太陽光線が弱まり物の影が薄くなったり、太陽光線による暖かさが弱まってくると、その存在に気がつくようになります。

(写真1)高層雲と暈(太陽と暈の視角は22度)
 巻層雲の雲粒は氷の結晶のことが多く、結晶の形が六角柱の場合は太陽の周りに暈を作ります。このため、巻層雲は(写真1)のように暈を伴った写真でよく紹介されます。この雲が厚みを増していくと暈はなくなります。また、雲のできる高さが低くなり雲粒が水滴になると、中層雲に分類される高層雲になります。高層雲では太陽はぼんやりとしていて、物の影はできません。このように巻層雲から高層雲に変化するときは、天気は下り坂に向かっています。この雲が作る日暈、月暈は、日本だけでなく外国でも天気が崩れる前兆として使われています。
 巻層雲は膜のようになっているだけでなく、巻雲のように羽毛状になることもあります。このタイプの巻層雲は雲の厚さがとても薄いため、太陽の周りに暈を作ることはありませんが、(写真2)のように幻日(げんじつ)を作ることがあります。(写真2)でオレンジ色の矢印のところに、虹の一部のようなものがあります。これが幻日で、暈と同じように、多くは太陽からの視角が22度のところに現れます。

(写真2)羽毛状の巻層雲と幻日(オレンジ色の矢印)
 巻層雲もときには波(波動)のような形になることがあります(写真3)。しかし、巻層雲が波のようになったものを日中に見分けることは雲自体が薄いので難しくなります。でも、太陽が下のほうからこの雲を照らす、日の出や日の入りには波の様子がはっきりします。この雲が空を覆うときはとても美しいものです。この波は、山岳の影響でできた波動のこともありますが、ほとんどの場合はこの雲がある高さで、上下方向に風速や風向の差があるときに発生した波によるものです。

(写真3)波動状の巻層雲(矢印の部分)
 「日の出、日の入り時の巻層雲の波動はとても美しい」とイギリスのCollinsという出版社の「Weather」(2004年出版)という本に書いてあったのを読みました。それから毎日注意して空を見ているのですが、確信を持って「これだ!」という現象に出会っていません。


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