
五月の蝿と書いて「うるさい」(五月蝿い)というが、都市域のハエが急激に減っていると言われて久しい。理由はいろいろある。生ゴミの処理・管理、すなわち密閉容器の普及とか下水道普及率の向上など衛生環境が良くなっていること、他方、コンクリートやアスファルト舗装で覆われ水気・湿気が少なくなっていることなどが考えられる。前者はポジティブな環境変化であるのに対して、後者はネガティブな環境変化を招いている。すなわちヒートアイランド化しいては地球温暖化で生物季節全般に異常が現れている。地球儀上の日本列島の開花前線の時季がずれ始めているが、ハエがとまって前線も見え隠れしてた頃が懐かしい。