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お天気アロマテラピー

空の記事一覧

続・お天気香るコラム

Vol.22

2015.01.31

~四季の“空”景 編~

~ 四季の“空”景 編 ~ 四季『空』ばなし

 四季折々に豊かな表情を浮かべる空ですが、季節によって様々な落し物をしていきます。そんな落し物を幾つか拾ってみましょう。
春空からの落し物には、あまり歓迎されないものもあります。その一つが黄砂です。中国大陸方面のゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などといった地域において、高く巻き上げられた砂塵が偏西風の流れに乗って運ばれてくる現象です。春に黄砂が落とされがちなのは、その原因物質が低気圧の通過などで巻き上げられやすい状態になるうえ、輸送ルートとなる偏西風の流れが日本列島の上空付近を通ることが多くなるためと考えられます。また近年、拡大しつつある砂漠化により被害が拡大しつつあるともいわれています。
夏空の落し物といったら、やはり虹でしょう。夕立後に描かれる七色のアーチは、私たちに幸せを運んでくれます。虹が見える一般的な条件としては、空気中に雨粒が漂っていること。そして、太陽を背にしてその水滴を見ること(つまり、朝方や夕方であること。)が挙げられます。ちなみに、虹が7色に見えるのは、太陽光線(白)を構成している赤・橙・黄・緑・青・藍・紫といった7つの光に屈折率の違いがあるからです。簡単にいうと、太陽光線が雨粒の中に入り込むと、構成する7つの光がそれぞれ違う角度で屈折・反射するため7色に分かれて見えるのです。
秋空が深まる頃、静かな朝に落とされるのが朝霧です。近年“天空の城”として話題の竹田城の雲海は、麓に流れる川の蒸気霧が作りだす美しい光景です。秋の朝に雲海が出やすい基本的な条件としては、前日に雨が降るなどして湿度が高い状態であること。夜間、風もなくすっきりと晴れ、放射冷却がきいてよく冷えている状態であることなどが挙げられます。目安としては、日の出前から日の出後1~2時間くらいまでの間に発生しやすいといえます。地上の気温が上がるとともに、霧はすぐに解消してしまうのです。
冬空から落とされて大地に突き刺さるものといえば霜柱です。私たちの身近にある霜柱ですが、実は微妙なバランスの上で出来ているのはご存じでしょうか。通常、地表が0℃以下でも、地中は0℃以上といった条件が必要です。地表が0℃以下になると地表は凍りますが、土の中が0℃以上で湿っている場合、毛細管現象(水などが管の内側を上昇しようとする現象)により地中の水分が吸い上げられます。その水分は地表付近で凍りますが、再び地中より水分が供給されます。この繰り返しにより縦長の氷柱が成長し、霜柱が形成されるわけです。
四季の空から落とされる“落し物”を探して拾い集めてみるのも、なかなか乙なものです。

四季『空』熟語

◎迂疎空闊 (うそくうかつ)
…持っているものがざっくりとし過ぎていて、用に足りない様子。
◎海闊天空 (かいかつてんくう)
…地平線の果てにまで広がる大海原や、天高くにまで突き抜ける大空のように、寛容でさらっとした性格。
◎空空寂寂 (くうくうじゃくじゃく)
…白々としていて、静々としている心の状態。すっぽりと穴が空いたように、何もなくひそやかな様。
◎空空漠漠 (くうくうばくばく)
…焦点が定まらないほどに、延々で広大な様子。あまりに果てしなく、ぼやけている状態。
◎空前絶後 (くうぜんぜつご)
…以前にも見たことがなく、今後も見ることがないであろう貴重な事例。滅多に起こりえない珍しい出来事。
◎空即是色 (くうそくぜしき)
…この世に存在する全てのものの本質は空虚であり、それによって成立しているということ。
◎空中楼閣 (くうちゅうのろうかく)
…海にユラユラと浮かぶスカイスクレーパーの蜃気楼のように、いくら立派でも所詮は実態がなく空想的なもの。また、非現実的な考え方。
◎空理空論 (くうりくうろん)
…いくら美しい花瓶でも底が抜けていたらその役割を果たさないように、立派でも非現実的で全く意味を成さない考え方。
◎十室九空 ( じっしつきゅうくう)
…十戸のうち九戸が空き家となるほどに、活気が枯れ果て寂れてしまっている状態。
◎万里一空 (ばんりいっくう)
…遥か彼方にまで広がる世界でも、同じ空のもとに存在しているという考え方。また、見定めた一つの目標に向かって、どこまでもひたむきに力を尽くすこと。

四季『空』なウェザーアロマ

キンキンに冷えた空から落とされる寒気玉が、肩に重くのしかかる厳しい冬のど真ん中。暦の上でも「大寒」を向かえ、これから立春の頃までの期間が、一年で最も寒い時季といわれます。
そんな冷空から勢いよく落とされる寒気玉とともに、毎年この時季にきまって落とされるものが1つあります。それは受験という試練です。受験生の皆さんは、突き刺さる寒さとプレッシャーに追い立てられながらも、身を奮い立たせながら頑張っていることと思います。今回はそんな皆さんに、細やかではございますが、私からちょっぴりウェザーアロマなご提案をさせていただきたいと思います。この時季の厳しい寒さや酷い乾燥、人ごみにより蔓延するウィルスにも負けないための精油、そして、いざという時の集中力アップにも期待できるような精油を使用した合格祈願の御守を作成して、頑張る受験生にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
また、その御守と同じ香りを、普段から時々お部屋に漂わせておくと、緊張する試験会場で御守の香りを嗅いだ時、慣れ親しんだいつもの香りに包まれることで、自分の部屋にいるような落ち着いた雰囲気で、試験にのぞめるといったメリットも考えられます。
ただし、御守に付ける香りはほどほどに。周囲の迷惑になっては困りますし、何より本人が気分悪くなってしまっては、元も子もなくなりかねませんので。また、日々の体調によって香りの感じ方は変化しますし、香りの好みもありますので、その点も十分考慮した上、身体に負担のかからない範囲で使用しましょう。

迫りくる敵を打ち破れ!合格祈願のアロマ御守!! 

[使用材料] 
・メッセージカード(小) 1枚 
・封筒 1枚 
・ムエット 2枚 
・リボン 1本
・精油 <レモン1滴・バジル1滴>
レモン
(^-^)…目が覚めるほどのフレッシュ感が、キリッと弾けるシトラスの香り。うす笑いを浮かべて近づくウィルスから、優れた殺菌力で守ってくれる精油。免疫力を高めて、感染症予防に力を貸してくれる。キリリとした香りで、疲れて落ち込みがちな集中力も持ち上げてくれる精油。
バジル
(^-^)…スパイシーでスッキリとしたグリーンハーブの香りの中に、ほのかな甘さも漂わせる香り。モヤモヤした頭の中をクリアにして、集中力を取り戻してくれる精油。殺菌作用にも期待大で、風邪の季節に活躍してくれる精油。
[作成手順]
① 手に付かないよう注意しながら、ムエットに精油を1滴垂らす。
② カードにメッセージなどを書き込んだら穴を開け、リボンで飾って御守を作る。
③ ムエットにしっかりと精油が染み込んだら、御守りとともに封筒へ入れ、封をして香りを移す。
※御守の香りを楽しみながら、集中力や免疫力のアップに役立てる。
[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・適度な換気を心掛け、長時間の使用は控えること。
・喘息や咳などがみられる場合は行わないこと。
・体調が優れず、香りに敏感な時は使用を控えること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2015.01.31掲載

続・お天気香るコラム

Vol.17

2014.11.21

~冬の「空」景 編~

~ 冬の「空」景 編 ~ 『冬空』ばなし

この時季、大陸ではヒエヒエで冷たいシベリア高気圧が成長を続けます。陸地は海洋と比べて冷えやすい性質があるため、海面付近の空気よりも地面付近の空気の方が冷たくなり、その場の密度が大きくなることで高気圧<シベリア高気圧>を形成します。
そんな高気圧の腰は次第に重くなり、大陸の上で偉そうにあぐらをかき始めます。さらに、この高気圧は時おり日本付近へ偉そうに張り出してきて、一方でオホーツク海付近において低気圧が発達するようなことがあると、天気図上には南北にのびるストライプ模様の等圧線が美しい、いわゆる『西高東低』の冬型の気圧配置が完成するのです。
すると、西から張り出した冷たい高気圧から、東の発達した低気圧に向かって、凍える北西風が吹き込むことになります。日本海側では海洋からの湿った北西風が吹き付け、ドンヨリとした灰空が広がりますが、太平洋側では山岳を越える際に湿りを落として乾いた北西風が吹き下ろすため、対照的にスッキリとした青空が広がることになるのです。
冬場の夜空には日本海側では雲原が広がり、太平洋側には星原が広がります。太平洋側では一年で最も星が近づいて見える時季ともいえるでしょう。南の空には最も明るい輝きを放つ恒星“シリウス”。その右上に“ベテルギウス”の赤き輝きと、左上に“プロキオン”の白き輝き。そんな三つの輝きを結ぶと浮かび上がる“冬の大三角形”。その右側に目を向ければ、お行儀よく並ぶ三連の星“オリオンの三ツ星”が輝くオリオン座。さらにその右上に目を移すとプレアデス星団、蒼き“すばる”。冬の空は、夜も楽しい季節です。

『冬空』ことば

◎凍空(いてぞら)<寒天(かんてん)・寒空(かんくう・さむぞら・さむそら)・冬天(とうてん)>…凍てつくような寒さがべったりと張り付いた冬の空、及び天気。
◎上天(じょうてん)…四季の天を示す四天、“蒼天(そうてん)、昊天(こうてん)、旻天(びんてん・ひんてん)、上天(じょうてん)”。その中で、冬の天、すなわち冬空を指すのが「上天」。
◎雪天(せってん)<雪空(ゆきぞら)>…寒々と浮かぶ雪雲が小さくちぎれ、雪片となって今にもフワフワと落ちてきそうな冬空。
◎霜天(そうてん)<霜空(そうくう)>…地上にひんやりとした吐息を吹きかけて、一面に白い霜のシーツを広げる寒空。
◎冬曇(ふゆぐもり)…冷たい鈍色の雲が、おぶさるように重たくのしかかる、寒い冬の日の曇り空。
◎冬の空(ふゆのそら)<冬空(ふゆぞら)>…寒さでキンキンと鳴くような、冷気が漂う冬の空。
◎幽天(ゆうてん)…凍えるように縮こまる冬に浮かぶ空。または、天を九方位で示す九天<“中心の鈞天(きんてん)、東の蒼天(そうてん)、西の昊天(こうてん)、南の炎天(えんてん)、北の玄天(げんてん)、北東の変天、南東の陽天、南西の朱天、北西の幽天”>のうち、北西の天を“幽天”とも呼ぶ。
◎名残の空(なごりのそら)…名残惜しさに尻尾を掴まれながらも、向かえる旅立ちの空、別れの空。年の尻尾で、足跡を振り返りながら見上げる暮空。歩んできた一年に、思いを馳せながら見つめる大晦日の空。
◎初空(はつぞら)…新たにやって来る季節の香りを初めて感じる空。年の初めに広がる空、元日の空、正月の空。
◎初晴(はつはれ)…晴れ晴れと見通しよく開けた元旦の空。新しい年を迎えてから、初めて晴れ渡る空。
◎初御空(はつみそら)…元日に悠然と浮かぶ尊い空。新たな年に初めて広がる賛すべき晴天。

『 冬空 』なウェザーアロマ

水蒸気をぶっ飛ばしてカラカラに乾燥する冬場の太平洋側上空では、星たちが見事に美しく磨き上げられピカピカと綺麗な輝きを放ちます。そんな星のウインクに心奪われて、冬の夜空に夢中になってしまうと、あっという間に身体が冷えて風邪を引いてしまいますので、くれぐれもご注意を。
冬場の夜間において、スッキリと晴れ上がり星屑のビーズが夜空いっぱいに散らばるような風の弱い日には、特に朝晩の冷え込みが厳しくなります。太平洋側に広がる冬夜空は、プカプカと浮かぶ雲だけでなく、大地の体温までグイグイと吸い上げていくのです。これが、いわゆる“放射冷却”と呼ばれる現象です。日射のない夜間において、空に雲などの遮るものがない場合、大地の表面から放射される熱がドンドンと外部に逃げていき、気温が下がり続けるといったわけです。熟成した秋の香りに微かな冬の香りが漂い始めるようになると、太平洋側地域では天気予報にこの言葉が頻繁に登場するようになります。
今回は、見とれてしまうほどの冬の美しい星空の下、うっかり冷やしてしまった身体を芯から温めて復活させてくれる、そんなウェザーアロマなバスソルトを作成してみることにしましょう。

ヒンヤリ冷えた心身を、ジンワリ温めて活性化!“星空アロマバスソルト”

[使用材料]【全身浴で1回分】 
・天然塩 50g ・ドライハーブ<ローズマリー> 1つまみ
・精油 5滴以下 <ジュニパーベリー2滴・ブラックペッパー1滴>
※初めて使用する場合、まずは少量からお試しいただくことをオススメします。

ジュニパーベリー 
(^-^)…森の緑に吸い込まれそうな、気持ちいい森林浴の香り。血行を促進させて心身を温めてくれると同時に、体内の老廃物排出にも一役かってくれる精油。
※特に、腎臓が虚弱な方の使用は控えること。
ブラックペッパー
(^-^)…エッジを効かせたクリアでスパイシーな香り。血行を促進させてちょっぴり刺激的に温めることで代謝を促し、弱った心と身体に活力を取り戻してくれるような精油。まさに“目覚めの精油”。

[作成手順]
① 天然塩を入れたビーカーにドライハーブを加え、ガラス棒で撹拌する。
② 精油を垂らし、さらによく混ぜ合わせる。
③ 不織布などの袋に移して浴槽に浮かべ、よくかき混ぜてバスソルトが溶けたら入浴する。
※精油が直接肌に付かないように注意しながら作業すること。

[要注意!!]
ハーブティーに精油を入れるようなことは絶対にしないでください!精油の飲用は厳禁です!!
[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・適度な換気を心掛け、長時間の使用は控える。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・バスソルトはよく溶かし、かき混ぜてから入浴する。・喘息や咳などがみられる場合は行わない。
・精油は目や口に入れないこと。
・お湯で火傷をしないように注意。
・傷口へは使用しないこと。
・異常を感じた時は即使用を中止し、流水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・浴槽などへの使用について問題はないか、念のため取扱い説明書などで確認しておくこと。
・光毒性の成分が精油に含有される場合、使用後は直射日光などの紫外線に当たらないこと。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。・あらかじめパッチテストすること。
・水分補給を心がけること。・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.11.21掲載

続・お天気香るコラム

Vol.12

2014.09.12

~秋の「空」景 編~

~ 秋の「空」景 編 ~ 『秋空』ばなし

大きくなり過ぎた夏の背中が引きずる影に、少し焦げ臭い哀愁を感じるようになると、次第に秋のスマートな香りが、緩やかに通りを行きかい始めます。ギラギラと三角に尖って痛かった太陽の視線も、サラサラと丸く削ぎ落とされて柔らかくなる季節です。
ドスンと腰を下ろし、大きく高笑いしながら蒸し暑い空気を吹き出していた停滞性の高気圧、夏の太平洋高気圧。この時季になると、さすがに笑い疲れて少しずつ南の方に萎んでいきます。するとその太平洋高気圧の頭の上に、大陸方面から“高気圧玉”と“低気圧玉”がころんころんと交互に転がり込み、日本付近にやってくるようになります。秋空がスッキリと晴れやかな笑顔を振りまいていたかと思いきや、次の瞬間は、ドンヨリと沈んだ表情で涙をにじませ泣きべそをかいているというような、落ち着かない空が浮かぶようになるわけです。よく心変わりしやすいことを、「女心と秋の空」と言ったりしますが、秋空と女心は同じように、コロンコロンと転がりやすいというのです。
ちなみに、「男心と秋の空」とも言われます。実はもともと、男心と秋の空が先行して使われていたようです。現在、日本では男女平等の思想は違和感なく存在していて、“女心”と秋の空としても、違和感なく感じますが、ひと昔前までの男性に対して寛容で、女性に対して厳格であった時代の上では、やはり“男心”と秋の空だったわけです。余談ですが、同じようなシチュエーションにおいてイギリスでは、「女心と冬の風はよく変わる」といった、ことわざを使うそうです。同じようにお天気に例えられるとは、ちょっぴり面白いと思いませんか。

『秋空』ことば

◎秋曇(あきぐもり)…爽やかな笑顔を浮かべる秋の陽射しの裏側で、しっとりとうつむく秋の雲を映した曇り空。
◎秋晴(あきばれ)…清々しい風と光がサラサラと舞い踊る、高く突き抜ける秋の青空。
◎きなけつ…頬を通り過ぎるひんやりとした風に、ちょっぴりドキッとさせられる秋の朝。または、秋の空のこと。
◎金天(きんてん)…中国の五行思想において、万物を組成するといわれる5つの元素、“木・火・土・金・水”。その中の1つである「金」は、秋や西を示すということから、秋の空や西の空を意味する。
◎絳霄(こうしょう)…太陽玉が地平線の奥深くにまで転がり落ち、深い茜色で染め上げる夕暮れの空。つまり、「絳」は赤、「霄」は空を表している。
◎紅天(こうてん)…秋の夕暮れ時、響き渡る太陽の遠吠えが、深紅に染め上げる空。
◎高天(こうてん)…意識を吸い込まれるほどにまで研ぎ澄まされた、透き通った秋の青空。
◎小春空(こはるぞら)…少し肌寒さを感じるようになった秋の尻尾で、小さな春のように暖かくうららかに揺れる空。
◎時雨空(しぐれぞら)<時雨の空(しぐれのそら)>…秋と冬の隙間で小雨が気ままに舞う空。少し冷たさを感じるようになった小雨空。
◎秋陰(しゅういん)…しんみりと沈み込む秋の曇り空。
◎旻天(びんてん・ひんてん)…四季の天を示す四天、“蒼天(そうてん)、昊天(こうてん)、旻天(びんてん・ひんてん)、上天(じょうてん)”。その中で、秋の天、すなわち秋空を指すのが「旻天」。
◎秋昊(しゅうこう)<秋天(しゅうてん)・秋旻(しゅうびん)・秋空(あきぞら)>…サラッと爽やかに澄みわたった秋の空。秋旻の「旻」は空、特に秋の空のことをいう。
◎野分晴(のわきばれ)…野分が大暴れして、秋を目一杯に引っ掻き回していった後、何もなかったかのように広がる青空。「野分」とは、二百十日(9月1日頃)、二百二十日(9月11日頃)ごろに吹き荒れる暴風や台風のことをいう。
◎夕焼空(ゆうやけぞら)…こんがりと香ばしく焼き上がった、心に染みる夕暮れ時の茜空。
◎遼天(りょうてん)…ふと思いを馳せてみたくなるほどに、遥か高くまで突き抜ける青空。

『秋空』なウェザーアロマ

魅力的な美しい秋空にうっかり心を奪われてしまえば、そのコロンコロンと転がる気まぐれな仕草に振り回されて、気が付けば目が回ってしまっていることも。たまにはそんなのもいいですが(?)、やはり心身ともに疲れてしまいそう。
“鈍よりと湿っぽい”秋の日本海低気圧が主役の雨空と、“涼しく乾いた”秋の移動性高気圧が主役の晴空。そして、時に復活する“暖かく湿った”夏の太平洋高気圧が主役の蒸し暑い空と、“激しく濡らす”夏の夕立が主役の雷が鳴く空。様々なタイプの空を楽しみながら、上手に秋の日を過ごせる人はいいのですが、七変化する空になかなか対応できず、心身ともにオーバーヒートしてしまう人がいるのも現実です。自律神経、及びホルモンのバランスが崩れ、体内がきしんで悲鳴を上げると、免疫力の低下などを引き起こして、日々の生活リズムに悪影響を与えることになるのです。
秋の入口でフラフラするお天気によって、ユラユラしてしまう私たちの体調。今回は免疫力アップに期待が持てる精油と、自律神経のアンバランスさを改善してくれる精油を使用して、香りの相性も考慮しながら、心身のバランスを安定化させるウェザーアロマレシピをご紹介しましょう。

フラユラする心身の揺れを、緩やかに鎮める半身浴

[使用材料] 
・精油3滴以下(半身浴の場合) <ローズウッド1滴・ベンゾイン1滴>
※初めて使用する場合、まずは1滴からお試しいただくことをオススメします。

ローズウッド 
(^-^)…幸福感のある華やかな甘さというよりも、安心感のある静かな甘さが特徴的なローズ香が、ほのかに漂うウッディ―系の香り。ストレスをゆったりと鎮め、免疫力をアップさせて、心身の元気を取り戻してくれる精油。
ベンゾイン
(^-^)…バニラのような優しくて温かい甘さが特徴的な樹脂系の香り。コロコロ天気に翻弄されて、凝り固まってしまった神経を柔らかく解きほぐし、心と身体を安らかな世界へといざなってくれる精油。

[作成手順]
① あまり熱すぎない湯を、腰まで浸かれる程度に浴槽へ張る。
② 浴槽の湯に精油を垂らし、よくかき混ぜる。
③ 体が冷える場合は肩にタオルを羽織りながら、ゆったりと入浴する。
※精油が直接肌に付かないように注意しながら作業すること。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・適度な換気を心掛け、長時間の使用は控える。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・精油を垂らしたら、よくかき混ぜてから入浴する。
・喘息や咳などがみられる場合は行わない。
・精油は目や口に入れないこと。
・お湯で火傷をしないように注意。
・傷口へは使用しないこと。
・異常を感じた時は即使用を中止し、流水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・浴槽などへの使用について問題はないか、念のため取扱い説明書などで確認しておくこと。
・光毒性の成分が精油に含有される場合、使用後は直射日光などの紫外線に当たらないこと。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・あらかじめパッチテストすること。
・水分補給を心がけること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.09.12 掲載

続・お天気香るコラム

Vol.5

2014.06.03

~夏の「空」景 編~

~ 夏の『空』景 編 ~ 『夏空』ばなし

春の霞と優しい日差しに包まれて、柔らかくしなやかに微笑んでいた、パステルカラーがよく似合う春天。そんな彩の空を、溶かして飲み込んでいくグレートーンの天の海。北の国に“桜”の前線が運んだ桜雨が、ふわふわと上がり始める頃、南の国では“梅”の前線が運ぶ梅雨が、さわさわと降り始めます。未熟な夏がゆっくりと呼吸を始める時季です。しばらくの間は、全てを超越する眩しい真夏の勇姿に憧れながら、空を塞ぐ灰色の蓋の下で、しっとりと雨に浸り、絶対的な夏が突き抜けるその時を待つ日々。
春には移動性高気圧と温帯低気圧のカップルが、お散歩コースにしていた日本列島ですが、そろそろ飽きてきたご様子。高気圧と低気圧が交互に通過して、“春に三日の晴れ間なし”だった泣いたり笑ったりの空模様は、次第にその表情を曇らせながら、ゆっくりと季節をひとつ押し進めます。
変わって日本付近にお出掛けしてきて、しばらく滞在するのが、東西に延びる「梅雨前線」です。初めうちは日本の南でぷかぷかと浮かんでいます。徐々に北へと寝床を移しながら、一カ月半ほどのロングステイを楽しみます。一般的に梅雨前線は、北でドスンと腰を下ろす冷湿な「オホーツク海高気圧」と、南でキランと睨みをきかせる暖湿な「太平洋高気圧」がぶつかり、ケンカしてできる前線の帯です。長期間に渡って、この前線沿いに雲が広がり、雨を降らせるわけです。
やがて、そんな梅雨前線も、力をつけてきた南の太平洋高気圧にガツンと持ち上げられて、押し潰される時がやってきます。そして、太平洋高気圧が日本列島を飲み込み始めると、煌めきが騒ぎ出す熱気に満ちた夏がスタートするのです。ちなみに、太平洋高気圧は背の高い暖湿な停滞性の高気圧であるため、高気圧圏内では下降気流が発生し雲は消滅して、蒸し暑い夏晴れの天気が持続することになるわけです。

『夏空』ことば

◎ 青葉空(あおばぞら)…湧き立つ緑のエネルギーが、こんもりと泡のように溢れ出す、若葉が映える爽快な青空。
◎ 梅雨空(つゆぞら)・皐月空(さつきぞら)・五月空(さつきぞら)<梅雨曇(つゆぐもり)・皐月曇(さつきぐもり)・五月曇(さつきぐもり)・五月闇(さつきやみ)>…低くまで垂れ下がる湿雲の暗幕が、季節を覆って灰色に染め上げ、どんよりと沈む重い空。
◎ 五月晴(さつきばれ)・皐月晴(さつきばれ)・梅雨晴(つゆばれ)…のっぺりとした暗雲で塞ぎ込まれた梅雨の世界に、一筋の光をねじ込む、束の間の晴れ空。
◎ 眺の空(ながめのそら)…遠くの空を眺めて溜め息を1つ落とす「眺めの空」を、梅雨時に重たく広がる「長雨の空」とかけていった、オシャレことば。
◎ 星合の空(ほしあいのそら)<行合の空(ゆきあいのそら)>…牽牛(彦星<アルタイル>)と織女(織姫星<ベガ>)が一年に一度出会う、七夕の夜空。
◎ 漢霄(かんしょう)<漢天(かんてん)>…水面で沢山の星の子が遊ぶ天の川(漢)が、雄大に横たわり流れる夜空。
◎ 炎天(えんてん)<暑天(しょてん)・炎日(えんじつ)>…真夏の太陽が吐き出す熱にうなされた、少し焦げ臭い空。
◎ 昊天(こうてん)…春夏秋冬の天空を示す“蒼天・昊天・旻天・上天”のうちの一つで、夏空を表すことば。
◎ 天使の梯子(てんしのはしご)…夕立を落としていった鈍色雲を切り裂いて、天と地の間に架けられる光輝く一本のはしご。
◎ 沖つ雲居(おきつくもい)…大海の彼方に広がる、大雲が浮かぶ大空。「雲居」は、雲が暮らす空のこと。

『夏空』なウェザーアロマ

空から降り注ぐ日射による紫外線は、6月~8月くらいにかけてが、最も強い時期になります。
紫外線(UV)は短波の太陽光線で、“UV‐A”・“UV‐B”・“UV‐C”波に分類されます。UV‐Aは長期間蓄積されると肌に悪影響が現われる、皮膚の深層にまで潜り込む紫外線。UV‐Bは短期間で急激に作用を及ぼし、肌に火傷のような症状を与える、皮膚の表層で吸収される紫外線で、皮膚ガン原因ともいわれています。UV‐Cは、地上には到達することはありません。
紫外線は、ビタミンDの合成や、皮膚炎の改善といった有用な側面もありますが、やはり、注意すべき側面の方が大きいといえるでしょう。梅雨時期はのっぺりとした雲や霧に覆われていて、私たちは紫外線から守られているように思われがちですが、UV‐Bはやや減少するものの、実はUV‐Aに関しては、雲や霧を透過してほぼ地上まで届いてしまうといわれています。長雨の季節でも、外出時には日焼け止めや日傘、サングラスや帽子など、UVカット対策をしっかりとする必要があるわけです。
ちなみに、日焼け止めクリームなどには、“SPF”や“PA”といった表示があります。SPFはUV‐Bに対する防止効果を示した値で、数値が高いほど効果が高いことを表しています。PAはUV‐Aに対する防止効果を示した値で、+(プラス)の表記が多いほど効果は高くなります。
何ごとも予防が大切ですが、ひょっこり顔を覗かせる皐月晴れに、うっかり日焼けしてしまったら、炎症、及び痛みを緩和してくれるアロマな日焼けボディーローションを作成してみるのはいかがでしょう。※ただし、日焼けが酷い場合は、皮膚科など医師の診察を受けることが先決です。

ラバンジンでラベンサラな、サンバーンボディーケアローション

[使用材料] 
・ネロリウォーター【フローラルウォーター】 45ml
・無水エタノール 5ml
・精油 <ラバンジン3滴・ラベンサラ2滴>

ラバンジン 
(^-^)…ラベンダーの甘さに、爽やかな風を吹かせたような、少しエッジの効いたフローラルの香り。強い日差しで傷んだ肌を、殺菌作用で清浄に保ち、炎症の軽減に力を発揮してくれる精油。
ラベンサラ
(^-^)…清々しいミストを全身に浴びているかのような、涼しげで軽快なハーブの香り。油断して荒れてしまった肌の炎症を緩和して、痛みをクールダウンしてくれる精油。

[作成手順]
① 無水エタノールに精油を垂らし、ガラス棒で撹拌させる。
② ネロリのフローラルウォーターを加え、よくかき混ぜる。
③ 遮光ガラス瓶に移し、ラベル(作成日、レシピなど記入)を貼る。
※ローションは、予めよく振ってからコットンに適量を含ませ、火照った部分へ優しくパッティング。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控える。
・顔や敏感な部位、炎症が酷い部位へは使用しない。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・冷暗所で保存、使用期限は約2~3週間。
・アルコール過敏の方は使用を控えること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.06.03 掲載

続・お天気香るコラム

Vol.2

2014.04.25

~春の「空」景 編~

~ 春の『空』景 編 ~ 『春空』ばなし

重ね着していた服を思いきり脱ぎ捨てて、ミストブルーの晴れ空に浮かべる、柔らかなすっぴんの心。ミルクグレーの曇り空とペールピンクの桜の花が織りなすコントラスに、まどろむ春の日。時に、はしゃぎ過ぎた花たちを、しっとりと濡らす淡い雨の雫。夢うつつに広がる香り華やぐ季節です。
春の息遣いに揺れる頃、大陸と日本列島に架けられていた筋状の雲橋はいつしか消えて、春の温帯低気圧と移動性高気圧が手を繋ぎ、日本海を西から東に向かって、うきうきとお散歩へ出かけるようになります。つまりは、低気圧と高気圧が周期的に訪れるため、春は天気が目まぐるしく変化する季節というわけです。
一般的に、日本海を低気圧が通過する際は、天気は崩れますが、南寄りの風が吹き込むことにより気温は上がります。逆に低気圧が通過した後は、天気は回復に向かいますが、風が北寄りに変わり気温は急激に下がります。さらに、高気圧が接近すると次第に風もおさまり晴れて、昼間は気温が上昇しますが、夜間は放射冷却により気温が急激に下降します。そして、高気圧が過ぎ去れば、天気は再び下り坂となりますが、南寄りの風が入ることにより再び気温は上がるのです。実にアップダウンが激しいジェットコースターウェザーといえるでしょう。

『春空』ことば

◎ 蒼天(そうてん)…春夏秋冬の天空を示す“蒼天・昊天・旻天・上天”のうちの一つで、春空を表すことば。
◎ 円清(えんせい)…穏やかに晴れわたる春の優しい青空。“清”らかで“円”やかな表情を浮かべる青空。
◎ 養花天(ようかてん)…“花”の季節を“養”うために、“天”一面にミルクをこぼしたような、春の白曇りな空。
◎ 春陰(しゅんいん)…晴れの日が続かないナイーブな春の空で寝そべる、曇りがちなお天気。
◎ 霞の空(かすみのそら)ろ…ミストを振りかけたような春のぼんやり空。春のファインダー越しに写るピンボケ空。
◎ 鰊曇(にしんぐもり)…北海道地方で鰊が水揚げされるころに、広く覆われがちな春の曇り空。
◎ 鳥曇(とりぐもり)…ひと冬を越し、旅立ちを向かえた渡り鳥が、勢いよく飛び込む白く曇りがちな春の空。
◎ 春曇(はるぐもり)…ぽやんぽやんと眠たそうに横たわる、柔らかで緩やかな春の曇り空。
◎ 春天(しゅんてん)…思わず大きなあくびを転がしたくなるような、春がふわふわと流れる空。
◎ 春暁(しゅんぎょう)…無音轟く暗闇に、神聖な朝の光が滲み始める、まだ薄暗い春の夜明け。

『春空』なウェザーアロマ

先にも述べたように、春は優しい日射しが気持ちよく降り注ぎ、気温が上がって麗かに晴れる日もある一方で、低気圧と高気圧が次々と頻繁に通過し、さらには、時おり寒気の名残も降りてきて、日本列島に不時着することがあるため、
一年の中でも、お天気の変化が特に大きい季節になります。つまりは、気温や気圧、湿度や日照時間などのアップダウンが非常に大きくなる時季というわけです。したがって、その様々な気象要素の急変に慣れるまでは、なかなか身体が対応できず、
心身に多くの健康的不調を引き起こしがちなのです。例えば、気温の急低下による免疫力低下、低気圧の接近に伴う偏頭痛、低気圧通過後の冷たく乾いた北風がもたらす肌荒れ、曇りがちな空模様による気分の落ち込みなどを始めとした、
数々の悪影響が考えられるのです。その中でも、やはりこの時期としては、気温の急変に伴う体調不良に多くの人たちが悩まされるのではないでしょうか。ここでは、急激な気温低下を原因とした免疫力低下に伴う感染症の予防に着目したウェザーアロマレシピをご提案します。

気温のアップダウンに伴う、心身の不調をノックダウン

[使用材料] 
・ディフューザー 1機 
・精油 <レモン3滴・バジル2滴> ※滴数は各機器の取扱い説明書に準ずる。

レモン 
(^-^)…フレッシュ感が目の前で一気に炸裂する、直球シトラスの香り。低下しがちな免疫力を強化することで、感染症の抑制に力を発揮してくれる精油。優れた殺菌力で空間までも洗浄する。
バジル
(^-^)…シャープなキレ感が心地よく突き刺さる、ハーブの香り。昼夜の気温差にやられ、モヤモヤと澱んでしまった心身を、クリアにシャキッと蘇らせ、元気を注入してくれる精油。

[作成手順]
① ディフューザーをセットして、精油を垂らす。
② 空間に精油の香りを拡散させる。
③ 香りの空間に身を浸し、免疫力を持ち上げて、感染症の予防に努める。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・適度な換気を心掛け、長時間使用は控えること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.04.25 掲載


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