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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.12

2013.06.17

~夏至~

『夏至』な季節

「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」
一年をかけて、地球が太陽の周りをゆっくりと航行していく過程で、北半球に浮かぶ日本列島の船上では、この日、太陽が最高に目をギラギラと光らせて睨みつけるため、昼間は最長となり、また逆に、夜は最短となるため、最も寝不足になる季節でもあります。太陽が一番元気な季節、まさに眩しさに溢れる“夏”が“至”るわけです。
しかし、我々が乗船する日本列島と、睨みをきかせる太陽との間には、この時季、大きなグレーの帆布が掲げられます。そのため、私たちは太陽の本当の強さを知らずに、夏の到来に気付かず、日常を過ごしてしまっているわけです。
梅露の水たまりで、微かに波立ち揺らめく夏の幻想こそが、『夏至』といったところでしょうか。とはいえ、やはり太陽は黙っていません。次第にその強さをまざまざと見せつけ、灰色を引きちぎって、本物の夏を引っ張り込むことになるのです。

生まれたてのウェディングベールをくすぐる、白いそよ風
陽気なファンファーレを乱射する、清白のトランペット
祝福のライスシャワーに濡れる、白百合の花

したらしたらと落ちる雨が奏でる、白煙の調べ
葉脈の緑流に凛々と浮かぶ、白い小舟
霞の森に座り込む、山法師の花

艶やかな緑色の髪に乗せる、白蝶のリボン
甘い囁きで引き寄せる、白いベルベットの唇
蒸し暑い夜にしっとりと香る、梔子の花

黒南風と白南風の隙間を吹き抜ける、純白の美風

『夏至』な季節のアロマテラピー

ボンヤリとした生ぬるい梅天のお池にズッポリとはまり、夏の気配になかなか気付くことができないこの季節。私たちはドロロンとした気分に、長らく浸されてしまうことになります。
時に、南の太平洋高気圧の勢力が弱く、北のオホーツク海高気圧が強い場合、冷たい雨の季節が長引く傾向があります<陰性型の梅雨>。特に、このようなタイプでは、低温と過度な日照不足により、“うつ状態”が継続、悪化しがちです。
毎日の生活に、ほどよい明かりと安らぎのアロマを上手く取り込むことで、心に明るく香る太陽を昇らせてみてはいかがでしょうか?今回は、灰色の雨雲と灰色のストレスにサンドイッチされる梅雨時の、ウェザーアロマ的メンタルケアをクローズアップしてみましょう。

梅霖ハートを優しく照らす、サンシャインフレグランス
…アロマキャンドルの明かりと香りで、心と身体を“晴々”とリフレッシュ(^_^)!

[使用材料]
ミツロウ(精製<白色>) 100g
キャンドル用糸芯 1本
キャンドル型(紙コップなど) 1個
精油20滴以下 <ラベンサラ7滴・タンジェリン8滴>

ラベンサラ
(^-^)…梅雨空を吹き飛ばす爽風のような、ハーブ系のスッキリとしたクリアな香り。澱んだ気持ちをフィルターにかけ、前向きな気持ちにクリーニングしてくれる精油。

タンジェリン
(^-^)…まさに、ミカン色の太陽をイメージさせる、サッパリとした甘さが弾けるシトラスの香り。お天道様の微笑みが、光のシャワーのように降り注ぎ、明るく元気にさせてくれる精油。

[作成手順]
1 ミツロウをビーカーに入れ、湯煎にかけ完全に溶かす。
※クレヨン(自然原料)を少量削って入れて着色すると、視覚的効果も促す。
2 割り箸で糸芯を挟み、型に固定したら、溶けたミツロウを流し込む。
3 粗熱をとり、周囲が少し白濁してきたら精油を加え、すべて固まったら型から外す。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
火気の使用、及び火傷などには十分注意すること。
原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
長時間の使用は控えること。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.06.17 掲載


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