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お天気豆知識
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梅雨とは
 
 今年(2009年)も梅雨で雨模様のぐずついた天気が続きました。“洗濯物が乾かない”と悲鳴を上げている人もいたでしょう。(図1)は今年の7月11日の気象衛星ひまわりの赤外画像です。日本の南海上には雲のない地域が帯のように広がっています。ここは太平洋高気圧です。日本の上から東西に伸びる雲の帯があります。これが梅雨前線の雲の帯です。この日は九州には強い雨域がかかり(図2)、熊本県には大雨洪水警報や土砂災害警戒情報が出ました。(図1)の雲画像をさらに西の方を見ると、途中切れ目はありますが、その雲の帯がベンガル湾までつながっています。梅雨前線といってもこんなに長い雲の帯が関係することがあります。
赤外画像(2009年7月11日)
(図1)赤外画像(2009年7月11日)(気象庁提供)
九州地方のレーダー画像
(図2)九州地方のレーダー画像(気象庁提供)
 次に日本各地とインドの東のベンガル湾にあるスリランカの首都コロンボの月ごとの降水量を見てみましょう。いずれも1971年から2000年までの30年間の平均値(平年値)です。冬に雪の多い日本海側の代表として新潟を見ると、当然のことながら寒い時期の降水量が他の季節より多くなっています。もう一度見直すと、7月と9月に他の月よりもやや多くなっています。同じような見方で東京、大阪、鹿児島を見てみると、6月か7月と9月に他の月よりも降水量が多くなっています。日本の季節は、春夏秋冬の4つに分けていますが、6月と7月をひとまとめにし、9月を単独にし、それぞれを雨期と考えると、六つの季節と考えてもよさそうですね。梅雨はその雨季の一つとしてみることもできませんか。
 (図1)の雲の帯はベンガル湾の方から延びていましたが、スリランカの首都コロンボの雨量(図3右下)を見てみましょう。5月と10月にピークがあります。最初の雨季は赤道に近い南の方が日本よりも早く始まり、2回目の雨季は南の方が遅くに来ています。こうしてみると日本の梅雨も毎年繰り返されている、地球規模の季節の変化の中にあると見ることもできます。

(図3)各地の月平均雨量(気象庁提供)
 今度は大気の立体的な様子から梅雨を見てみます。ジェット気流という言葉を聞いたことがあると思いますが、北半球は西から東に流れる二本のジェット気流があります。梅雨前線はその南側のジェット気流、亜熱帯ジェット気流と関係しています。日本の西にはユーラシア大陸があり、そこには標高が4千メートルから5千メートルのチベット高原が広がっています。チベット高原の南には8千メートル級のヒマラヤ山脈があります。これらを南北方向に見ると、北緯25度から北緯40度ないし45度に渡っています。日本列島で考えると、石垣島から北海道ぐらいまでの幅です。亜熱帯ジェット気流の軸は1万メートルぐらいの高さにありますが、チベット高原やヒマラヤ山脈の影響を受けます。季節が進むに連れて北上してきた亜熱帯ジェット気流はヒマラヤ山脈やチベット高原をなかなか越えられません。二本目の北側にあるジェット気流は蛇行していて日本付近で合流しています(図4)。しかも北側のものは蛇行して梅雨の片方の主役のオホーツク海高気圧を作ります。また、南回りのジェット気流の南には太平洋高気圧があります。このため、地上では太平洋高気圧とオホーツク海高気圧がぶつかり、その間に梅雨前線ができます。
赤外画像(2009年7月11日)
(図4)梅雨期のジェット気流
九州地方のレーダー画像
(図5)盛夏期のジェット気流
 南のジェット気流はヒマラヤ山脈やチベット高原を越えて一気に北上し、分かれていたジェット気流が一つになると梅雨明けです(図5)。しかも亜熱帯ジェット気流は北海道の北に北上してしまいます。このため、北海道に梅雨がないと言われています。
 日本の四季の分類は、春は3月から5月、夏は6月から8月、秋は9月から11月、冬は12月から翌年2月となっています。しかし、ある日を境に急に天候が変わって冬から春になるというのではなく、“気がついたら春になっていた、秋になっていた”ですよね。でも、梅雨から夏に変わるときは特別で、ある日を境に強い日差しの夏になることがほとんどですね。年によっては、強い日差しの夏になっても、梅雨みたいに雨模様の天気に戻ることもあります。これが自然界と理解すべきでしょう。


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