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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.27

2013.09.30

~雷乃収声・蟄虫坏戸・水始涸~

『雷乃収声・蟄虫坏戸・水始涸』な季節

陽光が膨らませるふくよかな暖気と、闇夜が吐き出す鋭利な冷気とが描き出すコントラストで、温もりに満ちた豊潤な色彩を、段々と浮き彫りにしていく『秋分』の頃。
強大なる迫力で支配してきた入道雲はその背丈を縮め、撒き散らかしてきた、いかずちの怒鳴り声も、次第に“枯れ”つつある「雷乃収声<かみなりすなわちこえをおさむ>」時。
樹液の甘い涙も少しずつ“枯れ”ゆき、賑わいをみせた真夏のクヌギ食堂も、来年までしばらくの間お休み。集っていたクワガタたちは朽木のベッドに潜り込んで、うとうと…。ゆっくりと瞼を落としながら、眠りの世界へといざなわれる「蟄虫坏戸<むしかくれてとをふさぐ>」時。
田んぼの水を“枯らし”、喜びに満ちた稲穂を、本格的に刈り入れる時。黄金色に瞬きながら、優雅に揺れる実りを、深紅の夕陽が祝福する「水始涸<みずはじめてかるる>」時。
そんな夏の小さな名残が“枯れ”ゆく時の中、鮮やかに彩られる秋は深まりを見せるのです。

小さく縮こまる、弱気な魚が見せる奇跡
大きく膨らむ、強気なうねりをねじ上げるミラクル
高天に群れをなして飛び込む、イワシ雲

傷つきやすい、繊細な魚が見せる奇跡
静かな水面に、新しい波を呼び起こすミラクル
旻天に“さば波”をたなびかせる、サバ雲

口を尖らせる、痩せた魚が見せる奇跡
刃先でにじむ、銀色の脂を放つミラクル
旬香を乗せた白煙で曇らせる、サンマ雲

赤く染められる青空に、赤い身の青魚が跳ねる、ウロコ雲

『雷乃収声・蟄虫坏戸・水始涸』な季節のアロマテラピー

しとしと雨と、もやもや雲の帯を巻き付けた秋雨前線。日本列島付近をぷかぷかと浮き沈みしながらも、日本の南海上に少し離れると、大陸で伸び伸び育った清々しい高気圧が、ふらふらと散歩がてら、遊びにやってくるようになります。そんな清爽な高気圧が、散歩にお出掛けしてくるようなときは、私たちにとっても、いわゆる“お出掛け日和”です。秋の高気圧に包まれるような日には、さらさらとした風が静かに揺れる、爽やかな晴れの天気に恵まれることになるわけです。
穏やかに流れる秋の空気と、緩やかに流れる秋の時間に、身も心もゆだねてリフレッシュしに、秋の爽快ドライブへと、ちょっぴり出掛けてみませんか。今回は、是非ともそんな秋ドライブのおともにしていただきたい、眠気覚ましと車酔いの緩和にも期待できる、爽やかアロマをご提案します。

ふらふら出掛ける秋ドライブに、ゆらゆら香るフレグランスリボン

[使用材料]
リボン 1~2本(適度な長さのもの)
精油 1~2滴<ペパーミント1滴・ライム1滴>

ペパーミント
(^-^)…脳天にまで突き抜けるような清涼感でお馴染みの、刺激的なメントールの香り。ひんやりとすり抜ける秋風に似たクールさで、眠気や乗り物酔いの不快感をすっきりと吹き飛ばしてくれる、秋ドライブにぴったりの精油。

ライム
(^-^)…目の覚めるようなフレッシュ感の中に、グリーンの苦みをほのかに漂わせるシトラスの香り。秋晴れに広がる背の高い青空ように、爽快な気分を届けてくれる精油。また、ぼんやりした心身を、きりりと引き締めてくれる精油。

[作成手順]
1 リボンに精油を垂らす。
2 リボンを車のエアコンや送風機などに装着する。
3 香りを楽しみながらも、様々な作用に期待できる。

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・乳幼児・高齢者・敏感肌・高血圧・癲癇・腎臓疾患・アレルギー・喘息などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認しておくこと。
原液が肌へ付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
長時間の使用は控えること。適宜、換気を行うこと。
異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。装着する機器に不具合が起きないよう注意。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.09.30 掲載


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