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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.18

2013.07.29

~桐始結花・土潤溽暑・大雨時行~

『桐始結花・土潤溽暑・大雨時行』な季節

蒸し“暑さ”の“大”蛇に抱きつかれる「大暑」な毎日。そこに展開するのが次の3つの“候”景です。
初夏に爽やかな紫花のリボンで着飾っていた桐の木ですが、今度は小さな緑実のペンダントを首にかけてオシャレします。ティアドロップの形がとってもキュートな新作ペンダント。「桐始結花<きりはじめてはなをむすぶ>」光景です。
強い太陽の視線が、草原と大地を深く蒸し上げる夏の日。熱くて重たい草いきれの鎖が、体中に絡み付いて離れない日々が続きます。「土潤溽暑<つちうるおうてむしあつし>」風景です。
時に、そんな蒸せかえる草と土の息が、上昇気流に乗って一気に夏空を駆け登ると、水蒸気の大きな白い花を咲かせます。やがて、その花が怪しい香りを放ち始めると、あっという間に冷風が走り、稲妻は走り、大雨までをも走らせます。しかし、その後で、雲の隙間から天使が梯子をかけて地上に降りたなら、空は洗われ七色の奇跡を架けます。熱くなり過ぎたちょっぴり恥ずかしい夏の衝動を、優しく冷ましてくれるのです。「大雨時行<たいうときどきふる>」情景です。

甘酸っぱい香りが実を“結”び、赤く染まった純白の糸
凛と立つ桐箪笥が祝福する、小さな裸足の門出
ある晴れの日の旅立ち

うねる熱波に“蒸”し上げられて、湯気を吹き出す肌色の心
一直線に飛ばした視線を塞ぐ、水蒸気の白煙
ある曇りの日の迷路

青臭い隙間に“降”り注ぐ、嵐と虹のコントラスト
笑い顔と泣き顔に描かれる、凸凹の涙模様
ある雨の日の気まぐれ

暑い夏の頂から眺める、お天気のハートフルドラマ

『桐始結花・土潤溽暑・大雨時行』な季節のアロマテラピー

“暑”い太陽が、ヒリヒリの光線とムンムンの空気を振り回しながら、夏空の海原を“大”波に乗って、無邪気にはしゃぎ回っている「大暑<桐始結花・土潤溽暑・大雨時行>」の時季ですが、皆さまは、そんな蒸し暑さに打ちのめされていませんか。
熱中症はもちろんですが、うっかり日焼けにも悩まされる今日この頃です。日焼けは、紫外線による、いわゆる火傷状態といえるわけですが、精油には火傷を改善させてくれる作用を持つものもあります。実は、「アロマテラピー」の語源は、この“火傷”をめぐるエピソードにあったりします。その昔、ルネ・モーリス・ガットフォセという化学者が、実験中の火傷事故で、精油を使用して効果を体感したところから、「アロマ<芳香>・テラピー<療法>」と命名したといわれているのです。
そんな作用にも注目して、夏の太陽に傷ついた心身を、ひんやりと鎮めるアロマレシピをご紹介!

クールに癒す、スプラッシュボディーミスト

[使用材料]
ラベンダーウォーター【フローラルウォーター】 45ml
無水エタノール 5ml
精油 <ラバンジン3滴・ユーカリ2滴>

ラバンジン
(^-^)…エッジを効かせたシャープな甘さがくせになる、クールにきめたフローラルの香り。日に焼けた心と身体を、優しく包み込んで癒してくれる精油。ラベンダーの種類の中でも、特に、肌の炎症を抑え、改善する作用に優れている。

ユーカリ
(^-^)…ヒンヤリクールな清涼感が、鼻っ柱を突き抜けていく鋭い香り。太陽の病に侵されて、火照って浮ついた心と身体を、静かにクールダウンさせてくれる精油。

[作成手順]
1 無水エタノールに精油を垂らし、ガラス棒で撹拌させる。
2 ラベンダーのフローラルウォーターを加え、よくかき混ぜる。
3 遮光ガラススプレー瓶に移し、ラベル(作成日、レシピなど記入)を貼る。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
腕や首回りに軽くスプレーして使用する。顔や敏感な部分へは使用しないこと。
※ 気化熱や精油などの働きにより、心身ともに解熱、炎症緩和、鎮静。
原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
衣服などへの色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
冷暗所で保存、使用期限は約2~3週間。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.07.29 掲載


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