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高積雲
 

(写真1)高積雲
 高積雲(写真1)は白い塊の雲で、巻積雲と違って少し黒っぽい影の部分があります。巻積雲や層積雲と似ていますが、大きな違いは視角で、それは1度から5度です。

(写真2)空一面に広がった高積雲
(矢印で示した白い山が富士山、
シルエットは大山と丹沢山塊)
簡単な視角の測り方は、巻積雲のところに書きましたが、 腕をいっぱいに伸ばすと、人差し指の幅が1度、握りこぶしが10度、手を広げて小指から親指までの幅が22度です。
  日本では、高積雲のことを「羊雲」とも言っていますね。学術名はアルト・キュムラス(Alto-cumulus)と言います。アルト(Alto-)はラテン語で“高い”を意味します。キュムラス(Cumulus)は巻積雲で書きましたが、ラテン語で“塊”を意味します。 高積雲が出来るのは大気の中層で、日本がある中緯度では、2kmから7kmの高さに現れます。10種雲型では中層雲に分類されています。(写真2)は高積雲が空一杯に広がっていて、写真の下の方に富士山(3,776m)があるのがわかるでしょうか。雲が富士山より高いところにあるのが実感できるかと思います。

(写真3)高積雲からの尾流雲
 高積雲の雲粒はほとんどが水滴で、高さが7劼砲發覆襪筏げ垢0℃以下ですね。季節によっては、2劼任0℃以下となります。理科で「水は0℃から凍り始める」と習いました、水をゆっくりと冷やすと、0℃以下でも凍らないこともあります。雲粒のように小さな水滴はゆっくり冷やすと、氷点下30℃でも水滴でいることができ、このような水滴を、「過冷却水滴」といいます。雲粒が何かのきっかけで氷に変わると、水滴よりも氷粒の方が成長しやすいのでどんどん大きくなって落下します。(写真3)は高積雲から尾みたいなものが伸びていますが、これがそうで尾流雲と言っています。尾の部分が曲がっていますが、横にたなびいている部分の高さより上の部分高さで風速が強いからです。高積雲の部分は尾流雲を作りながらどんどん先に進んでいくの、このような形になりました。

 上空の強い風が山岳に当ると波ができ、それが山の風下側に伝わります。波の山の部分に雲が発生すると、(写真4)や(写真5)のようなレンズ雲となります。

(写真4)高積雲によるレンズ雲

(写真5)シルエットになったレンズ雲

 レンズ雲は様々な高さに出来ますが、高積雲が出来る高さのレンズ雲は高積雲に分類されます。レンズ雲の形は空飛ぶ円盤、UFOに似ていますね。富士山が笠をかぶったような雲(笠雲)が発生します。また、翼みたいな雲(翼雲)やコマみたいな雲(吊るし雲)も富士山の周辺に発生します。これらも、雲の高さから高積雲の仲間となります。

(写真6)高積雲に出来た波動
また、高積雲はレンズ状の雲だけでなく、(写真6)のように、細かな波動が出来ることもあります。  
 富士山の笠雲や翼雲、吊るし雲は雨や強いかぜの前兆ですが、レンズ雲も寒冷前線の通過や上空の気圧の谷の通過を告げています。秋から春にかけて、晴れて穏やかな天気でも、レンズ雲が現れると強い風を吹かせることがよくあります。  
 レンズ状雲は絵画の中で見ることができます。その一つが15世紀に活躍したイタリアの画家ピエロ・デラ・フランチェスカが描いた、アレッツォにあるサン・フランチェスコ聖堂の中央礼拝堂にある「聖木の運搬」で、吊るし雲に似た雲が描かれています。フランチェスカはイタリア北部に住んでいました。多分、山岳波動でできたレンズ雲や吊るし雲を見る機会が多かったのでしょう。このような雲が出ると天気が下り坂に向かうことを知っていたのかもしれません。この絵は、キリスト自身が翌日はりつけの刑で使われる十字架を自らかついで運んでいる場面です。普通雲を描くときは綿のような積雲を描きますが、翌日に起こることを暗示するために吊るし雲を描いたのかもしれません。

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