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お天気アロマテラピー

続・お天気香るコラム

Vol.2

2014.04.25

~春の「空」景 編~

~ 春の『空』景 編 ~ 『春空』ばなし

重ね着していた服を思いきり脱ぎ捨てて、ミストブルーの晴れ空に浮かべる、柔らかなすっぴんの心。ミルクグレーの曇り空とペールピンクの桜の花が織りなすコントラスに、まどろむ春の日。時に、はしゃぎ過ぎた花たちを、しっとりと濡らす淡い雨の雫。夢うつつに広がる香り華やぐ季節です。
春の息遣いに揺れる頃、大陸と日本列島に架けられていた筋状の雲橋はいつしか消えて、春の温帯低気圧と移動性高気圧が手を繋ぎ、日本海を西から東に向かって、うきうきとお散歩へ出かけるようになります。つまりは、低気圧と高気圧が周期的に訪れるため、春は天気が目まぐるしく変化する季節というわけです。
一般的に、日本海を低気圧が通過する際は、天気は崩れますが、南寄りの風が吹き込むことにより気温は上がります。逆に低気圧が通過した後は、天気は回復に向かいますが、風が北寄りに変わり気温は急激に下がります。さらに、高気圧が接近すると次第に風もおさまり晴れて、昼間は気温が上昇しますが、夜間は放射冷却により気温が急激に下降します。そして、高気圧が過ぎ去れば、天気は再び下り坂となりますが、南寄りの風が入ることにより再び気温は上がるのです。実にアップダウンが激しいジェットコースターウェザーといえるでしょう。

『春空』ことば

◎ 蒼天(そうてん)…春夏秋冬の天空を示す“蒼天・昊天・旻天・上天”のうちの一つで、春空を表すことば。
◎ 円清(えんせい)…穏やかに晴れわたる春の優しい青空。“清”らかで“円”やかな表情を浮かべる青空。
◎ 養花天(ようかてん)…“花”の季節を“養”うために、“天”一面にミルクをこぼしたような、春の白曇りな空。
◎ 春陰(しゅんいん)…晴れの日が続かないナイーブな春の空で寝そべる、曇りがちなお天気。
◎ 霞の空(かすみのそら)ろ…ミストを振りかけたような春のぼんやり空。春のファインダー越しに写るピンボケ空。
◎ 鰊曇(にしんぐもり)…北海道地方で鰊が水揚げされるころに、広く覆われがちな春の曇り空。
◎ 鳥曇(とりぐもり)…ひと冬を越し、旅立ちを向かえた渡り鳥が、勢いよく飛び込む白く曇りがちな春の空。
◎ 春曇(はるぐもり)…ぽやんぽやんと眠たそうに横たわる、柔らかで緩やかな春の曇り空。
◎ 春天(しゅんてん)…思わず大きなあくびを転がしたくなるような、春がふわふわと流れる空。
◎ 春暁(しゅんぎょう)…無音轟く暗闇に、神聖な朝の光が滲み始める、まだ薄暗い春の夜明け。

『春空』なウェザーアロマ

先にも述べたように、春は優しい日射しが気持ちよく降り注ぎ、気温が上がって麗かに晴れる日もある一方で、低気圧と高気圧が次々と頻繁に通過し、さらには、時おり寒気の名残も降りてきて、日本列島に不時着することがあるため、
一年の中でも、お天気の変化が特に大きい季節になります。つまりは、気温や気圧、湿度や日照時間などのアップダウンが非常に大きくなる時季というわけです。したがって、その様々な気象要素の急変に慣れるまでは、なかなか身体が対応できず、
心身に多くの健康的不調を引き起こしがちなのです。例えば、気温の急低下による免疫力低下、低気圧の接近に伴う偏頭痛、低気圧通過後の冷たく乾いた北風がもたらす肌荒れ、曇りがちな空模様による気分の落ち込みなどを始めとした、
数々の悪影響が考えられるのです。その中でも、やはりこの時期としては、気温の急変に伴う体調不良に多くの人たちが悩まされるのではないでしょうか。ここでは、急激な気温低下を原因とした免疫力低下に伴う感染症の予防に着目したウェザーアロマレシピをご提案します。

気温のアップダウンに伴う、心身の不調をノックダウン

[使用材料] 
・ディフューザー 1機 
・精油 <レモン3滴・バジル2滴> ※滴数は各機器の取扱い説明書に準ずる。

レモン 
(^-^)…フレッシュ感が目の前で一気に炸裂する、直球シトラスの香り。低下しがちな免疫力を強化することで、感染症の抑制に力を発揮してくれる精油。優れた殺菌力で空間までも洗浄する。
バジル
(^-^)…シャープなキレ感が心地よく突き刺さる、ハーブの香り。昼夜の気温差にやられ、モヤモヤと澱んでしまった心身を、クリアにシャキッと蘇らせ、元気を注入してくれる精油。

[作成手順]
① ディフューザーをセットして、精油を垂らす。
② 空間に精油の香りを拡散させる。
③ 香りの空間に身を浸し、免疫力を持ち上げて、感染症の予防に努める。

[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
・精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・適度な換気を心掛け、長時間使用は控えること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.04.25 掲載


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