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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.21

2013.08.19

~処暑~

『処暑』な季節

「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすればなり」
大爆走して、ぶっ飛ばしてきた“暑”気にも、ようやく目“処”が付いて、ゆっくりとフェードアウトを始めるころ、「処暑」。
ふと見上げると、青天井の一角では、暑苦しさで散らかった夏空を、サラサラと掃いて掃除したかのような跡を残す、ホウキ雲。揺らめく夏の面影を残しつつも、絹雲の筆で滑らかに塗り替えられていく、処暑の空。ときには、そんなさり気ない秋の入り口の浮雲に、暑さで少し疲れた心を委ねてみると、何だかちょっとだけ身体が軽くなるように感じられます。
ムンムンの熱気とギラギラの光線を、高く高く積み上げて作ったすべり台から、すりぬける涼風に髪を揺らしながら、緩やかに滑り降りていく季節が始まります。

切なさにじむ砂粒のざわめきが、寄せては返す紅の“渚”
日焼けをした思い出が、産毛を揺らすさざ波にさらわれる場“所”
少しだけ焦げた胸の熱を、静かに奪ってゆく“渚所”

蒼暮天で“初”めて気づく、待宵草の月色にほどける虫の音
風向きが変わるころ、“緒”合わせを始める虫尾服の演奏者
ようやく緒に就く、涼夜に染み入る虫の音ステージ“初緒”

寝返りを打つ地平線で、寝ぼけまなこに差し込む“曙”の吐息
白み始めた新しい空に“書”いてみる、静かな願い事
かすかに覗く実りの季節に、希望を乗せる“曙書”

「処暑」の季節に見せる“諸々”の風景

『処暑』な季節のアロマテラピー

ようやくヒステリックな“暑”さも峠を越え、下り坂に差し掛かろうかといった“処“の「処暑」ですが、昼間、太陽の力こぶから放たれるギラギラパワーは、いまだ健在です。とはいえ、ふと気がつけば、お天道様の出番は確実に減っていて、お日様が眠い目をこする朝夕や、眠りについている晩には、心地良い涼風が頬をかすめるようになります。
昼間と夜間との気温差が、少しずつ大きくなり始めるこの時期。油断して、うっかり寝冷えなどしないように気をつけたいですね。夏場は暑くて寝苦しいため、シャワーだけという方も多かったかとは思いますが、これからの季節は湯船に浸かって温まり、代謝を高めて心身をリフレッシュしてから、ゆったりとした眠りについてはいかがでしょうか?
今回は寝冷えを予防し、スッキリとした気分で安眠できるようなアロマバスレシピをご提案します。

涼やかな夜へゆらりと沈む、安眠バスハニー

[使用材料] 【1回分】
ハチミツ 30ml
精油 3滴以下<ネロリ1滴・ラベンサラ2滴>

ネロリ
(^-^)…白くて柔らかい清楚なイメージで、ほのかな甘さを漂わすフローラルの香り。尖りがちな心を穏やかに鎮め、緩やかに静かな眠りへといざなってくれる精油。

ラベンサラ
(^-^)…キレのある、透き通るようなシャキッと感が癖になる、爽快なハーブ系の香り。夏バテ気味でくすみがちな心と身体を、スッキリときれいに洗濯してくれる精油。

[作成手順]
1 ハチミツを入れたビーカーに、精油を垂らしてガラス棒でよくかき混ぜる。
2 浴槽に入れて、よく撹拌させる。
3 ハチミツと精油の成分が、優しく心身を包み込んでくれる。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
原液が肌へ付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
長時間の使用は控えること。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
浴槽への精油の使用について問題はないか、念のため取扱い説明書などで確認しておくこと。
色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.08.19 掲載


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