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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.6

2013.05.06

~立夏~

『立夏』な季節

「夏の立つがゆへなり」
それは光の噴水が空高く腕を広げる季節。若葉の上をルラルラと転がり踊る太陽の欠片。時おり、その小さな手の平からこぼれ落ちて、砕け散る光のしぶきに、私たちはシュワシュワと目を細めます。やがて、散らばった光の粒たちは、キラキラに満ちた輝く絨毯となって、真っ直ぐに夏の核心へと繋がるのです。
そして、次第に高まる命の合唱。空の彼方にまで響き渡ると、エネルギーの雨を大地に注ぎます。そんな雫を浴びれば、何だか不思議と力がムワムワと湧いてくるのです。ワクワクする心が走り始めたら、輝く扉の向こう側へ、立ち上がる夏の姿を探しに出かけましょう。夏への扉を開くドアノブこそが、この『立夏』なのです。

伏し目がちに手を振る、ピンク色した花吹雪
甘酸っぱい残り香を、ほんの少しだけ手首に隠して
華やぐ惑星から眩き惑星へと発つ、澄み切った瞬発力

プリズムを覗きこむ、ためらいがちなサンシャイン
弾けて並ぶスペクトルの、鮮やかな奇跡に憧れて
虹色の布を裁ち作られる、思い出を詰め込むカバン

天地の結び目に建つ、幾筋の太陽の塔
競い合って背伸びをしながら、よじれて生まれる光の森
ポケットの中を照らされて、悪戯にくすぐられるハートマーク

次々と立ち上がる命の香りに、騒ぎ出す夏の記憶

『立夏』な季節のアロマテラピー

夏は光が炸裂する季節。これから夏至をピークに、一年で最も光が湧き出す時季です。しかし、ちょうど夏至の前後は、空がグレーのシーツで覆われて光が閉ざされる梅雨の頃。つまり、これから秋を向かえるまでの期間において、まさに今が、最も光に満たされる時季といえるのです。よって、紫外線の危険性も非常に高まるわけです。暑い夏は、まだ少し遠いために油断したり、皮膚も強い紫外線に慣れていないということもあって、お肌には特に注意が必要なシーズンになります。
実はアロマテラピーを行うにあたり、この光いわゆる紫外線に対して、注意すべきポイントが存在します。それが“光毒性”と呼ばれる性質です。いわゆる紫外線によるアレルギー反応です。アロマテラピーで使用する精油の中には、トリートメントオイルなどとして肌に塗布した状態で、日光などの強い紫外線に当たった場合、シミや皮膚の炎症などを引き起こす恐れがあるものがあります。今回は、そんな光毒性をもつ精油に注目しながら、レシピをご紹介しましょう。

光の季節のアロマテラピートリートメント

!! 光毒性を持つ精油 !!
【ベルガモット・レモン・グレープフルーツ・ライム・マンダリン・タンジェリン・ユズ・プチグレンなど】
※ただし、『FCF<フロクマリンフリー>』、『BGF<ベルガプテンフリー>』などの表示がある精油は、光毒性の原因成分を除去しているため使用可能。

[使用材料]
ベルガモットFCF精油 3滴 ・ ゼラニウム精油 2滴 ・ ホホバオイル 25ml

ベルガモットFCF
(^-^)…シトラス系のフルーティーな表情の中にも、スッキリとした爽やかさを隠し持つ香り。光毒性の原因成分である“フロクマリン”を除去しており、外出前のトリートメントなどにも適する精油。

ゼラニウム
(^-^)…ローズ似の甘さを漂わせる、光の季節にピッタリな明るく幸せを呼ぶ香り。日差しが次第に強くなるこの時季、皮脂分泌の調整や軽い日焼けによる炎症緩和にも活躍してくれる精油。

[作成手順]
1 ホホバオイルをビーカーに入れて計量する。
2 精油を加え、ガラス棒などでよくかき混ぜる。
3 ラベル(日付やレシピなどを記入)を貼ったガラス遮光瓶へ移す。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
必ずパッチテストを行うこと。敏感肌や顔に使用する場合は、半分以下の濃度で作成すること。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
冷暗所で保存、使用期限は約1 ヵ月。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.05.06 掲載


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