
かぼちゃには風邪予防の成分は含まれていない。しかし、野菜が不足がちな冬に保存可能なかぼちゃが食べられて栄養のバランスがよくなるという、昔の人の知恵がある。冬至かぼちゃは「長生きする」とか「厄除け」になる、などである。あるいは、小豆粥にかぼちゃを混ぜて食べるのは、中国の疫鬼を払うという風習が伝わってきて日本でも習慣化されたとされる。
『冬至に「ん」のつく食べ物を食べると良い』という。例えば、なんきん(かぼちゃのこと)、だいこん、みかん、きんかん、など等。特に「かぼちゃ」の栄養価は抜群で、澱粉はもちろん、豊富なビタミン、カロチン、他にミネラル、繊維質など、元気のもとが沢山詰まっているとされる。