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ほうれん草 |
旬:11月下旬〜5月 11月下旬〜2月(東洋種)3〜5月(西洋種) |
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原産地は西アジア、コーカサス地方。江戸時代に中国から渡来したため、唐菜(からな)とも呼ばれています。大きく分けると葉に鋸のような切れ込みの入った東洋種と、切れ込みが少なく丸く大ぶりの西洋種があります。東洋種は晩秋から冬に出回り、西洋種は春から初夏に出回ります。冷涼な気候を好み、霜にあたると甘みが増し、栄養価も高まります。 |
●成分 |
カロテン、ビタミンC、ビタミンB1、B2、鉄分、カルシウムが豊富。根元の赤い部分にはマンガンが含まれている。葉酸や亜鉛も含有。シュウ酸が含まれているためカルシウムや鉄分の吸収が悪く、多量に体内に入るとカルシウムと結合して結石の原因にもなるが、ゆでて水にさらすと取り除くことができる。 |
●効能 |
カロテンが夜盲症の予防や粘膜保護に有効で、豊富なビタミンCと一緒に風邪予防、美肌効果に優れ、さらにビタミンEも加わり高い抗がん効果が期待できる。食物センイは吸収がよく便秘予防に効果がある。マンガンは骨の形成に関わり、鉄分や葉酸と一緒に増血作用を促し、貧血の予防と治療に有効。亜鉛は味覚異常を改善する。 |
●効果的な調理ポイント |
▽シュウ酸を含んでいるので下ゆでし水にさらすのが基本。ゆでると水中にシュウ酸が流れ出るので心配ない。
▽ビタミンCは熱に弱いので、加熱時間が長いと損失するので注意。ゆで時間1分で約30%のビタミンCが損失するといわれている。
▽カロテンや鉄分は油と一緒に調理すると、吸収率がアップする。
▽根元に特有のうまみがあるので、切り落とさずに利用する。
▽葉がしんなりした時は、根元に切り込みを入れて軽くもみ、10分位水に漬けておくとシャキッとする。 |
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