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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.13

2013.06.24

~乃東枯・菖蒲華・半夏生~

『乃東枯・菖蒲華・半夏生』な季節

のんべんだらりと横たわるネズミ雲。その上には…、力を持て余しながら、イライラと貧乏ゆすりを繰り返す、ご機嫌斜めな太陽。 その下には…、しっとりとした時間と香りに、ユラユラと身を任せる、気ままな生きものたち。光に満たされる“夏至”の下に潜り込み、未だ本格的な“夏が至らない”、しっとりと麗しく香る日本の情景が、そこにはあります。
少しだけ寂しげに濡れる紫の花穂。次第に色を失いながら、紫が似合う風景をバトンタッチ。乃東、いわゆる「夏枯草<カゴソウ>」の花穂が枯れる頃、乃東枯<なつかれくさかるる>時季。
そして、繰り広げられる艶めく紫ドレスのファッションショー。個性的な網目模様が斬新な「あやめ」、清楚な白をさり気なく見せつける「かきつばた」、差し色の黄でオシャレにきめる「花菖蒲」が続々と登場。菖蒲、いわゆる「あやめ」の花が咲く頃、菖蒲華<あやめはなさく>時季。
さらに、見えてくるのは梅霖に浮かぶ緑の小舟。シュルルと伸ばすその釣り糸で、ときに大物の雨竜“半夏水”を釣り上げるので要注意!半夏、いわゆる「烏柄杓<カラスビシャク>」が生える頃、半夏生<はんげしょうず>時季。
そんな季節には、梅露のバスタブにゆっくりと浸りながら、心まで潤してみませんか?

紫雨に歪む街を、密かに覗くまぁるい小窓
次々に羽を広げて飛び回る、雨の日の蝶たち
微笑むアジサイの上には、灰天井をつつくカタツムリ

泣き虫なクモの巣で揺れられて光る、シルバーパールの涙
屋根からこぼれ落ちて弾ける、甘い雨玉のつぶやき
古いスピーカーの鼻歌に寄り添い刻む、雨垂れのリズム

目を潤ませて、グラスの中でシュワシュワと鳴く雨蛙
エメラルドの水たまりに浮かぶ、白い太陽の面影
一瞬の輝きを放ち滑り落ちる、華奢な汗の雫

「紫咲」と「銀雨」と「クリームソーダ」

『乃東枯・菖蒲華・半夏生』な季節のアロマテラピ

優美にそそり立つ梅霖。“しっとり”と優しく世界を濡らしながら、心地良く水玉を弾ませる季節ですが、お部屋の中まで“じっとり”と濡らしてしまっては一大事!特にクローゼットや靴箱などは、やんちゃな湿気たちのたまり場となりやすく、対策が必要です。晴れた日には小まめに換気を心がけることは勿論なのですが、長く寝そべってなかなか起きようとしない梅雨前線の下では、なかなか難しいところです。そんな湿気対策をちょっぴり手助けしてくれるのが、「アロマ除湿パウダー」です。湿気によるお悩み解決に、きっと力を貸してくれるはずです。

“むわむわ”エアーに、“さらさら”アシスト!!
…湿気が気になる場所へ置けば、除湿のお手伝いをしながら、爽やかなアロマが楽しめます☆

[使用材料]
重曹 50g(広さに応じて加減する)
精油 5~10滴 <ヒノキ3滴・ラバンジン3滴>

ヒノキ
(^-^)…森の緑風に吹かれながら、ハンモックでうたた寝をしているかのような、爽やか過ぎるウッディ―な香り。殺菌や防虫、消臭、デオドラント作用にも期待大で、灰色の澱んだ空気を吹き飛ばす、清々しい精油。

ラバンジン
※真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種
(^-^)…ラベンダーの甘さの中にも、サラッとしたシャープなキレ感が気持ちいいフローラルの香り。特徴である抗菌や抗真菌の作用で、湿りがちな梅雨の季節も清潔さをキープしてくれる精油。

[作成手順]
1 容器に重曹を入れ、精油を垂らす。
2 ガラス棒でよくかき混ぜたら、ラベル(作成日、レシピ)を貼った容器に移して密閉保存する。
3 使用直前に容器から取り出し、靴箱やクローゼットなどに置き、除湿。カビ予防、悪臭退治も。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
原液が肌へ付かないように、十分注意すること。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
匂い移りが気になる場合には注意が必要。
冷暗所保存、使用期限は約3か月(早めに使い切る)
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.06.24 掲載


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