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行事食は健康を維持する「食の知恵」

日本には四季折々の年中行事があります。本来、年中行事は「神様を呼び、ご馳走を捧げる日」で、「ハレの日」とも呼ばれ、食卓には普段にはないご馳走が並ぶ日でした。農耕民族であった日本人にとって季節の変化は稲作を中心とする農耕手順の目安になるもの。その目安となる日に行事を行い、収穫に感謝してきました。
また、季節の変わり目は体調を崩しやすく、そのため季節の変わり目に「ハレの日」というご馳走を食べる日を設け、体に栄養と休息を与えてきました。
行事食は体調を崩しやすい季節の変わり目を、賢く乗り切る「食の知恵」でもあったのです。 現代は飽食の時代と呼ばれるように、毎日が「ハレの日」のような食生活です。しかし、疾病が増え続けている現状を考えると、豊かな食は必ずしも健康を約束してはくれません。行事食は、自然の恵みに感謝しながら食生活を営んできた先人たちが生み出した食事。飽食を戒め、今一度その食の知恵を見直してみましょう。


11月1日
神迎えの朔日(かみむかえのついたち)
11月1日は、神無月(10月)に出雲に出かけていた神様がそれぞれの神社に帰ってくるのをお迎えする「神迎えの日」です。この日には赤飯を炊いて食べる習慣があり、赤飯と一緒に神酒を供えて帰ってきた神様をお迎えします。神様は風にのって帰ってくるため、この頃は風が強く吹く日が多くなります。赤飯に入れる小豆は昔からハレの日に登場する食品で、体に溜まった疲れを取り去り、胃腸を健やかにする働きを持っています。赤い色は抗酸化力を持つと同時に、魔除けの意味合いも持っています。

赤飯

11月15日
女の神ごと
11月15日は「女天下の日」。この日は男性が台所に入って炊事をし、女性は上座に座ってゆっくりします。この日は「油祝い」といって油気のものを食べる習慣があり、主に野菜のたくさん入ったけんちん汁を作ります。大鍋に大量に作ったけんちん汁を囲炉裏にかけ、「霜先の薬喰い」といいながら熱々を食べます。この実だくさんのけんちん汁は、秋を通して収穫などで重労働が続き、弱った肉体に栄養補給をして新たな生命力を補給すると同時に、寒さが本格化する前に滋養をつけておくという暮らしの知恵から生まれた行事食です。

けんちん汁

11月24日
大師講(だいしこう)
11月の4日、14日、24日を、それぞれ「初大師」「中の大師」「あがりの大師」と呼び、3回祝う地域と、23日の夜から翌日までの1回を祝う地域があります。この日には小豆粥に米粉の団子を入れた「大師講団子」「大師粥」を食べます。地域によっては23日を「豆の粉大師」といい、大根飯に豆粉をかけて食べます。大師さまはたいそう貧しく24人の子どもを連れている放浪中の母親(あるいは夫婦)という説があり、一つの椀から長い箸を使って子どもの口へ粥を運んで食べさせていたといわれています。そして子どもに食べさせる小豆粥を求めて吹雪の中で凍え死んでしまった、または粥の塩を求めて吹雪で倒れたなどの謎めいた諸説が各地に残っています。いずれにせよ、庶民よりも更に苦しい生活をしていた大師伝説は、忍耐・精励・子どもへの愛情などを教える大きな存在であったと考えられます。

※小豆粥の作り方は「1月の行事食レシピ 小豆粥」を参照してください。

小豆粥