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乱層雲
 
 しとしとと雨が降る日、しんしんと雪が降る日。こんな日はどんよりとした雲に覆われて、太陽は全く見えず、日中でも明かりがほしくなるくらいの暗さです。こんな天気の原因となる雲が乱層雲(写真1、写真2)です。普通、雨雲と言っていますね。学名ではニンボストラタス(Nimbostratus)と言います。英語の名前はラテン語の“雨雲”を意味するニンボス(nimbus)と、“広がった”あるいは“層”を意味するストラタス(stratus)からできています。

(写真1)尾流雲を伴った乱層雲
2006年3月1日夕方、横浜市都筑区にて

(写真2)乱層雲(山の中腹にあるのは、層雲)
2000年2月6日朝、紀伊勝浦にて
(晴れれば、山の中に那智の滝が見えるとか)
 乱層雲はおよそ600mから5,000mないし6,000mの間にあり、高積雲や高層雲と同じ中層雲に分類されます。この雲を作っている雲粒は、水滴、雨粒、氷の結晶(氷晶)、雪で、それらが水でできているか、氷(雪)でできているかは雲粒がある高さの温度によります。
 乱層雲は低気圧の中心付近や前線付近に発生します。温暖前線が近づいてくると、太陽がぼんやりとした輝きとなる高層雲は厚みを増し、乱層雲に変わっていきます。その雲よりもさらに200〜300mも低い空に雲の小片が発生し、その数を増してお互いにくっつき合って空を覆うと雨が降り始めます。(写真3)は2007年2月17日の夕方、雨が降り出す直前の空です。筋のような雲がありますが、乱層雲の下に層雲がくっつき合ってできた雲でしょう。翌18日は低気圧が本州南岸を通過して東京や横浜は冷たい雨が昼過ぎまで降りました。この雨の中、約32万人が参加した第一回の東京マラソンが行われました。

(写真3)雨が降り出す直前の空(2007年2月17日夕方、横浜市青葉区にて)
 雨や雪は乱層雲だけでなく積乱雲からも降りますが、乱層雲の雨や雪が降る範囲は、積乱雲よりも広い範囲となります。その降り方も積乱雲とは違い、強弱の変化が少ない雨や雪を降らせます。
 写真からもわかるように、乱層雲は他の雲と違い、写真で表現するには特徴のない雲です。作物や飲み水として必要な雨でも、雨の日が続くとうんざりだし、旅行や野外で大事な行事があるときは、晴れてくれたほうがうれしいですね。しかし、歌の中には雨に趣を持たせたものがあります。例えば、北原白秋の詩による童謡や唱歌に雨を歌ったものがいくつかあります。
    「アメフリ」  作曲 中山晋平
     雨 雨 降れ 降れ
     母樣が蛇目でお迎ひ嬉しいな
     ピツチピツチ チヤツプチヤツプ
     ランランラン
    「城ヶ島の雨」  作曲 山田耕作 大正12年(1923年)
     雨はふるふる、城ヶ島の磯に、
     利休鼠の雨がふる。
     雨は眞珠か、夜明の霧か、
     それともわたしの忍び泣き。
     舟はゆくゆく通り矢のはなを、
     濡れて帆あげたぬしの舟。
     ええ、舟は櫓でやる、櫓は唄でやる、
     唄は船頭さんの心意氣。
     雨はふるふる、日はうす曇る。
     舟はゆくゆく、帆がかすむ。
 これらは、積乱雲から降る短時間の強い雨というより、長い時間しとしと降っている、乱層雲の雨のように感じます。


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