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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.5

2013.04.29

~八十八夜~

『八十八夜』な季節

立春から数えてちょうど88日目、この日こそがまさに雑節のひとつである『八十八夜』。やがて立ち上がる夏を見据える時季です。
昔から「夏も近づく八十八夜♪」で茶摘みの風景が歌われているように、この時季に摘まれる柔らかなお茶の新芽は、実に爽やかで幸せな香りを届けてくれます。“八十八夜の別れ霜”とも言われ、次第に温かく過ごしやすい陽気となり、霜の降りる日が少しずつ減って、農作業に最適な時期がやってくるのです。しかし一方で、“九十九夜の泣き霜”や“百五夜の霜”という言葉もあり、冷たい高気圧によって風が弱く晴れた日には放射冷却が起こり、冷気が溜まって遅霜を発生させることもあります。
プルプルと回る畑の扇風機が、生気に満ちた眩しい輝緑を優しく撫でて、爽やかな香りをゆったりと滑らせる、そんな八十八夜な季節です。
※雑節とは…二十四節気に加え、四季の移ろいをよりわかりやすく示すために、日本の暮らしに合わせて作成された季節のターニングポイントです。

小さな青い惑星で、春の香花にかける豊穣への祈り
ミツバチが浮かれて踊る、8の字のパルスダンスに
遠い空の彼方から、降り注ぐフローラの微笑み

ピンク色の風とワカバ色の風が、ぶつかって混ざり合うところ
少しだけ丸くて、少しだけ鋭い香りの渦
ねじれた十字路にたたずむ、不器用でいびつな心

まだ恐れを知らない、八方にほとばしる最強の光速パンチ
不意に投げられる、荒削りで無防備なエネルギー
次第に滲み上がる、妙に強気な夏のあぶり絵

静かな夜に注がれた、グリーンティーと独り言

『八十八夜』な季節のアロマテラピー

八十八夜は、柔らかい緑が鮮やかに輝く新茶の季節。現在、緑茶はいわゆるグリーンティーとして、海外でも大変人気があるそうです。アロマテラピーでは、よく使用される精油のひとつに“ティートゥリー”というエッセンシャルオイルがあります。ときどき、この精油を“お茶の木”から抽出したものであると勘違いされる方がいらっしゃいますが、これはフトモモ科に属するオーストラリア原産の常緑低木から抽出される精油で、お茶の木とは全く関係はないのです。とはいえ、ご縁があってここに登場した“ティートゥリー”ですので、今回はこの精油を使用したレシピをご紹介することにしましょう(^o^)/
“八十八夜の別れ霜”に“九十九夜の泣き霜・百五夜の霜”と呼ばれるように、気温の変動もまだ大きいこの時季。実は、ティートゥリーには、そんな季節の変わり目でへこみがちな、私たちの免疫力をアップさせてくれるような働きがあるため、この時季にとても活躍してくれる精油なのです。

八十八夜に輝く、ティートゥリーの香り星

[使用材料]
洗面器 1つ
ティートゥリー精油 3滴

ティートゥリー
(^-^)…サッパリとして突き抜けるようなウッディ系の香り。抗菌、抗真菌、抗ウィルス、抗炎症などに優れた力を発揮し、免疫力を高めてくれる防衛力抜群の精油。

[作成手順]
1 洗面器に熱い湯を張り、そこに精油を垂らす。
2 蒸気とともに立ち上る精油の香りを積極的に嗅ぐ。※バスタオルを被ると湯気が逃げない。
3 香りが弱くなったら、精油ではなく熱湯を注ぎ足す。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
目は閉じて行うこと。
喘息や咳がみられる場合は行わないこと。
長時間の使用は控えること。
シミや香りが付着することがあるため、洗面器は専用のものを用意するとよい。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.04.29 掲載


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