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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.28

2013.10.07

~寒露~

『寒露』な季節

「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすればなり」
深まる秋の朝“寒”と夜“寒”に、思わず縮こまる小さな水の粒たちが、次々と野山の草花に冷たい水の結晶を落として、煌めきの“露”を結ぶ、『寒露』。
この時季、朝晩は、静寂に染み入るひんやりとした秋の寝息に、ギュッとさせられることがあります。そんな小悪魔の不意打ちに、油断して穴の開いた胸の奥で、時おり戸惑いを覚えることはありますが、昼間になれば、秋陽に微笑むキンモクセイの、ほっこりとした温かい橙色と甘い香りが、傷つきやすい心を柔らく包み込んでくれるのです。
穏やかに流れる午後のひと時には、夕日色の水色に、落ち着いた風味と香りが魅力的な紅茶、「ダージリン<オータムナル>」で素敵なアフタヌーンティーを。そして、青白く澄んだ月夜のひと時には、キンモクセイの甘い風味と香りが優雅に揺れる白ワイン、「桂花陳酒」に氷を浮かべ、グラスを傾けてみてはいかがでしょうか。秋色に色づき始めた日々に、乾杯!!

ほろ甘く寝そべる、黄昏の世界
夕暮れに鳴くカラスの、懐かしいセピアな香り
茜の空に散りばめる、“金色”木犀の花

上品にささやく、白昼夢の世界
風波に鳴くススキの、霞がかるしなやかな香り
崇高な空にけぶる、“銀色”木犀の花

静々と磨かれる、星屑の世界
ひんやりと鳴く秋風の、透き通る真っ直ぐな香り
漆黒の空に瞬く、“銅色”木星の花

沈み込む秋の下、それぞれの胸に煌めく色のメダル

『寒露』な季節のアロマテラピー

秋霖のイタズラからようやく開放され、秋雨前線に別れを告げる頃。台風のざわめく足音も遠ざかり、平穏を取り戻す頃。この時季、日本列島は、次第に大陸からやってくる高気圧に包まれる日が多くなります。つまりは、秋晴れの青空が天高く突き抜ける日が増えてくるわけです。
その昔、第一回東京オリンピックが開幕した10月10日は、そんなお天気事情を考慮して、日程を設定したのだとか。ちなみに、2020年の開催が決定している第二回東京オリンピックは、7月下旬~8月上旬に実施予定。猛暑が叫ばれる昨今、ヒートアイランド化している東京…。この期間の開催においては、熱中症はもちろん、シビア現象<シビアウェザー>が引き起こす様々な被害も心配です。
それはさておき、ちょうど今の時季は、やはり身体を動かすのには最適な季節。まさにスポーツの秋です。爽やかに汗を流した後は、筋肉のアフターケアをお忘れなく。今回は運動後にオススメのアロマクールダウンタオルをご紹介しましょう。

スポーツの秋を、爽やかアロマでしっかりサポート

[使用材料]
タオル 1枚
精油 3滴以下<レモングラス1滴・ユーカリ1滴>

レモングラス
(^-^)…草原を一気に駆け抜ける風のような、生き生きとしたシトラスグリーンの香り。スポーツで酷使した筋肉の、炎症や痛みを緩和してくれる精油。緊張で疲労した心のリフレッシュにも。

ユーカリ
(^-^)…スーッと切り込んでくるシャープなキレ味が気持ちいいミント系の香り。運動会で大活躍した筋肉の、火照りや痛みをヒンヤリと鎮めてくれる精油。ヒートアップしたハートもクールダウン。

[作成手順]
1 容器に冷たい水を張り、精油を垂らす。
2 タオルを浸したら絞る。
3 精油が直接肌に付かないように気をつけながら、疲労した筋肉へ優しく当てる。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は使用を控えること。
精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
異常を感じた時は即使用を中止し、水でよく洗い流す。(必要であれば医師の診察を受ける。)
皮膚への刺激がないか確認しながら、慎重に行うこと。敏感部への使用、長時間使用も控える。
色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。容器などは専用のものを用意するとよい。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.10.07 掲載


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