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富士山の雪と上空の寒気
 
 冬の間、横浜から富士山が見える日は多いのですが、3月下旬頃から見える日が少なくなってきます。8月末から9月にかけて富士山が横浜から見えると、夏も終わりで秋が来るなと思っていました。まして、6月は曇や雨の日が多く、横浜から富士山がきれいな青空のもとで見えるなんて考えもしませんでした。(写真1)は今年(2007年)6月15日の朝、横浜市都筑区で撮影したに富士山の写真です。この時期、横浜から富士山が青空のもとできれいに見えるのも珍しく、富士山にこれだけ雪が残っているのも珍しいのではないかと思い撮影しました。もっとも、今年は冬の間も富士山が見える日は少なく、見えても(写真2)のように山頂付近に地肌が見えていて、雪はいつもの年よりも少ないなと思っていました。また、富士山の前に見えている、丹沢にも雪がありませんでした。

(写真1)2007年6月15日の朝の富士山(横浜市都筑区)

(写真2)2007年2月11日の朝の富士山(横浜市都筑区)
 ところで、今年の冬(12月から2月)と春(3月から5月)、関東甲信地方の気温は平年より高かったと気象庁は発表しています。(図1)は東京、(図2)は静岡県富士の昨年12月から今年6月中旬までの日平均気温とその平年値のグラフです。入手先は気象庁ホームページです。このグラフを見ると、確かにどちらも平年よりも気温の高い日が多くなっていて、3月から寒暖の差が大きくなっています。

(図1)東京の日平均気温(2006年12月〜2007年6月中旬)

(図2)富士(静岡県)日平均気温(2006年12月〜2007年6月中旬)

(図3)は同じ時期の富士山頂の日平均気温のグラフです。冬の間は平年よりも気温が高い日が多かったですが、3月からは平年値よりも低い日が多くなっています。

(図3)富士山頂の日平均気温(2006年12月〜(2006年12月〜6月中旬)6月中旬)

 これはどういうことかというと、今年の春は我々が生活している地上では気温の高い日が多かったのですが、春から関東甲信地方の4,000m近い上空は冷たい空気がよく入ってきたことを表しています。4月から入梅までの天気を思い出して見ると、毎日の気温の差が大きかったですね。毎日何を着たらいいのか迷ってしまいました。私も5月の連休の後、鼻風邪をひきましたが、まわりでも風邪気味の人も多かったように思います。
 また、5月から入梅までは雷の日がやたらにありました。特に6月9日、10日は各地で激しい雷雨となり、10日には千葉県北西部で浸水騒ぎも起きましたし、千葉県の富津沖で発生した竜巻の映像がテレビで放映されていました。(図4)は6月10日の地上天気図です。関西方面に気圧の谷がありますが、はっきりした低気圧はありません。しかし、同じ日の高度約5,000m(500hPa)の天気図(図5)を見ると、関西の上空に低気圧があって、氷点下15℃より少し低い寒気を伴っています。館野(茨城県つくば市)の気温も氷点下15℃近くになっています。富士山の気温からもわかるように、上空に強い寒気が入り込んだからです。

(図4)2007年6月10日9時の地上天気図

(図5)2007年6月10日9時の500hPa天気図
(赤い矢印で指した数字は館野の気温)
 このように、富士山頂の気温が6月上旬でも氷点下では、そこに空から降ってくるものは雪になってしまい、(写真1)のようにこの時期に富士山に雪が残っているのもうなずけます。比較する写真はありませんし、写真から積雪の深さはわかりません。また、富士山頂の積雪量の平年値で山頂から雪が消えるのは7月下旬なので、6月中旬に雪があってもおかしくないですが、(写真1)のように6月中旬で富士山がこれだけ白いのは珍しいと思いました。現在、富士山頂で人が気象観測を行っていないため、この日の雪の深さはわかりません。雪の深さの観測データが途切れてしまったのが少々残念です。

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