健康天気ことわざ
福岡義隆教授による目からウロコ！納得の講義
本シリーズでは、気象病や季節病について諺や川柳を通して触れてみたい。
季節病は言いかえれば気候病である。「気候」とはギリシア語のクリマ(傾き)すなわち「傾向」、天気のクセを意味すると言っても過言ではない。もともと古代中国農業歴の「二十四節気七十二候」の気と候に由来するとも言われ(福井英一郎、1952)、時空間的にやや長く広い範囲にわたる気象現象であり人間との関わりが深い。それは統計的であり風土的なものであり、そのような観点から綴っていきたい。
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健康天気ことわざ
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- 健康と病気に関する天気俚諺 ～まとめに代えて
- 健康十訓
- 年齢の数だけ年越し豆を食べると病気をしない
- 河豚は食いたし命は惜しし
- 小寒の氷大寒に解く
- 「若水」は恵方の井戸からの水
- 正月の伝統料理にみる健康秘策
- 冬至の日にかぼちゃ食べると風邪ひかない
- 庭雪時には風邪がはやる
- 頬がほてると雪になる
- シラカバの紅葉で春到来の遅速を予測
- 花は半開酒は微酔
- 大食短命
- 初物七十五日
- ブドウの種を食べると盲腸になる
- 蟋蟀の8秒間の鳴き声数に4足すと気温
- ウラハグサの葉がひっくりかえれば喘息がひどくなる
- ひでりにケカチなし
- おかゆを食べ、高台に住み、せっせと歩け、それが長生きの秘訣
- 蚊の多い年は暴風あり
- 雷が鳴ったら桑の葉を頭に載せる
- 喘息持ちの人は南風が吹くと悪化する
- 子供が騒ぐと雨
- 麦の穂が出たら浅蜊は食うな
- 燕が早く飛来する年は病気がはやりやすい
- 赤ご飯にお茶かけすると中気になる
- 心配は猫をも殺す
- この空をふるさとにして卒業す
- 食後の散歩は長寿の秘訣
- ニンガツノヘバリゴチと春一番
- 節分の豆まき
- 『あかぎれ大将にひび大将』
- 『赤豆粥』と『寒の水は薬』
- 気象病は西からやってくる
- 頭寒足熱
- のどもと過ぎれば熱さ忘れる
- りんごの香りがうつ病に効く
- 夜露は身体の毒
- 柿が赤くなれば医者は青くなる
- 雷をまねて腹掛けやっとさせ
- 梅を望んで渇きを止む
- 歩く足には泥が付く
- 夏風邪は馬鹿がひく
- 半夏生以前の青梅を食べると腹痛を起こす
- ここかしこ痛み体は梅雨にいる
- 梅雨晴れに紫外線要る人要らぬ人
- 転ばぬ先の杖 ～健康天気諺とは
- 『風邪は万病のもと』
- 『雨天でも歩いて薬代浮かす』
- 一病を持って天気をよく当てる
