|
|
|
 |
キク科の多年草で、全国の山野に自生している数少ない日本原産の野菜。栽培は8世紀ごろに始まったといわれ、冬に黄色い花が咲くことから「冬黄=ふゆき」から「ふき」と呼ばれるようになったといわれています。「春の料理には苦みを添えよ」といわれ、早春に芽を出すふきは、冬の間に蓄積された体内の老廃物を排泄するとして珍重されています。春先に土から顔を出す花蕾がふきのとうです。 |
●成分 |
主成分は水分で、特有の香りと苦みがある。食物センイや、カリウムやカルシウムなどのミネラル類を多く含有する。ふきの花蕾のふきのとうには、カロテン、ビタミンB1、B2が含まれている。 |
●効能 |
食物センイが胃腸の働きを高めて便通を整え、悪玉コレステロールを除去する。カリウムが体内の余分なナトリウムを排出し、食物センイと一緒に協力し、高血圧や動脈硬化に有効に働く。独特の苦み成分には食欲増進、食中毒の予防、消炎作用があり、冬の間に体に溜まった老廃物を排出する働きがある。 |
●効果的な調理ポイント |
▽アクを抜いてから調理する。まず塩で板ずりしてから熱湯でゆで、水にさらしてアクを抜く。
▽ふきのとうはさっとゆでて水にさらし、アクを抜く。 |
|
|