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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.42

2014.01.14

~大寒~

『大寒』な季節

「冷ゆることの至りて甚だしきときなればなり」
時に“大”口を開けて“乾”を吐き降ろし、時に“大”声を張り上げて“寒”が高笑う、『大寒』の時。
振りかけられるアスピリンスノーで、さらに白く染め上げられるハクチョウ。落とす息さえ白く凍らせます。打ち寄せる寒波は、スズメのこめかみを容赦なくほとばしり、思わず身体を膨らませて、日だまりに浸かります。頭に白雪をかぶり凍えるジョウ“ビタキ”。あまりの寒さに「カツカツ」と火打ち石を叩いて“火(ひ)を焚(た)き”、暖色をまといます。そんな冬の鳥たちさえ震える、寒さ極まる時季。
とはいえ、そんな寒さのてっぺんからの見晴しは最高。透明感冴えわたる空気が響き渡り、真っ直ぐな空がどこまでも広がります。遠くに見えるターゲットへ照準を合わせるにはいい季節です。きりっと意識を引き締め、眼光を絞り、耳を澄まして、感覚を研ぎ澄ませ、自らの目標をしっかりと見据えてみてはいかがでしょうか。花咲く時へと向かう瑞々しい光が一筋の道標(みちしるべ)となって、はっきりと照らしてくれるはずです。

重たい冷気を噛み締める、純真な寒稽古の精神力
重たい瞼「まぶた」を静かに落とす、気高き寒仕込みの忍耐力
重く重くぶら下がる寒睫毛「まつげ」も逆立てる、“耐寒”の時

空を滑るタンチョウの瞳に広げる、朝日色の誓い
そびえ立つ氷柱の見晴台で広げる、真新しい地図
広く広く澄みわたる寒蒼昊「そうこう」が走り出す、“大観”の時

冷え切った眼「まなこ」でも、高くまで蹴り飛ばす希望の星
凍り付いた空でも、高くまではためかせる決意の旗
高く高く打ち上げる寒花火に目を閉じる、“大願”の時

大きく大きく膨らんだ寒気玉が弾け飛ぶ、『大寒』の時

『大寒』な季節のアロマテラピー

小寒から節分までの期間にあたる、一年の“内”で最も“寒”さが厳しい時季、それが「寒の内」。そのど真ん中を豪快に貫くのが、いわゆる「大寒」なのです。まさに、KING OF WINTER!!そんな究極の寒さにくじけそうになり、悲鳴をあげて弱音を吐きたくなることもしばしばです。
しかし、“大”きく膨らんで牙を剥く“寒”は、その厳しさで私たちの心身を磨き上げ、それぞれに個性的な輝きを与え、至極の味わいをまとわせてくれるものであるともいえるのです。
そんな冬の強者に勇敢に立ち向かい戦う日々に、傷みつけられて凍える身体を引きずり、音を上げそうになったなら…。一日の終わりに、かじかんだ心と身体を、ちょっぴり刺激的に解凍してみてはいかがですか?心と身体を芯から温めて、エネルギーを注入してくれるような、スパークリングなバスタイムをお届けしましょう。

スパイシーでスパークリングな、“スパスパ”アロマバス

[使用材料]
天然塩(細粒タイプ) 45g
重曹 45g
クエン酸 15g
ドライハーブ<ローズマリー> 1つまみ
精油 5滴以下<ブラックペッパー1滴・ジュニパーベリー2滴>

ブラックペッパー
(^-^)…胡椒のスパイシーな刺激だけでなく、クリアな空気感も漂わせる爽快な香り。血行を促して身体を芯から温めると同時に、心にも熱いパッションを呼び戻すような寒さをぶっ飛ばす精油。

ジュニパーベリー
(^-^)…森の中へ静かに沈んでいくような、清々しい樹木の香り。体内の循環を促進させて、寒さで縮こまってしまった心と身体をシャキッとリセットし、活気を取り戻してくれるような精油。

[作成手順]
1 ボウルに天然塩・重曹・クエン酸を入れ、スプーンなどでよく混ぜ合わせる。
2 精油を垂らし、さらによくかき混ぜる。
3 ラップやビニール袋に入れて丸く押し固め、少し置いておく。(押し固めずに使用してもよい。)
※浴槽に入れたら、よくかき混ぜて使用する。不織布などの袋に入れて使うと、後片付けが楽。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
適度な換気を心掛け、長時間の使用は控える。
精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
異常を感じた時は即使用を中止し、流水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
浴槽などへの使用について問題はないか、念のため取扱い説明書などで確認しておくこと。
色や香りの染みつき、汚れには十分注意する。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2014.01.14 掲載


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