• お天気レシピ
  • ワンちゃんお散歩ナビ
  • スキー情報
  • サクラ情報
  • お天気アロマテラピー
  • わたしてんき
  • 健康コラム
  • 健康天気ことわざ
  • バイオウェザー川柳
  • 生きもの歳時記
  • 異常気象時代のサバイバル
  • お天気豆知識
  • 暮らしの中のバイオクリマ
  • 温暖化と生きる
  • 異常気象を追う
  • 風を歩く
  • お天気カレンダー

春の山菜の栄養素と効能


冬の終わりから早春にかけて、田んぼや山野には春特有の苦みと香りを持った山菜がたくさん顔を出します。春の使者といわれる「ふきのとう」、山菜の王様と呼ばれる「たらの芽」、春先に一度は食べたい「せり」、ゆっくり育ち強力なパワーを持つ「行者にんにく」。それぞれの効能を、上手に取り入れ、冬の間に体内に蓄積された脂肪や老廃物を排出し、活動的な体に目覚めさせましょう。

春の山菜は、特有の苦みと香りを持っています。苦みはアクとして「アク抜き」され調理されますが、このアクはタンニンなどのポリフェノール類。抗酸化力などの有効な成分が含まれているので、アクを抜きすぎないように気をつけましょう。

ふきのとう
早春に土の中から顔をのぞかせるふきのとうは、春を真っ先に告げてくれる山菜で、「春を告げる山菜」とも呼ばれています。ふきの花蕾で、畑や田んぼの土手に顔を出す日本原産の山菜。独特の苦みや香りを持ち、冬眠から目覚めた熊が、一番初めに口にするといわれています。 独特の苦みには、フキノール酸、ケンフェノール、アルカロイドなどのポリフェノール類が多く含まれ、胃を丈夫にして腸の働きを整える働きに優れています。 フキノール酸は血中のヒスタミンを減らし、花粉症の予防や咳止めに効果があるといわれ、ケンフェノールが発がん物質を除去し、アルカロイドが春のだるさや疲れを解消する働きを持っています。香り成分はフキノリドで、胃腸の働きを高める働きがあります。 ふきよりも、カロテンやビタミンCを多く含んでいます。
アク抜き
たっぷりの水に2時間くらい漬ける。途中水が黒ずむので変えるとよい。苦みが気になる時は、長く水に漬けるか、熱湯でさっとゆでると苦みが和らぐ。天ぷらにする時は、そのまま揚げる。

たらの芽
日本全土の日当たりのよい場所に群生する、もっとも人気のある山菜です。独特の風味と苦みを持ち、トゲが多く赤みがかった「赤芽」と、トゲが少なく赤みのない「青芽」があります。暖かくなり太陽の光を十分に浴びると、穂先が黒に近い赤紫になり、全体が黒ずんできますが、これはポリフェノールが増えたため。小ぶりなものが好まれますが、自然の中で、手のひらサイズに成長した、太くてずんぐりしたものの方が美味です。
「山のバター」と呼ばれるほど、良質なたんぱく質と脂質を含み、ビタミン類も豊富に含まれています。独特の苦み成分はエラトサイド。抗酸化力があり、細胞の酸化を防いでがんを予防する働きがあります。また、糖の吸収を穏やかにする働きがあるため、糖尿病の予防にも有効です。風味は香り成分のピネンやテルペン。精神をリラックスさせる働きを持っています。
アク抜き
天ぷら、フライの場合は、洗ってそのまま使う。お浸しや和え物の場合は、熱湯でさっとゆがく。

せり
春の七草として利用され親しまれている早春の山菜で、水田やあぜ道に自生して群生します。特有の香りを持ち、とくに田ぜりは冬場の貴重なビタミン源。カロテンやカルシウム、カリウムが豊富で、冬の間に血液中に溜まった過剰な脂肪分や老廃物を排出し、血液の流れをよくするとして、春先に一度は食べたい山菜といわれています。鉄分や食物センイも豊富で、特有の香り成分には、保温効果や発汗作用があります。水中に育つ水ぜりによく似た有毒の毒ぜりがありますが、毒ぜりは茎が太くて大きく、内部が空洞になっているので、間違えないように気をつけましょう。
アク抜き
お浸しや和え物の場合は、塩少々を入れた熱湯でさっとゆがき、冷水に放す。薬味や鍋の場合は、洗ってそのまま使う。

行者にんにく
高原や深山に自生するユリ科の多年草で、香りがにんにくに似ており、山奥で修業をしていた行者たちが、厳しい修業に耐えるためのスタミナ食として食べていたことから、この名が付けられたといわれています。葉は光沢があり、すずらんのような形をしており、2枚の葉が出るまでに7〜8年、花が咲くまでには10年近くかかるといわれる成長の遅い山菜です。香りはにんにくよりも強烈で、さらににんにくの数倍ものアリシンを含んでいます。アリシンは血液中の脂質を減らし、活性酸素を除去する働きを持っているので、血流の流れをよくし、がん予防にも有効です。また、強い殺菌力も持っています。
アク抜き
お浸し、ぬたなどの場合は、さっと熱湯に通し冷水に放す。ゆでることでアクが抜ける。炒めたり薬味に使う場合はそのままでよい。