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お天気豆知識
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雲のおめかし、雲のイボイボ
 
●雲のおめかし

 雲の上に雲ができたのを見たことがありますか。(写真1)や(写真2)がその例です。(写真1)ではタワーのような白い雲の上に帽子のような雲があります。(写真2)でも右側の雲の頭に別の雲があり、左側の雲には胴体にマフラーを巻いたような雲があります。これが、雲の上にできた雲で、ずきん雲ともいいます。
搭状積雲の上にできた頭巾雲
(写真1)搭状積雲の上にできた頭巾雲
頭巾雲のある積乱雲の夕映え
(写真2)頭巾雲のある積乱雲の夕映え

(図1)A:積雲の凝結高度 B:気流Cの凝結高度
 上空には水蒸気をあまり含んでいない空気の層や、安定しているけど水蒸気をたくさん含んでいる層があり、流れています。安定して水蒸気をたくさん含んだ層は、少し上昇させれば冷えて(膨張による)雲粒ができます。このような層の気流が、モクモクと上に向かって成長した雲にぶつかると、それを乗り越えようとして上昇します。その気流の凝結高度よりも上に行くと雲粒ができ、雲を越えて下降して凝結高度に戻ると雲粒は蒸発して消えます。このようにして、(図1)のように雲の頭に雲ができています。搭状になった積雲の胴体部分に雲ができることもあります。高い山、例えば富士山の頂上に笠雲ができるのと同じ原理です。

 (写真3)は12月の末に撮った写真です。積雲が幾つもあり、すべての積雲の頭に雲ができていた、なんとも不思議な光景でした。

(写真3)帽子をかぶった積雲たち
 (写真1)や(写真2)では雲が帽子、あるいは頭巾をかぶって、おめかしをしているみたいですね。ところが、このような、雲の上や周りにできた雲はすぐに消えてしまいます。雲はおしゃれさんだけれど、恥ずかしがりやさんなのかも知れません。

●雲のイボイボ(乳房雲)

(写真4)カナトコ雲にできた乳房雲
カナトコ雲にできた乳房雲の夕焼け
(写真5)カナトコ雲にできた乳房雲の夕焼け
 (写真4)を見てください。空を暗い雲がおおっていて、写真の真ん中あたりにイボイボがあるのがわかるでしょうか。このように雲の底にあるイボイボのことを「乳房雲」と言います。哺乳動物のお乳に似ているのでこのような名前で呼ばれています。乳房雲は主に巻積雲、高積雲、層積雲などの厚みのある雲の底にでき、濃密な巻雲や積乱雲にできることもあります。 (図2)のようにこれらの雲の中に下降気流があって、雲の底が下の方に垂れ下がって、このような形になります。
 (写真4)は三重県の鳥羽にある鳥羽水族館の近くで撮りました。乳房雲はカナトコ雲にできています。 この日は、三重県中部に大雨洪水警報が出ていました。 (写真5)の矢印で指したところも、カナトコ雲にできた乳房雲が、夕日に当たってオレンジ色に染まっています。

(図2)乳房雲の構造
アメリカの雲の本やトルネードの本を見ると、(写真4)や(写真5)よりも大きな乳房雲がオレンジ色に染まっているのが載っています。 何かの機会があったら見てください。

(写真6)雨が降り出す前の乳房雲

 今年(2008年)6月初めのある日の夕方、空を見上げたら、すっかり濃い灰色の低い雲に覆われて、底にはイボイボがありました。イボイボは(写真4)や(写真5)のようにはっきりしませんが、(写真6)はそのときのものです。 イボイボが消えたらまもなく雷雨になってしまいました。
 (写真4)や(写真5)のように乳房雲が遠くに見えるとき、高いところに見えるときは自然の造形の面白さを楽しめます。しかし、乳房雲が頭の上にあって低く、乳房の形が消えていく場合には、強い雨に注意してください。

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