| コリアンダー |
葉や茎に特有の臭気を持ち、秋に同じような臭気を持つ白こしょうに似た実をつけるセリ科の一年・二年草。この臭気は熟すにつれてレモンの皮とセージを合わせたような香りをかもし出す。消化を助けるため胃薬として利用され、食欲増進作用もある。鎮痛、血液浄化、発汗作用があり、かゆみ止めにも応用される。生葉はスープの浮き実に利用される。 |
| クミン |
古代ギリシャ・ローマ時代から栽培されていたセリ科の一年草で、原産は地中海沿岸地方。カレーの主要なスパイスで、種子はキャラウェイに似た香りと辛みを持つ。辛み成分はクミナール。消化促進や解毒作用があり、下痢や腹痛の治療薬、胃腸内にガス溜まるのを予防する、肝機能を高めるなどの効能がある。 |
| フェンネル |
草全体に独特の甘い香りを持つセリ科の多年草。種子から抽出されるういきょう油はリキュールや健胃剤などに利用される。鎮痛、循環促進などの薬効があり、インドでは食後の口臭を消すために口に含んで噛む習慣がある。 |
| クローブ |
和名は丁子(チョウジ)。バニラに似た香りを持ち、効能が多く漢方薬として重宝されているフトモモ科の常緑樹。成分のオイゲノールには抗酸化作用があり、老化防止に効果が高い。消化機能の促進、体を温める、健胃、整腸などの効能を持つ。歯痛にも応用され、ガラムマサラには欠かせないスパイスのひとつ。肉の臭い消しとして肉料理によく利用される。 |
| カルダモン |
インド・マレーシア半島が原産地で、樟脳(ナフタリン)に似た特有の芳香を持つ。含有するシネオールは防腐作用が高く、強壮効果や消臭効果も期待できる。インドでは食後にカルダモンの粒を噛み、香りのデザートとして利用している。コーヒーや紅茶の香り付けにも多用される。 |
| オールスパイス |
和名は「百味胡椒(ひゃくみこしょう)」。西インド諸島や中南米に自生するフトモモ科のスパイスで、外見はコショウに似ているが辛みはなく、ニッケイ・クローブ・ナツメグの香りが混ざり合ったような香りを持っている。成分のオイゲノールには消化機能の促進や消炎などの効能があり、防腐や抗菌作用にも優れている。甘い料理にも辛い料理にもよく合い、北欧料理のニシン漬けに欠かせないスパイス。精油は神経痛や食欲増進剤、香りがポプリなどにも利用される。 |
| ナツメグ |
消臭効果があるためひき肉料理に利用されることが多く、マイルドな香りを持つニクズク科の常緑樹。原産はモルッカ諸島で、アンズに似た黄色い果実をつける。腸にガスが溜まるのを防ぎ、下痢や腹痛、健胃などに効能がある。食欲改善や不眠症にも効果があり、使う直前に挽くと香りが立つ。一度に大量に使用すると麻痺や嘔吐などの症状が出ることがあるので注意が必要。適量は肉1キロに対してナツメグ0.2gといわれている。 |
| シナモン |
スリランカ特産の上品な香りと甘みを持つクスノキ科の常緑樹。芳香成分はケイヒアルデヒド、オイゲノールなどで、カレーにもよく使われるスパイス。漢方では「桂皮(けいひ)」「肉桂(にっき)」と呼ばれ、発汗、解熱、鎮痛、健胃、抗菌効果があるとされ利用される。 |
| ガーリック |
刺激的な香りを持つユリ科の多年草で、古くから世界中で使用され、カレーでは全体の風味付けとして、また葉や茎は香味野菜として利用される。疲労回復、強壮、健胃、整腸などの効能がある。 |
| チンピ(陳皮) |
ミカンやダイダイなどのかんきつ類の皮を乾燥させたスパイスで、日本ではカレー粉の原料として、また七味とうがらしにも使われる。健胃、止嘔、去痰などの効能がある。 |
ベイリーフ
(月桂樹・ローリエ) |
すがすがしい上品な香りを持つクスノキ科の常緑樹で、葉を乾燥させてスパイスとして使用する。健胃、整腸、神経痛などの効能があり、虫除けにも利用される。 |