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おばあちゃんの知恵袋―民間療法から学ぶ―


 現在のように医学が発達していなかった時代、家族の健康管理は母親の役目でした。 家族が病気をしないように健康に気を配り、また、病気をした時には、 一日も早い回復を願いさまざまな言い伝えられてきた療法を試み、病気に立ち向かいました。
 民間療法とはこのように何十年もの時を経て、祖母から母へ、 母から子へと語り継がれた庶民の健康管理の知恵であり、試行錯誤を経て語り継がれた治療法なのです。
 自然のものを活用して穏やかに体質を改善し、病気を治し健やかに生きる知恵は、 時代を超えて今なお説得力があり、学ぶべきことが多くあります。 旬の食材が余った時にチャレンジしてみましょう。

■声がれに効く「かぶのおろし汁」
声がかれた時にはビタミンCが豊富で、消炎・解毒作用のある食べ物が有効です。かぶの他にいちじくや大根、菊の花、春菊なども効果があります。
<作り方>
かぶはよく洗ってすりおろし、おろし汁をこして飲む。痛みが伴う時は1時間ごとに飲むとよい。1回に飲む量はかぶ1個分。

■便秘に効く「じゃがいものおろし汁」
じゃがいもの絞り汁は昔から慢性的な便秘に効くと伝えられてきました。また、絞り汁を煎じたものは、胃潰瘍の特効薬として知られています。新鮮なじゃがいもを使います。
<作り方>
じゃがいもはよく洗ってから皮をむき、芽もていねいに取り除く。すりおろしてからガーゼで絞る。小さじ2杯を1日2回空腹時に飲む。胃潰瘍の時は絞り汁を黒くなるまで煎じたものを飲む。
※じゃがいもの絞り汁は時間が経つと変色するので、つくり置きはしない。

せきやたん、喉の痛みに効く「大根あめ」
ビタミンCが豊富な大根は昔からせきやたんを鎮静する食材として利用されていました。風邪によるせきやたん、喉の痛みによく効きます。
<作り方>
大根はよく洗い、皮ごと薄いイチョウ切りにする。ビンに大根を入れはちみつをヒタヒタに注ぐ。大根から水が出て浮き上がってきたらできあがり。大根を取り出して、透明な液を飲む。1回に飲む分量は小さじ1杯位で、1日数回飲むとよい。冷蔵庫で保存する。

ニキビに効く「大根のおろし汁」
毛穴に皮脂が詰まり、細菌が感染するニキビは、まず、清潔にすることが大切です。大根をおろした時の特有の辛みは硫黄を含んだ化合物で除菌効果があり、脂肪を分解する効果もあり、ニキビ退治に効果的です。
<作り方>
大根をおろす。カーゼにおろし汁を含ませ、ニキビの部分に4〜5分付ける。顔を洗ってから付けるとよい。湯上りだと毛穴が開いているので効果的。

頻尿に効く「焼いたにんじんの皮」
にんじんは血液のめぐりをよくしてお腹を温める働きがあります。冷えからくる頻尿や夜尿症の時につくってみましょう。皮にはカロテンが豊富に含まれています。
<作り方>
にんじんはよく洗い、皮をむき、フライパンできつね色に焼く。1回に食べる量は1本のにんじんの1/3位で十分。