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お天気アロマテラピー

お天気香るコラム

Vol.40

2013.12.26

~小寒~

『小寒』な季節

「冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷るなり」
“小”さな“寒”の入り口で、轟き渡る冬将軍のビッグマウス。『小寒』の頃。
キンキンと香る尖った空気につつかれる、目覚めの時。ダウンジャケットに身を包み、着ぶくれした“雪だるまスズメ”たちは、チュルリンチュルリンと鼻をすすります。
一握りの温もりを大事そうに振りかける、薄っぺらな太陽。少しだけ溶け始めた霜柱の絨毯で、紅くて丸い頬っぺたを転がし、白くて柔らかい息を弾ませながら、無邪気に子どもたちが遊びます。
霜の声が耳元でささやく、午前0時。冴えわたる星天の下、よなよな喉に絡ませる、霜消しのホットワインが、しなやかに心と身体へ染み渡ります。
猫たちはこたつで丸くなり、猿たちは大きな“猿団子”を丸め、人々は寒さに目を丸くしながら、背中を丸めて歩きます。凍てつく寒さが、一日の全てを丸め込む季節の始まりです。

背伸びして夜明けを覗き込む、霜柱の決意
管「くだ」を巻くヘビの舌を蹴り飛ばす、ウマの瞬発力
新たな年の入り口

おしゃべりな青白き寒昴が、集う秘密の場所
初日の澄み渡る眼差しが、真っ直ぐに見据える場所
新たな光の入り口

まぶたの裏側で踊る、希望に揺らめく白き炎
憧れの扉をノックする、せっかちコゲラの三角口
新たな夢の入り口

目の前には試練の入り口、“寒の入り口”

『小寒』な季節のアロマテラピー

今年も、いよいよ黄昏時を向かえました。師走の急(せ)かされる心の片隅で、小さく寂しさが鳴く今日この頃ですが、皆さまはいかが年の瀬をお過ごしでしょうか。
大晦日に放たれる107つの鐘の音は、六角花の落とす静寂が香り立つ世界でも、七つ星の落とす純真に染まる世界でも、澄み切って引き締まる空気の中を滑りゆき、遥か彼方まで響き渡って、それぞれの心に届けられます。そして、投げられる最後の鐘の音ひとつ。新たな一年への願いを胸に、まっさらで純白な年を迎えます。
今回は、そんな晴れやかな新年を迎えていただきたいという願いを込めた、お正月のイメージフレグランスをお届けします。
年賀状やメールもいいですが、時には、大事な思いをメッセージカードに乗せて、ちょっぴり香りを添えたなら、しっかりと封をして、新たな年に大切な人へプレゼントしてみるのはいかがでしょう。
本年はご愛読いただきまして、誠に有難うございました。どうぞ素敵なお正月をお迎えください。

船出の朝に望む、初日と新夢 <1月のイメージフレグランス>

[使用材料]
メッセージカード ・封筒 1枚   ムエット 3枚
精油 <ベルガモット1滴・ジュニパーベリー1滴・ローズマリー1滴>

ベルガモット
(^-^)…さっぱりとしたフレッシュな光を感じさせる、すっきりと甘すぎないシトラスの香り。初日が放つ温もりと、ちょっぴり青い若さをイメージさせる香りが、心に勇気を与えてくれる精油。

ジュニパーベリー
(^-^)…深緑の息吹が心の奥にまで染み込む、澄みわたる森の香り。新鮮で澱みない空気が漂う森林の香りで、心身をきれいに洗い、生まれ変わらせてくれる、年の始めにふさわしい精油。

ローズマリー
(^-^)…シャープでスッキリ感抜群な、スーッとしたハーブ系の香り。新たな年のスタートをシャキッと引き締め、旅立ちの真っ直ぐな決意を、クールに祝福してくれる精油。

[作成手順]
1 手に付かないよう注意しながら、ムエットに1滴ずつ精油を垂らす。
2 ムエットにしっかりと精油が染み込んだら、メッセージカードとともに封筒へ入れる。
3 メッセージカードに香りが移ったら、ムエットを取り出し封をする。(入れたまま封をしてもよい)

[使用上の注意]
基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
色や香りの染みつき、汚れには十分注意すること。
精油原液が肌に付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
異常を感じた時は即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
適度な換気を心掛けること。
アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。

2013.12.26 掲載


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