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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.11

2013.06.10

~蟷螂生・腐草為螢・梅子黄~

『蟷螂生・腐草為螢・梅子黄』な季節

潤いにゆっくりと抱かれ始めた霞の空に、ぼんやりと浮かぶ“芒種”のスクリーン。様々な季節のドラマが繰り広げられる中で、上映される「蟷螂生・腐草為螢・梅子黄」の三本立てのショートストーリー。
始めの一本目は、目覚めたての尖がったカマキリが、若い力で心の煙を真っ直ぐに切り裂く、痛快爽快ストーリー。「蟷螂生<かまきりしょうず>」物語。
続いて二本目は、儚げな柔らかい炎の息づかいで会話する、ホタルの揺れる命のストーリー。「腐草為螢<くされたるくさほたるとなる>」物語。
そして三本目、幸せの黄色い梅の実が、ふっくらと優しく微笑みかける、ちょっぴり甘酸っぱいストーリー。「梅子黄<うめのみきばむ>」物語。
絹色のシーツがあおられながら、大きなうねりで光をしっとりと抱きしめる季節の上で、映画の始まりを知らせるブザーが、今、高らかと鳴り響きます。

緑色に艶めくカマキリの、刃先で笑う怪しげな光
水玉を切り裂く早ワザで、見せつける瑞々しい力
剥き出しの痛みと眩しさの狭間を、駆け抜ける潔い香り

黄緑色の吐息をもらすホタルの、傷つきやすい愛しの光
センチメンタルなカーテンの向こう側、おぼろげな命の炎
輪廻の渦上でささやかれる、繊細な命の鼓動の香り

黄色に心ときめく梅の実の、産毛を転がる雫の光
少しだけ緩んだ口元に、安らかな雨上がりの唇
ちょっぴりひねくれたロマンチックな幸せを、腕一杯に抱える香り

輝きと潤いの香りに揺られながら、ほどけ始める雨煙のリボン

『蟷螂生・腐草為螢・梅子黄』な季節のアロマテラピ

芒種の期間中である6月11日頃は、雑節でいう「入梅」の時季でもあります。七十二候における“梅子黄”でも知らせてくれますが、梅の実がそろそろ熟し始め、主役である黄梅雨が舞い降りてくる時季にあたります。
また、“腐草為螢”にも見られるように、高温多湿の“ジメムシ”な空の下では、雑菌が活発に繁殖するため、ものは腐りやすく、食中毒やカビなどが問題になる時季でもあります。
そんな梅露の季節には、梅雨前線とともに様々なお悩みが浮かび上がってきますが、今回は食中毒のお悩みについて見ていきましょう。食中毒の予防策には、風通しをよくすること、キッチン周りや手指を清潔に保つこと、食品の保管に気をつけることなどが大前提ではありますが、実はアロマテラピーも力を発揮してくれるのです(^_-)!

フレッシュ!スプラッシュ!!アロマのクリーンミスト

[使用材料]
精製水 45ml
無水エタノール 5ml
精油 10滴以下 <レモン5滴・パイン5滴>

レモン
(^-^)…フレッシュ感抜群のしぶきが弾け飛ぶような、キリリとしたシトラスの香り。ジメジメ時に大活躍する嫌な雑菌たちを、サッパリと拭い去ってくれる精油。

パイン ※マツ科の針葉樹
(^-^)…爽やかで瑞々しいグリーンの空気と香りに包まれて、木漏れ日の中を森林浴しているかのような香り。ドンヨリと湿気ている季節に、清涼感を爆発させて、清潔さを保ってくれる精油。

[作成手順]
1 無水エタノールに精油を垂らし、ガラス棒でかき混ぜる。
2 精製水を加え、さらによくかき混ぜる。
3 遮光ガラススプレー瓶に移し、ラベル(作成日、レシピ)を貼る。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
精油やアルコールなどによる、変質の恐れがあるテーブルなどには使用しないこと。
原液が肌へ付かないように、十分注意すること。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
冷暗所保存、使用期限は約2~3週間。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.06.10 掲載


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