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お天気アロマテラピー

雲の記事一覧

続・お天気香るコラム

Vol.23

2015.02.13

~四季の“雲”景 編~

~ 四季の“雲”景 編 ~ 四季「雲」ばなし

 十人十色の表情で、日々私たちを楽しませてくれる雲たち。そんな様々な表情を浮かべる雲たちでも、大きく10種類の顔に分類することができます。いわゆる“十種雲形”と呼ばれるものです。
実は、空に漂っている雲たちは、それぞれに住み分けをして生活しています。雲は地球上の対流圏という水蒸気が大量に存在する大気の層において発生しますが、その中でも下層、中層、上層で出現する雲の種類が違ってきます。
まず、下層(地上1500m付近)の住民である雲たちですが、薄くのっぺりと引き伸ばしたような灰白色の雲「①層雲」、畑の畝のような波が一面に広がる灰白色の雲「②層積雲」、のっぺりと怪しく寝そべる暗灰色の雲「③乱層雲」(※時に中層にも)が存在します。続いて、中層(地上5500m付近)の住民はと申しますと、天球に灰色のシーツを覆い被せたかのような雲「④高層雲」、青い草原を白羊の群れが駆け抜けていくような雲「⑤高積雲」が存在します。そして、上層(地上10000m付近)の住人におきましては、空を白羽根で優しく撫でたかのような薄くて繊細な雲「⑥巻雲」、天井に灰白色の薄いベールが引っかかったかのような雲「⑦巻層雲」、青魚に張りつく白い鱗のような雲「⑧巻積雲」が存在します。また、下層から中層にかけて住む、綿あめのようにフワフワな白雲「⑨積雲」や、下層から上層にかけて住む、ゲンコツを突き上げるようなゴツゴツとした白雲「⑩積乱雲」といった、背高ノッポな雲の仲間たちもいます。
 俳人・歌人である正岡子規は雑誌「ホトトギス」において、「春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛の如く…」と、四季に現われる雲たちを表現しています。春の“綿”は、暖かな陽気の上で気持ち良さそうにプカプカと浮かぶ“積雲”、夏の“岩”は、ムンとした草いきれの中に仁王立ちする“積乱雲”、秋の“砂”は、乾いた空指の隙間からサラサラとこぼれ落ちる“巻雲”、冬の“鉛”は、冷たい重石を乗せられて低く垂れ込める“乱層雲(雪雲)”を、それぞれ示しているのではないかと私は考えます。(※日本海側の雪雲は積乱雲であったりもしますが…。)
基本的に十種雲形の雲たちは、どの季節においても出現しますが、季節によって出現しやすい象徴的な雲たちは確かにあります。それを子規は、豊かな感受性と洞察力で見事に表現しているのです。子規はさらに、「晨雲は流るるが如く、午雲は湧くが如く、暮雲は焼くが如し」と続け、一日のうちに現れる雲の姿も、心に迫りくる言葉で表現しています。“四季”に敏感な“子規”は、実に魅力的な人物です。

四季「雲」熟語

◎暗雲低迷(あんうんていめい)
…暗黒をまとった雲が怪しく垂れ込めるかの如く、悪い出来事に飲み込まれてしまいそうな様子。また、なかなか暗いトンネルから抜け出すことができないこと。
◎雲烟縹渺(うんえんひょうびょう)
…雲が足跡も残さず、さらさらと流れ去ってしまうように、ある事柄に後ろ髪を引かれることなく、淡々としている様子。
◎雲散霧消(うんさんむしょう)
…気ままに浮かぶ雲が弾け散り、緩やかに漂う霧が吹き消えるように、鮮やかに消えてなくなってしまう様子。
◎雲集霧散(うんしゅうむさん)
…雲がワラワラと湧いて集まるように、霧がハラハラと瞬く間に散っていくように、沢山のものたちが寄り集まっては散っていく様。
◎雲蒸竜変(うんじょうりょうへん)
…空に雲が急に湧き立ち、竜が縦横無尽に駆け巡るかの如く、この時とばかりにやってきて、勢いに乗じて自らの力を存分に発揮する様。
◎雲泥万里(うんでいばんり)
…空に浮かぶ雲と地に張りつく泥ほどにかけ離れ、気が遠くなるほどの距離がある様子。あからさまに大きな隔たりがあること。
◎閑雲野鶴(かんうんやかく)
…フワフワと想いを空に浮かべながら、思う存分に羽根を広げて悠々自適に生きている様。
◎行雲流水(こううんりゅうすい)
…風まかせな浮雲のように、川を駆け下る清水のように、深く考えずその場の流れに身をまかせること。また、その場の色に染まりながら、滞ることなく過ぎ去ってゆくこと。
◎晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)
…冴えわたる晴天に浮かぶ純白の綿雲のように、澄みわたる秋夜に浮かぶ透明な丸月のように、真っ直ぐに突き抜けるほどの純真さが眩しい、無垢な心のこと。
◎和風慶雲(わふうけいうん)
…頬を撫でる和やかな微風のように、さりげなく慶福を届けてくれる白雲のように、穏やかで幸せな空気を醸し出す偉大な存在。

四季「雲」なウェザーアロマ

この時季、日本海側ではもはや定番となってしまった“鉛”の空。一方、晴天が続いていたお向かいの太平洋側の空にも、2月頃になると“鉛”の雲が広がる日も出てきて、時おり雪を降らせることがあります。一般的に日本海側の“鉛”は、北西の季節風が日本海を渡る際に発生させる雲由来のものになりますが、太平洋側の“鉛”は、春先にかけて次第に日本列島の南岸を通過するようになる低気圧が発生させる雲由来のものになります。
以前にも少しご紹介したと思いますが、大空を鉛で塞がれて光を全身に浴びることができなくなってしまうと、同時に心身の活動力も塞がれてしまい、倦怠感や鬱のような状態を引き起こしやすくなってしまいます。1つの要因としては、太陽の光により促される日中の昇温と、私たちの活動リズムに合わせた体温上昇との共鳴が崩壊することにより、体内のバランス機能が崩れて体調不良に繋がるのだともいわれています。そもそも、私たちは暗闇に包まれると不安感や恐怖心を抱き、ストレスを感じる生き物なのです。
やはり一日の始まりは、晴れやかな明るい気分でスタートしたいもの。気持ちよく一日のスタートを切ることができれば、その日の充実度に大きな差が生まれてくることは間違いありません。鉛の空が広がって気分が重たくなりがちな朝でも、キラキラとしたアロマのシャワーを浴びて、元気に一日を始めてみませんか。

モーニングサンシャインアロマシャワー

[使用材料] 
・精製水45ml 
・無水エタノール 5ml 
・精油 10滴以下<ローズマリー5滴・グレープフルーツ5滴>
ローズマリー
(^-^)…学名:Rosmarinus officinalis が示すように、海の雫<Ros(雫)・marinus(海の)>がキラキラと乱反射するように、クリアでスッキリとしたハーブの香り。シャキッと目を覚ましてくれる精油。
グレープフルーツ
(^-^)…学名:Citrus paradisi が示すように、楽園<paradisi>を明るく照らす光のように、溢れるフレッシュ感が眩しいシトラスの香り。明るく元気にさせてくれる精油。
[作成手順]
① ビーカーに入れた無水エタノールに精油を垂らし、ガラス棒で撹拌する。
② 精製水を加え、さらによくかき混ぜる。
③ 遮光ガラススプレー瓶に移し、ラベル(作成日、レシピ)を貼る。
※空間にひと吹きすれば、キラキラと輝く朝を届けてくれる。
[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・長時間使用は控え、適宜換気を行う。
・高温多湿を避け冷暗所保存。使用期限は約2~3週間。
・アルコール過敏の方は使用を控えること。
・体調がすぐれず、香りに敏感な時は使用を控える。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2015.02.13掲載

続・お天気香るコラム

Vol.20

2014.12.25

~冬の「雲」景 編~

~ 冬の「雲」景 編 ~ 『冬雲』ばなし

 この冬の寒い時季、日本に向かって大陸から強い寒気が流れ込んでくれば流れ込んでくるほど、日本海上には美しい、いわゆる「筋状の雲」が浮かび上がります。天気図上に現われるスリムな縦縞の等圧線とともに、衛星画像上に現われるシャープな筋状の雲を肴に、冬場、熱燗で一杯いただくのが、お天気好きの呑兵衛にとっては至福のひとときだったりします。ちなみに、非常に強い寒気が日本付近に流れ込んでくる場合、太平洋上にも筋状の雲が見られることがあります。こちらもまた心くすぐられる雲です。
その筋状の雲を発生させるメカニズムを簡単に申しますと…、大陸の冷たく乾いた空気が、相対的に温かく湿った日本海に流入してくると、その温度差により対流活動が起こり、日本海上で多量の水蒸気を吸い込んで雲を作ります。そんな日本海生まれの雲たちは強い北西からの寒風に吹かれることにより、お行儀よく列を作って並ぶため、均整のとれた筋状の雲列を浮かび上がらせることになるのです。
したがって、日本海に綺麗な筋状の雲が整列すると、日本海側の地域ではその雲たちが日々流れ込んでくるため、すっきりとしない曇りや雪の日が多くなります。一方で、日本海の雪雲たちを乗せた空気の流れが、脊梁山脈を越える際に水蒸気を全て震い落として流れ下ると、太平洋側の地域では雲の姿は消えてなくなるため、乾いた晴れの日が多くなるわけです。
日本の冬は、日本海側と太平洋側で雲の有無がくっきりと分かれる、白黒はっきりとした空模様になるといった特徴があるわけです。

『冬雲』ことば

◎冬雲(ふゆぐも)<冬の雲(ふゆのくも)>…冷たい暗雲が低くまで舌を伸ばし、冷えびえとした空気で包み込む雲
◎凍雲(いてぐも・とううん)…まるで凍りついたかのように空一面に貼りつき、隙あらば雪を落とす怪しげな雲。
◎寒雲(かんうん)…寒々ときしむように鳴き続ける、冬の日の鈍雲。
◎雪雲(せつうん・ゆきぐも)…重そうに雪を抱えながらたたずむ、雪の日のドンヨリ雲。
◎筋状雲(すじじょううん)<筋状の雲(すじじょうのくも)>…冬季の日本海上などに描かれる、タイトなストライプ柄がオシャレな雲の列。

~日本海側の雲“アリ”灰色空~
◎暗天(あんてん)…光が閉ざされ、暗闇で握り潰された空。
◎陰天(いんてん)…光が溢れる天空の裏側に広がる、雲で覆われた闇空。
◎薄曇(うすぐもり)…ちょっぴりかすれた幻想的な風景を描く、ミルク色の空。
◎曇空(くもりぞら)…雲空。鈍空。
◎曇天(どんてん)…雲天。鈍天。
◎垂天(すいてん)…雲などが天上からぶら下がって揺れる空。

~太平洋側の雲“ナシ”青色空~
◎青天井(あおてんじょう)<野天(やてん)>…吸い込まれる程に高くまで突き抜ける、決して手の届くことのない青天上。
◎青漢(せいかん)<青穹(せいきゅう・蒼穹(そうきゅう)・青霄(せいしょう)・蒼昊(そうこう)>…清らかな青き大河が横たわる大空。「穹」は弓の形状を意味し、大空を弓に見立てた語。「霄」や「昊」は大空を意味する語。
◎晴空(せいくう・はれぞら)…弾ける青色が眩しい、好天に恵まれた雲一つない大空。
◎蒼天(そうてん・そうでん)<青空(あおぞら・せいくう)・青天(せいてん)>…遥か彼方まで青原が広がり澄みわたる天穹。
◎碧虚(へききょ)<碧空(へきくう)・碧天(へきてん)・碧霄(へきしょう)・碧落(へきらく)>…深き水の淀みの如く、静まり返る青空。「碧」は少し暗めの青色、青緑っぽい色を意味する語。

『冬雲』なウェザーアロマ

そんな雲が低く垂れ込めて暗い世界に沈み込む日本海側と、雲ひとつなく高い空が広がって明るい世界にさらされる太平洋側。日本海側ではドヨドヨとした空気に包まれるため、身体の活動リズムを崩すとともに、心も憂鬱になりがちです。また、太平洋側ではカラカラとした空気に包まれるため、お肌の乾燥に悩まされるのはもちろん、心も乾きがちになります。
このような場合、同じようにメンタルケアを考えるとしても、雲が剥がれない日本海側のウエットな冬空の下におけるメンタルバランス調整と、雲を寄せ付けない太平洋側のドライな冬空の下におけるメンタルバランス調整とでは、やはりアプローチの仕方は変わってきます。日本海側においては、湿っぽくなってしまった心へ清々しさを与えてあげるように、さっぱりとしたリフレッシュ系の香りを選択し、一方の太平洋側においては、乾いてしまった心へ潤いを与えてあげるように、しっとりとしたリラックス系の香りを選択するのがよろしいかと考えます。
日本の冬、そして年末年始の象徴的な香りといえば、やっぱり“こたつの上のミカン”の香り。ということで(?)、今回はミカン科の精油をフィーチャーして、リフレッシュ系の柑橘香を使用した芳香浴と、リラックス系の柑橘香を使用した芳香浴を、タイプ別に楽しんでみましょう。

日本海側の湿空と、太平洋側の乾空に咲かせるアロマ

[使用材料] 
・ハンカチ or ティッシュペーパー 1枚
・柑橘系精油 2滴以下
【リフレッシュ系シトラスブレンド(日本海側)】
✿ レモン・ライム・グレープフルーツ ✿
(^-^)…「レモン・ライム・グレープフルーツ」などの柑橘系精油を選択して太陽のように眩く明るい香りで心を照らし、リフレッシュさせてあげる。
【リラックス系シトラスブレンド(太平洋側)】
✿ スイートオレンジ・ベルガモット・マンダリン ✿
(^-^)…「スイートオレンジ・ベルガモット・マンダリン」などの柑橘系精油を選択して太陽のように優しく温かい香りで心を包み、リラックスさせてあげる。
[作成手順]
① ハンカチやティッシュに、精油を垂らす。
② ハンカチやティッシュについた精油の香りを嗅ぐ。
③ タイプに合わせたシトラスアロマで気分転換し、心身の不調を改善。
※柑橘系の精油には色がついているものが多く存在するため、ハンカチや衣服などへの色移りなどには十分に注意すること。
[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控える。
・精油原液が肌へ付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・適度な換気を心掛け、長時間の使用は控えること。
・精油は目や口に入れないこと。
・ハンカチや衣服などへの色や香りの染みつき、汚れ、変質には十分注意すること。
・異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.12.25掲載

続・お天気香るコラム

Vol.15

2014.10.24

~秋の「雲」景 編~

~ 秋の「雲」景 編 ~ 『秋雲』ばなし

「天高く馬肥ゆる秋」。秋は突き抜ける青空の彼方に、さりげなくアートな雲たちを浮かべる粋な季節。そんな高き天上にて穏やかにたたずむ雲たちですが、実はたくさんの氷の粒を敷き詰めて作られています。ときおり、そのちっちゃな氷の雲粒に光が奇跡を与えると、雲が神秘的な虹色の輝きを放つことがあります。これが、いわゆる“暈”や“彩雲”などと呼ばれる大気の光学現象です。
ちなみに、暈<別名…ハロ・白虹など>とは、空高くに薄っぺらで透けた雲(氷晶の雲粒の集まり)が広がった時に、太陽や月の周りを取り囲むように浮かび上がる、虹色を乗せた光のリングのことです。太陽にかかる暈を“日暈”、月にかかる暈を“月暈”と呼んでいます。暈は巻雲や巻積雲、巻層雲によるものが多いとされ、氷晶の雲粒を光が通り抜けようとする際に屈折(光の波が進行方向を変えられる現象)したり、反射(光がぶつかって跳ね返される現象)したりすることで発生します。つまり、雲粒がプリズムの役割を果たすわけです。
一方、彩雲<別名…瑞雲・慶雲・景雲・紫雲・五雲など>とは、太陽の目の前を雲が横切って流れていく時に、その雲が虹色に彩られて浮かび上がる現象をいいます。彩雲は巻積雲や高積雲に多く見られるとされ、氷晶や水滴などの雲粒に光が差しこんだ際に回析(光が回り込む現象)したり、干渉(光の波が合わさる現象)したりすることで発生します。幸せを運ぶといわれる雲です。
高き空の峰を漂う雲が多くなるこの季節は、このような幻想的な現象の発生が多い季節ともいえるわけです。
秋はセンチメンタルな気分にさせる季節といわれますが、柔らかに微笑む秋雲たちは、私たちをいつもより少しだけ優しい気持ちにもさせてくれます。また、ときには七色の幸せを私たちに運んでくれる、そんな季節でもあるのです。

『秋雲』ことば

◎赤雲(あかぐも・せきうん)…日のエネルギーを飲み込んで、赤々と染まる雲
◎紅雲(こううん)…太陽の光彩を吸い込んで、紅色が滲み出す雲。
◎絳雲(こううん)…あかい色を乗せて漂う雲。「絳」は、あかい色を示す。
◎茜雲(あかねぐも)…太陽が瞼を開ける早朝や、瞼を閉じる夕暮れに浮かび上がる茜色の雲。
◎暮雲(ぼうん)…家路を急ぐカラスたちを、静かに見送る深紅の雲
◎夕映雲(ゆうばえぐも)…夕陽の煌めきをまとった華麗な雲。
◎夕焼雲(ゆうやけぐも)…夕焼け空に腰かける、ちょっぴり胸を焦がすセンチメンタルな雲。
◎黄金雲(こがねぐも)…日の出と日の入の瞬間が彩る、黄金色の雲。
◎黄雲(こううん)…秋の陽光から溢れ出す芳醇な輝きを振りかけた黄色い雲。または、こうべを垂れて豊かに揺れる一面の稲穂を、優雅に漂う雲にたとえた言葉。
◎稲葉の雲(いなばのくも)…黄金の水田を風が渡る様を、緩やかに浮かぶ雲にたとえていった言葉。
◎秋雲(あきぐも・しゅううん)…そびえ立つ秋の清爽な青空に、さり気なく、そして儚く流れる雲。
◎巻雲(けんうん・まきぐも)…小さな吐息でもすぐに何処かへ飛んで行ってしまいそうな、とてもしなやかで華奢な姿が魅力的な雲。羽毛のように繊細な雲。学名を「シーラス(巻き毛)」と呼ぶ。
<巻雲の俗称>筋雲(すじぐも)・篠雲(すじぐも)・絹雲(きぬぐも・けんうん)・刷毛雲(はけぐも)・シラス雲(しらすぐも)・雨知らす(あめしらす)・掠雲(かすりぐも)・羽根雲(はねぐも)・巻き毛雲(まきげぐも)・繊雲(せんうん・ちりぐも)
◎巻積雲(けんせきうん)…空一面に散らかしたかのように浮かぶ、小さめな斑点状の雲。鰯の大群に例えられたり、魚の鱗や鯖の背の模様に見立てられたりする雲。
<巻積雲の俗称>鰯雲(いわしぐも)・鱗雲(うろこぐも)・鯖雲(さばぐも)
◎巻層雲(けんそううん)…青空に霞をかけて幻想的な世界を演出する、白くて薄いオブラートのような雲。
<巻層雲の俗称>淡雲(あわぐも)・薄雲(うすぐも)
◎高積雲(こうせきうん)…大空にばら撒いたように浮かぶ、やや大きめな斑点状の雲。ときには、列状に並んで浮かぶこともある。羊の群れが押し寄せてくる様子に例えられたりする雲。
<高積雲の俗称>羊雲(ひつじぐも・よううん)
◎時雨雲(しぐれぐも)…秋と冬の境界線で、冷たい時雨を降らせる雲。また、今にも時雨を呼び込みそうな雲。※時雨→気ままに降ったり止んだりする雨。
◎野分雲(のわきぐも・のわけぐも)…立春から数えて二百十日や二百二十日頃、野原に吹き荒れる台風などの大風を運んでくる雲。または、大風でちぎれ飛んだ雲片。

『秋雲』なウェザーアロマ

この季節、上空はジェット気流の影響などで巻雲を始めとした秋雲が行きかうことはあっても、地上付近は大陸由来の乾燥した移動性高気圧に覆われるなどするため、比較的カラッと晴れることが多く、雲はあまり成長しません。秋の代名詞である巻雲の“サラサラ”とした質感と同様に、体感的にもサラサラと過ごしやすいお天気になります。
とはいえ、次第に“カサカサ”が忍び寄る季節でもあります。お肌や唇、喉などが荒れて炎症を起こしやすくなり、油断すると大きなダメージへと繋がる恐れもあるのです。
アロマテラピーで使用する精油には、スキンケアに力を発揮してくれるものが数多く存在します。皮膚を柔らくし細胞の成長を促進させ張りを保つことで、しわやたるみをできにくくしたり、乾燥などにより引き起こされがちな肌荒れを改善してくれたり、様々な嬉しい働きをもっています。今回は、そんな嬉しい働きに期待して、乾いた秋空の下で悲鳴を上げ始める肌に潤いを補給してくれる、ウェザーアロマ的スキンローションを作成してみましょう。

荒れがちなお肌に寄り添う、しっとり癒し系スキンローション

[使用材料] 
・フローラルウォーター<ローズウォーター> 45ml
・グリセリン 5ml
・精油 2滴<ネロリ1滴、サンダルウッド1滴>

ネロリ 
(^-^)…ほのかにシトラス系のフレッシュ感も漂わせる、清楚なフローラルの香り。肌を生き生きと健康に保って張りを与えてくれる、スキンケアに抜群の力を発揮する精油。また、カサつきが気になる心もしっとりと潤し、ゆったりと気持ちを安定させてくれる。
サンダルウッド
(^-^)…心の底にまで染み渡るような、深く落ち着いた白檀の香り。乾燥などによって炎症を引き起こした肌を、優しく包み込んで改善に導いてくれる精油。また、荒れてしまった心も温かく包み込んで、穏やかに鎮めてくれる。

[作成手順]
①計量スプーンなどでグリセリンを量り、ビーカーに入れる。
② ①に精油を垂らし、ガラス棒で撹拌。さらにフローラルウォーターを加え、よくかき混ぜる。
③ 遮光ガラススプレー瓶に移し、ラベル(作成日、レシピなど記入)を貼る。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者・病的な鬱などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控える。
・よく振ってから使用。
・適宜、換気を行いながら作業すること。
・精油は目や口に入れないこと。
・敏感な部位、炎症が酷い部位・傷口などへの使用は控える。あらかじめ少量で試めすこと。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・衣服などへの色や香りの染みつき、汚れ、変質には十分注意すること。
・高温多湿を避けた冷暗所で保存。使用期限は約1~2週間程度。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.10.24掲載

続・お天気香るコラム

Vol.8

2014.07.15

~夏の「雲」景 編~

~ 夏の「雲」景 編 ~ 『夏雲』ばなし

青空のベッドに横になり、べそをかきながら寝そべる「乱層雲」。そして、青空のどまんなかに立ち上がり、高笑いしながら背伸びする「積乱雲」。夏雲が浮かべる二つの顔。
夏の始め、梅雨空の舞台で主役を張る雲といえば、一般的には、空の低くにまでどんよりと垂れ込める、「乱層雲」をイメージするのではないでしょうか。つまりは、雨雲。しとしととあまり強弱をつけることなく雨を降らせる雲です。基本的には、性質の異なるオホーツク海高気圧由来の北の冷湿な空気塊と、太平洋高気圧由来の暖湿な南の空気塊ががっつりとぶつかり、どちらも譲らずせめぎ合う狭間で発生する停滞前線、いわゆる梅雨前線による雲になります。ただ、この二つの空気塊の水蒸気傾度はそこまで大きくなく、極端な気温差も見られないことが多いため、比較的発達が弱い乱層雲が広がりやすくなるのです。(ただし、上空に乾燥した空気が入ったり、冷たい空気が流れ込んだり、下層に暖かく湿った空気が滑り込んだりすれば、大気の状態は不安定化して、激しい雨をもたらす積乱雲へと成長することも、もちろんあります。)
やがて、この梅雨雲たちを熟成した夏が突き破り、少しずつ大きく穴を開け始めると、眩しい青空がその穴を押し広げながら潜り抜け、表に現れることになります。いよいよ本格的な最強の夏がやって来るのです。そんな最強の青空によく似合うのが、「積乱雲」、いわゆる入道雲です。夏の代名詞的な雲である積乱雲の発生する要因については、基本的に強力な日射で暖められた地面や山岳の斜面、風と風がぶつかる場所などで、地上の蒸し暑い空気の塊が、勢いよく上昇を始めると、モクモクと青空に膨らむ、綿あめのような積雲を湧かせます。さらに、上昇を続けて成長すると、今にもムクムクと青空に溢れ出しそうな、ビールの泡にも似た巨大な積乱雲が現れます。ときに、上空へ寒気が流れ込んでくることがあれば、さらに不安定化してデンジャラスな積乱雲へと成長し、竜巻や突風、短時間強雨、降雹…といった鋭い牙を剥くこともあるわけです。ちなみに“不安定”とは、簡単にいうと、冷たく重たい空気が、暖かく軽い空気の上に乗っかって、頭でっかちになった状態をいいます。その頭をついに支え切れなくなって、勢いよく空気がでんぐり返る際に雷雲を発達させるわけです。余談ですが、上空5500m付近の気温と地上の気温との差が“40℃”程度を越えるようになると、大気が不安定化して雷雲が発達しやすいともいわれます。

『夏雲』ことば

◎五月雨雲・五月雲・梅雨雲…尻尾を長く垂らしながら、だらだらと居座る、梅雨時ののんべんだらりんとした灰色雲。
◎〇〇太郎・〇〇次郎・〇〇三郎・〇〇入道…真夏の主役である積乱雲の別称。河川名・山岳名・地域名など〇〇を、頭につけ呼ぶことが多い。
・安達太郎…福島県安達太郎山付近に現れる夏雲
・坂東太郎…江戸における、利根川流域由来の夏雲
・信濃太郎…越前方面で呼ばれる信濃川流域由来の夏雲
・近江小太郎<比叡三郎>…京阪地域にて、北東の方角に出現する夏雲、比叡山由来の夏雲
・丹波太郎…京阪地域において、北西の方角に出現する夏雲、愛宕山由来の夏雲
・石見太郎…山陰地方において、湧き立つ夏雲
・伊予太郎…愛媛県の松山方面で立ち上がる夏雲
・豊後太郎…山口方面に出現する夏雲
・比古太郎<彦太郎>…大分県と福岡県にまたがる英彦山に由来する夏雲
・奈良次郎<山城次郎>…京阪地域にて、南東の方角に出現する夏雲、奈良盆地由来の夏雲 
・筑紫次郎…九州地方を流れる筑後川流域由来の夏雲
・和泉小次郎…大阪府と和歌山県を隔てる和泉山脈由来の夏雲
・四国三郎…高知県・徳島県を流れる吉野川流域由来の夏雲
・上総入道…茨城県付近で出現する夏雲
・たこ入道…兵庫県付近で出現する夏雲
・出雲入道…出雲<島根県東部>周辺で出現する夏雲
・備後入道…備後<広島県東部>周辺で出現する夏雲
◎油雲…わくわくと湧き立つ積乱雲 
◎天の河霧…ふわふわと漂う天の川の川霧のような雲
◎鼬(いたち)雲…するすると駆け上がる積乱雲、石川県方面の方言
◎岩雲…ごつごつとそびえ立つ積乱雲、兵庫県方面の方言
◎?雲…ぽこぽこと次々に湧き上がる雲 
◎金床雲…かんかんと鋼を鍛える金床のような雲
◎神立(かんだち)雲…ごろごろと雷を轟かせる積乱雲
◎岸雲…だんだんと積み上がる積乱雲、千葉県方面の方言
◎乳房雲…もこもこと丸みを帯びた積乱雲の雲底 
◎峰雲…もりもりと盛り上がる雲の峰
◎舞茸雲…たかだかと手を掲げる積乱雲、岐阜方面の方言
◎漏斗(ろうと)雲…するすると怪しく手を伸ばす積乱雲の雲底

『夏雲』なウェザーアロマ

青空にのっぺりと敷かれた灰暗な雲、梅雨雲。青空にぽっこりと盛り上がる白明な雲、立雲。青空に繰り広げられる夏雲のストーリー。
今はまだ梅雨雲の下。ネズミの雲で遮断される光とともに、塞がれる私たちの心。引き起こされがちな、うつ状態。
光というのは、実は私たちの心身のリズムに多大な影響を与えています。私たち人間は、太陽の光をしっかりと浴びることで、日々の体内リズムを調整しているといわれています。太陽から降り注ぐ光は、日中の活動に合わせて交感神経を活発化させ、いわば戦闘態勢を整えてくれているわけです。よって、十分に光を取り込むことができないと、心身ともにぼんやりとした霞に包まれ、それが長引けば、うつのような状態に引き込まれてしまうのです。梅雨時の日照不足は、私たちの心身に思いのほかダメージを与えるのです。ちなみに、うつ病の治療には、実際に光を利用した治療法もあるようです。光というものは私たちの健康にとって、必要不可欠なものの一つであると言えるわけです。
この時季においては、生活の中に上手く光を取り込むよう心がけることが、やはり大切かとは思いますが、ここでは、そんなどんよりと暗雲に覆われて弱ってしまった心身に、香りの光を明るく照らして活力を取り戻す、ウェザーアロマもご提案させていただきます。

眩い香りを全身に浴びる、アロマシャワータイム

[使用材料] 
・精油 3滴以下<グレープフルーツ1滴・ブラックペッパー1滴>

グレープフルーツ 
(^-^)… まさに、降り注ぐ陽光のような眩い明るさを放つ、フレッシュシトラスの香り。雨に沈み込む世界で、心身に溜め込んでしまった様々な湿気を、スッキリと揮発させてくれるような精油。代謝を改善して、元気を取り戻してくれる精油。
ブラックペッパー
(^-^)…鋭角的でスパイシーな熱い香りの中にも、清々しい透明感を隠し持つ。シャープに切り込む刺激が、梅雨煙に巻かれたぼんやりハートを、一気に目覚めさせてくれる精油。心身ともに活性化させてくれる精油。

[作成手順]
① 身体に付かないように気をつけながら、シャワールームの床端に精油を垂らす。
② シャワーを浴びながら、蒸気とともに芳香成分を拡散させる。
③ 眩しい香りを吸い込んで、心身ともに引き締め、シャッキリと一日をスタート。
※洗面器に湯を張って精油を垂らし、浴室の隅に置いてもよい。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控える。
・適度な換気を心掛け、長時間の使用は控える。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止し、流水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・浴室内における床などへの精油の使用について、変質などの恐れがある場合は行わないこと。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意する。
・お湯で火傷をしないように注意。
・喘息や咳などがみられる場合は行わないこと。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.07.15 掲載

続・お天気香るコラム

Vol.4

2014.05.29

~春の「雲」景 編~

~ 春の『雲』景 編 ~ 『春雲』ばなし

雲雀(ひばり)が放り投げる、ぴりぴりと輝く高声のビーズが、空一面に撒き散らかされる、うららかな春の日。青空には、ぼんやりとかかる、優しくてナイーブなソフトチュールのヴェール雲。恥ずかしがり屋な春空の素顔を、隠すかのようにして漂う霞雲。そして、時にぽこぽこと生まれ出て、楽しげな可愛らしい面持ちで、愛嬌を振りまく綿雲。次第に雲たちは、賑やかにおしゃべりを始め、空の表情は豊かに咲き出して、心うきうきと弾みだす季節がやってきます。
春の空にも多様な雲が浮かびますが、印象深いのは、ふんわりと空を覆うような、夢見心地で幻想的な霞雲。春香る雲景として忘れることはできないでしょう。春の訪れとともに、南からの暖かくしっとりとした空気に包まれるようになると、空には水蒸気が増えてくるため、薄い雲が広がったような春霞となるわけです。
それでも、やはり春をイメージさせる雲として、真っ先に目蓋に浮かぶのは、何といってもクリームソーダのバニラアイスのように、ぽわんぽわんと浮かぶ真っ白で柔らかな綿雲ではないでしょうか。春になると次第に日差しが強くなり、日中、地表がよく温められるようになると、そこに上昇気流が発生して、いわゆる積雲と呼ばれる雲が、空に浮かぶことが多くなるのです。

『春雲』ことば

◎ 春雲(はるぐも)…春色のメイクを乗せた明るい笑顔で、しなやかに優しく漂い始める雲。
◎ 芳雲(ほううん)…春のフレグランスをふんわりとまとった、華やかさと香しさあふれる雲。
◎ 絮雲(じょうん)…ふかふかなコットンボールを転がしたかのように浮かぶ、可愛らしい雲の玉。積雲。
◎ つみ雲(ぐも)…青空をぷかぷかと気持ちよさそうに流れる、白いマシュマロのような雲。積雲。
◎ 綿雲(わたぐも)…大空にぽこぽこと生まれる、どこか愛嬌があって人懐こい、丸く柔らかい白雲。積雲。
◎ 恵雲(けいうん)…彩花と若緑の春国を、しっとりと優しく濡らす雨雲。“恵”みの雨を運ぶ“雲”。
◎ 淡雲(あわぐも)…心地いい春の淡い夢に誘うかの如く漂う、すりガラスのように繊細な薄い雲。巻層雲。
◎ 薄雲(うすぐも)…春光が溢れ出す空を、柔らかくシフォンのように包み込む半透明な薄い雲。巻層雲。
◎ 鳥雲(とりぐも)…北へと旅立つ渡り鳥との、別れを惜しむ空に広がる、切なさがにじむ曇り雲。
◎ 鎌雲(かまぐも)…鎌風を振るい下ろし、時に牙を剥く雲。春疾風を呼ぶ、ちょっと危険な香りのする雲

『春雲』なウェザーアロマ

見渡せば、春霞の淡雲。紗のかかった幻想的な風景で、夢見心地へと誘います。そんな春が煙る空のおかげで、私たちの心と身体もちょっぴり視程不良。春の空と同じく、ぼんやり霞んでしまいます。
見上げれば、春天の浮雲。次々に顔を覗かせては、あっち行ったりこっち行ったり、ふわふわと漂います。そんな風まかせな“お気楽雲”たちは、私たちの気持ちまでも、一緒にぷかぷかと空に浮かべてしまいます。
“春眠暁を覚えず”。日本列島が、緩やかに春の移動性高気圧に浸されれば、優しい温もりが心地よい晴れの天気が広がり、春の時が穏やかに流れゆくと、うっかり朝寝坊なんてことも起こりがちです。ゆったりとした春の柔らかい世界に浸って、リラックスするのも大切ですが、春のバスタブに浸かり過ぎると、集中力は低下してしまい、心と身体がふやけてしまうかも。加えて、五月病などといわれる春の病が、しっぽを引きずる時季でもあるので、注意が必要です。
そんなこの季節、思いのほか気持ちがゆるゆるに溶けてしまい、スイッチが上手く入らなくなってしまったなら、気持ちを引き締めてくれるような香りの精油を使用したアロマクラフトを作成して、リセットしてみてはいかがでしょうか。

シャープな香風でリフレッシュ、“モヒート”風アロマカーテン

[使用材料] 
・リボン 1~2本(適度な長さと吸湿性のあるもの)
・安全ピン1~2本
・精油 1~2滴<ライム1滴・スペアミント1滴>

ライム 
(^-^)…シャープなキレ味とオシャレな苦味、そして、微かに漂わせる甘さの誘惑が癖になるシトラスの香り。ぬるま湯に浸かって鈍った感性をきりりと引き締め、集中力を取り戻してくれる精油。
スペアミント
(^-^)…澄みわたる爽快感が次々と湧き出すミントの香り。炭酸水のような弾ける透明感で、春の緩みがちな心と身体をリフレッシュさせてくれる精油。

[作成手順]
① リボンに精油を垂らす。
② リボンにしっかり精油が染み込んだら、安全ピンなどでカーテンに装着する。
③ 窓を開けて空気の入れ替えをしながら、吹き込むアロマな風で心身ともにリフレッシュ。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・長時間の使用は控えること。
・カーテンなどへの色や香りの染みつきや汚れ、安全ピンなどによる破損には十分注意すること。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・安全ピンなどによるケガに注意。・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.05.29 掲載


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