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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.17

2013.07.22

~大暑~

『大暑』な季節

「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」
融風が“春”を緩やかに運び、その姿を凍空に“立”ち上げて、閉ざされた世界を目覚めさせた立春から数えて、早くも十二番目の節気、『大暑』。春夏秋冬の折り返し地点になります。太陽のテンションはMAXとなり、季節のエネルギーは右肩上がりの大フィーバーです。
暑そうな顔で見上げる日焼けした“ヒマワリ”と、涼やかな顔で見下ろす気象衛星“ひまわり”との間には、熱にうなされながらも、大きく広がる夏空。その青テーブルの上で存在感を見せつけるのが、汗をかきながらムクムクと垂直に立ち上がる、真っ白なビールの泡雲。やがて溢れ出すその泡は、はしゃぎ過ぎた蝉たちを濡らすと、夏の胸騒ぎを一気にクールダウンさせます。
パンク寸前の“大”きく膨らんだ“暑”気に満ちた風船に、ドキドキしながら過ごす、そんなスリルもちょっぴり気持ちいい、“大暑な季節”の到来です。

くびれたプールではしゃぐ、ご機嫌なラムネのビー玉
金魚鉢の膨らみに転がる、出目金の瞳
カラフルにはっちゃける、やんちゃな水風船

注がれるソーダ水の、喉をつつく炭酸のトゲ
かき氷が放つ、こめかみを貫く銀色の矢
デッキシューズから飛び散る、純白の眩しさ

アイスティーのグラスを叩く、リズミカルな氷音
漆黒を閉じ込めた、潤いに揺れる水ようかん
暑中見舞いを乗せる、一通の夏ハガキ

大きく育った暑さを冷ます、〇△□の優しい打ち水

『大暑』な季節のアロマテラピー

夏のエンジンは、もはや火を吹く寸前!太陽のマシンガンも派手に火を吹きます。
そんな暑さがほとばしる季節のど真ん中では、屋外屋内どこにいても、熱中症のミサイルはロックオンされてしまいます。最近では、様々な場所で注意喚起がなされるようにはなりましたが、熱中症のリスクを、各自が自らのこととして認識することが重要です。
また、逆にエアコンなどによる空間の冷やし過ぎにも注意が必要です。体温調節機能の低下や免疫力の低下を引き起こし、夏バテや夏風邪などの原因になってしまうのです。
時には、水を張ったたらいに足をくぐらせながら、うちわを片手に、首元にはアロマのヒンヤリタオルを乗せて、風鈴に耳を傾けながら、自然にも身体にも優しい涼を楽しんでみてはいかがですか?それでは、火照った心身を優しく包み込む、アロマの冷湿布をご紹介しましょう。

ファイヤーハートを覆う、ベリークールなスノーベール

[使用材料]
タオル 1枚
精油 3滴以下<ペパーミント1滴・スペアミント1滴>

ペパーミント
(^-^)…鼻っ柱をヒンヤリとした涼風が疾走する、スーパークールな香り。夏バテでぼんやりしがちな頭と身体を、溢れ出る清涼感が一瞬のうちにクールダウンし、クリアにする精油。

スペアミント
(^-^)…スッキリとしたクールな表情の中にも、ほのかな柔らかい甘さをにじませる香り。真夏の日差しに疲れた心と身体を、冷香でシャキッとリセットさせながらも、冷やし過ぎを気遣う優しさも忘れない精油。

[作成手順]
1 容器に冷たい水を張り、精油を垂らす。
2 タオルを浸したら絞る。
3 精油が直接肌に付かないように気をつけながら、首元や肩へ優しく当てる。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は使用を控えること。
原液が肌に付かないように注意して作業すること。万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。
異常を感じた時は即使用を中止し、水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
皮膚への刺激がないか確認しながら、慎重に行うこと。長時間の使用も控える。
シミや香りが付着することがあるため、容器などは専用のものを用意するとよい。汚れにも注意。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.07.22 掲載


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